1月の3連休。いつもご一緒させていただいているトレイルランニング仲間の皆様で3月10日に初開催のトレイルランニングレース、Izu Trail Journeyのコースの試走に出かけた。1日目の13日は冬晴れの中、コース前半の桜田再生古道トレイルなど。2日目は14日は関東の大雪で吹雪の中、コース後半の伊豆山稜線歩道を少しだけ試走した。
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(Day1・13日はコース前半を試走)
早朝に出発して朝日に輝く富士山を楽しみながら伊豆へ。
スムーズに午前11時前には松崎に到着。町で早めのランチを済ませてスタート地点の松崎港をスタートしたのは正午過ぎ。昨年11月に一度試走をしている当方がコースの案内役をさせていただく。
松崎港から3キロほど舗装路の登りが続いたあと、コースは桜田再生古道へ。昨年11月に通ったときよりもコースは整理されてわかりやすくなった気がする。ただ、現時点では道標やテープなどによるマーキングなどはまだない。試走される場合は地形図やGPS、上記の当方のStravaのログ等を活用して慎重に。
レースで第一関門が置かれる宝蔵院には皆さんで1時間半ほど、スタートから8キロほどで到着。ちなみにここの制限時間は3時間。ロングレースなどの経験を積んだ皆様だが女性のメンバーからは、レースだったらもう少しペースを抑えたいという感想もあった。ペース感の参考になるかもしれない。
この先は富貴山21世紀の森のトレイルへ。よく整えられたトレイルで非常に気持ちよく走れる。
できれば八瀬峠までいきたいと思っていたが、試走時に通ったはずのルートとの記憶違いで大沢方面からの登山道との出合へ至る尾根沿いのルートを取らずに荒れ気味の巻き道を進んでしまった。1キロほど進んだところで引き返すことに。山と高原地図にある南へ向かう尾根道を進み直そうかと思ったが、この後に伊豆長岡へ移動することも考えて、今日のコース前半の試走はここで切り上げることに。2時半ごろから引き返し、宝蔵院からは舗装路で門野、船田の集落を経て松崎港に1時間強で戻った。
1日目の夜は、伊豆長岡の「いづみ荘」にて宿泊。リーズナブルなお値段で温泉と食事が楽しめる。
(Day2・14日は関東南部に10年ぶりの大雪、コース後半へ)
この日はコース後半の二本杉峠から修善寺温泉まで40キロほどの試走を予定していた。伊豆長岡から修善寺温泉・御幸橋の駐車場に移動、ここから9人乗りのワゴンタクシーで天城ゆうゆうの森入り口のバス停(大川端キャンプ場跡地)まで移動し、ここから二本杉峠を目指す予定だった。
天気予報ではこの日は終日雨で少々ハードな一日になると思っていたが、バス停にタクシーで到着してみると雨は冷たいみぞれに変わっていた。この日は東京、横浜でも積雪で首都圏の交通が混乱した一日だった。とりあえず、天気の様子をみながら難しそうなら途中で引き返すことにして午前9時頃スタート。
標高が上がるにつれて雪が強まり始める。二本杉峠から先へ進むが風が吹き抜けるところは吹雪。積雪も5センチくらい。とりあえず、修善寺駅へ向かうバスの時間から逆算して11時半くらい、猫越岳あたりまでを目標にする。
しかし、予報通り正午頃のピークに向けて雪の勢いは増すばかり。三蓋山手前の台風による崩壊の修復箇所まで来たところ、細いトレイルに雪がたまり、滑って滑落しそうになっていることを確認。予定を前倒しして10時40分頃、ここで引き返すことに。バス停にもどり、さらにそのまま舗装路で道の駅天城越えまで2キロを走って11時半ごろ本日の試走を終了。
その後はバスで修善寺駅経由で修善寺温泉に戻り、筥湯で温まったあと、雪で交通が混乱する中を帰途につく。
そんなこんなで、この二日間で試走できたパートは一部分にとどまってしまったが、2日目には思いがけず、モノトーンで美しい山の雪景色を少し楽しむこともできた。
13日は修善寺駅で試走帰りのトレイルランナーのグループを見かけたほか、松崎で試走していた時にお話しした大会副委員長の高柳さんのお話では松崎にも最近試走しているランナーをよく見かけるとのこと。Izu Trail Journeyの人気がうかがえる。
14日はおそらく二本杉峠から猫越岳を経て仁科峠に至るあたりは2-30センチの積雪があったのではないだろうか。これからの天候次第だが、この雪が残ったり、融けてもトレイルで凍結したりする可能性は高く、これから試走をする方は、マイクロスパイクなど凍結対策の装備を持つことを強くおすすめしたい(トレイルランニングをする場合には、6本歯などで足の中央部に装着するいわゆる軽アイゼンより、マイクロスパイクなど、つま先とかかとに適度な突起が付いた道具が有効です)。
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