トレイルランニングにとって夏はやはり大きなレース等が開催されるトップシーズン。夏休みを使って海外の大きな自然を楽しみたいもの。こちらの記事では、ヨーロッパのアルプス東部、ドイツ、オーストリア、スイスの6つのロングトレイルレースをご紹介します。
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まだあまり海外では知られていないレースもありますが、いずれも今後人気が高まりそうなイベントです。現時点ではいずれもエントリー可能なので、UTMBをはじめとする抽選のあるレースに外れてしまった方にとってはねらい目かも。
Zugspitz Ultratrail
- 2014年6月20日-22日
- ドイツ最高峰のツークシュピッツェ/Zugspitzeの北麓に位置するグラナウ/Grainauを拠点に開催される。最も長いレースは100km・5,420mD+で制限時間は26時間。
- エントリー料:€115(100kmのUltraTrailの場合)
- 2011年に始まったレース。有力選手の活躍で欧州でも注目度が高まっている。昨年の100kmの男子優勝はフィリップ・ロイター/Philipp Reiter(ドイツ)2位にヴァジャン・アームストロング/Vajin Armstrong(ニュージーランド)。2012年にジュリアン・ショリエ/Julien Chorier(フランス)が優勝している。
Salomon 4 Trails
- 2014年7月9-12日
- ドイツ最高峰のツークシュピッツェ/Zugspitzeの北麓をスタートし、オーストラリアのチロル州を縦断してスイスに至る4ステージで計160km・10,000mD+のステージレース。
- エントリー料:€366
- 2011年に始まった比較的新しいイベント。トレイルランナーにはアルプスといえばモンブランというイメージがあるが、こちらは同じアルプスの東側。ステージレースなので毎日休むことができ、美しいトレイルをしっかり楽しめるのは魅力的かも。ランナー同士で仲間ができやすいのもステージレースの魅力。
Eiger Ultra Trail
- 2014年7月19日-20日
- こちらはスイスアルプスのユングフラウ観光の拠点でアイガー北壁を臨むグリンデルワルト/Grindelwaldを拠点に開催される。最も長いレースは101km・6,700mD+で制限時間は28時間。
- エントリー料:€155(3月1日以降は€185)
- 昨年2013年に始まったスイスの長距離レース。日本人にも人気のスイスの観光都市、グリンデルワルトを拠点にするので、レース前後の観光は充実しそう。昨年のレースでは101kmの部でイケル・カレラ/Iker Karreraが優勝している。
Swiss Alpine marathon Davos
- 2014年7月26日
- スイスの山岳リゾート地、国際コンベンション都市として知られるダボス/Davosを拠点とするレース。79.0km・2,660mD+で制限時間は14時間。その他にも42.2kmから9.8kmなど様々なレースがある。
- エントリー料:€125(79.0kmのレースで3月末までの場合)
- 日本からはかつて鏑木毅さんや松本大さんが出場している。
Swiss Irontrail
- 2014年8月14日-16日
- スイスの山岳リゾート地、国際コンベンション都市として知られるダボス/Davosを拠点とするレース。最も長いレースは202.7km・11,520mD+で制限時間は60時間。その他にも141km、81km、41km、21kmなどのレースがある。
- エントリー料:€275(3月1日以降は€317)
- 2012年に始まったスイスの長距離レース。200kmという距離には冒険心をくすぐられる人も多いかもしれない。昨年は日本からも西田由香里さんが参加している。
Gore-Tex Transalpine-Run
- 2014年8月30日-9月6日
- ドイツ・バイエルンをスタートし、チロルへ。チロル州内を反時計回りに一周するようにしてからイタリア領内へと至る8ステージで計293km・13,730mD+のステージレース。
- 二人のランナーがチームで一緒に走るのがルール。
- エントリー料:€1,500(チームあたり)
- 2005年に始まったレース。8日間にもわたるステージレースでチロルの山々を楽しめるのは充実した経験になるに違いない。例年UTMBと同じ週末にスタートする。