[DC] 5年間でエントリーは2.3倍に・ウルトラトレイル・デュ・モンブランがエントリー者数の推移を発表 #UTMB

昨夜、来年2015年の大会のエントリーの要項を発表したウルトラトレイル・デュ・モンブラン/The North Face® Ultra-Trail du Mont-Blanc®(UTMB)のウェブサイトに、これまでの大会へのエントリー者数の推移をまとめたデータが掲載されました。

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UTMBではプレエントリーしたランナーは初めて抽選が導入された2009年に比べ、2014年は2.3倍に達し、定員に対する応募倍率でみても2009年の1.15倍から2014年は2.62倍となっています。

以下では、大会ウェブサイトに掲載された数字をご紹介します。

2003年のUTMB第一回大会にエントリーしたのは722人。もちろん全員が参加できました。

Historique des inscriptions 2003 2014 EN

UTMB大会サイトに掲載されたエントリーのこれまでのデータ。

2006年には3週間で定員締切に。この年からスタートしたCCCは定員割れ。この年は57歳のマルコ・オルモ/Marco Olmo(イタリア)が優勝しました。

2007年にはエントリー資格として「50kmのレースを2回完走または80kmのレースを一回完走、完走した年は問わない」という条件が設けられました。先着順でUTMBは10時間でソールドアウト。マルコ・オルモが前年に続いて優勝しました。日本から鏑木毅が初参戦。

2008年にはエントリー資格に対象レースを「二年以内に完走したこと」という条件が加わります。それでもUTMBはわずか9分で先着順締切。キリアン/Kilian Jornet(スペイン)が優勝し、鏑木毅が4位に。女子ではリジー・ホーカー/Lizzy Hawker(イギリス)が優勝。PTLがこの年から開催。

2009年からエントリーに抽選が導入され、エントリー資格にポイント制が導入されます。UTMBのエントリー資格は2年で4ポイント。キリアンが連覇を果たし、鏑木毅が3位、横山峰弘が6位、山本健一が10位に入った模様がNHKのテレビ番組で放映されました。女子ではクリッシー/Krissy Moehl(アメリカ)が大会記録で優勝、リジーが2位に。この年からTDSが開催。

2010年はUTMBが悪天候でスタートから数時間で中止、2011年はコース後半が大幅に変更で北米勢が揃って苦戦、2012年は悪天候でUTMBはスタート前に100kmの代替コースで開催。この間、2011年からUTMBのエントリー資格が5ポイントに引き上げられました。

2010年のやり直しUTMBはジェズ・ブラッグ/Jez Bragg(イギリス)とリジー、2011年はキリアンとリジー、2012年の代替コースはフランソワ・デンヌ/François D’Haene(フランス)とリジーが優勝。鏑木毅は2011年に7位、2012年に10位でした。

2013年は4年ぶりに天候に恵まれてオリジナルのコースでUTMBが開催されます。エントリー資格はUTMBが7ポイント、CCCが2ポイントに引き上げられます。優勝したのはフランスの若手、グザビエ・テベナール/Xavier Thevenardと総合7位という快挙のローリー・ボジオ/Rory Bosio(アメリカ)でした。

そして今年2014年はプレエントリー者数はUTMBで6020人に達し、初めて抽選が導入された2009年の2646人から2.3倍に。定員に対する応募倍率は2009年の1.15倍から2014年は2.62倍に。参加権を得たランナーに占める初参加の割合は2010年の42%から2014年は50%まで高まっています。

国別に2014年の内訳をみると、UTMBでは日本から参加権を得た人は192人(全体の7.34%)でフランス、スペイン、イタリア、イギリスに次いで5番目。CCCなど全てのイベントを含めると日本からは323人(全体の3.73%)が参加権を得てやはり国別で5番目(先般の当サイトのこちらの記事は抽選直後でエントリー手続き完了前に集計しているため若干数字が異なります)。

ここまでの経緯を経て、2015年はエントリーに必要なポイントがUTMBで8ポイント、CCC/TDSで3ポイントに引き上げられます。しかしまだまだUTMBの人気は続きそうです。

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