国際ウルトラランナーズ協会/International Association of Ultrarunners(IAU)が開催するIAU100km世界選手権が中東のカタール・ドーハで21日夜(日本時間22日早朝)に開催されました。
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二年半ぶりに開催されたロードの100kmのウルトラマラソンの世界選手権を制したのは、男女ともトレイルランニングでの活躍でも知られるマックス・キング/Max King(アメリカ)、エリー・グリーンウッド/Ellie Greenwood(イギリス、カナダ在住)でした。日本の代表選手は、女子が2位に望月千幸/Chiyuki Mochizuki(キャノンAC九州)、7位に片山志保/Shiho Katayama(旭川走友会)、9位に藤澤 舞/Mai Fujisawa(札幌市役所)と3人がトップ10に入る快挙。男子も4位に能城秀雄/Hideo Nojo(住友不動産エスフォルタ)、5位に高田由基/Yoshiki Takada(日本)が入りました。上位3人のタイムの合計で競うチーム別の結果はまだ確定していませんが、日本チームは女子でイギリスについで2位は確実、男子でアメリカに次ぐ2位をロシアと争うことになりそうです。
27回目となった今回のIAU100km世界選手権/IAU 100km World Championshipsには、39カ国をそれぞれ代表する約200人のランナーが参加し、カタールの首都・ドーハの5kmのフラットなロードの周回コースで開催されました。男子は序盤からVasily Larkin(ロシア)、能城秀雄(日本)の二人が積極的にレースをリードしますが、中盤に入ってやや失速。代わってペースを上げ始めたのが先月ハセツネに参加したマックス・キング/Max King(アメリカ)でした。マックス・キングはそのまま最後までリードを維持して優勝。2位にはウルトラマラソンの経験豊富なJonas Buud(スウェーデン)が入りました。
女子では前回のこの大会で優勝し、先月のハセツネに来日して優勝しているエイミー・スプロストン/Amy Sproston(アメリカ)がレースをリードしました。しかし、後半に入ってから徐々にペースが落ち始め、エリー・グリーンウッド/Ellie Greenwood(イギリス)にリードを奪われます。結局、エリー・グリーンウッドがそのまま優勝を飾りました。日本の望月千幸は中盤まで2位集団で粘ったのち、レースが展開し始めた後半に残るランナーを振り切って準優勝をつかみました。エイミー・スプロストンは18位でのフィニッシュとなりました。
リザルト
タイムはiRunFarの速報より(後ほど大会公式発表のタイムと差し替えます)。
男子/Men
- Max King(アメリカ) 6:27:44
- Jonas Buud(スウェーデン) 6:32:06
- Jose Antonio Requejo(スペイン) 6:37:03
- 能城秀雄/Hideo Nojo(住友不動産エスフォルタ)(日本) 6:39:57
- 高田由基/Yoshiki Takada(日本) 6:46:48
- Zach Bitter(アメリカ) 6:48:55
- Vasily Larkin(ロシア)6:50:39
- Alberico Di Cecco(イタリア) 6:51:15
- Zach Miller(アメリカ) 6:51:32
- Fritjof Fagerlund(スウェーデン) 6:55:33
女子/Women
- Ellie Greenwood(イギリス) 7:30:30
- 望月千幸/Chiyuki Mochizuki(キャノンAC九州)(日本) 7:38:29
- Jo Zakrzewski(イギリス) 7:42:03
- Jo Meek(イギリス) 7:43:38
- Irina Antropova(ロシア) 7:44:27
- 片山志保/Shiho Katayama(旭川走友会)(日本) 7:49:42
- Veronika Jurisic(クロアチア) 7:51:12
- Meghan Arbogast(アメリカ) 7:52:20
- 藤澤 舞/Mai Fujisawa(札幌市役所)(日本) 7:54:30
- Pam Smith(アメリカ) 7:59:14
大会レポート、写真集など
(追って追加します)