[DC] お知らせ・トルコトレイルランニングの旅、イズニック・ウルトラに参加します #iznikultra

トレイルランニングの情報サイトとして海外の話題にも重点を置いている当サイト。そんな当サイトに大会主催者とトルコ政府観光局からお誘いいただき、岩佐が来週末の4月17日〜19日にトルコ・イズニックで開催されるトレイルランニング・レース、イズニック・ウルトラ／Iznik Ultraの130kmのレースに参加することになりました。

当サイト・岩佐も自分自身でヨーロッパのUTMB、アメリカのウェスタン・ステイツを走り、取材活動ではヨーロッパ、アメリカ、アジアのトレイルランニングレースに参加する機会がありましたが、トルコは訪れるのも今回が初めて。

ここ数年で世界各地でトレイルランニングの人気が高まっており、ヨーロッパやアメリカ以外で開催されるレースも増え、そうしたレースは世界中のランナーに自分たちのレースを知ってもらおうと一生懸命です。トレイルランニングはそれまであまり観光客が訪れることがなかったトレイルを通じて、その土地の自然や街を知ることのできる貴重な機会。特に長距離、長時間のレースとなれば、そこでいろんな人たちと出会うきっかけになります。観光振興という面からみても貴重な機会に違いありません。

イズニック・ウルトラ／Iznik Ultra

今回当サイトが参加することになったのはイズニック・ウルトラ／Iznik Ultraというレースです。トルコで一番大きな都市であるイスタンブールから数時間のところにあるイズニック／Iznikは古い歴史を持ち、トルコや世界の歴史に名前を刻んでいる町です。ギリシャ語名がニカイアと聞けば世界史で登場するニカイア公会議を思い出す人もいるでしょう。近代では、トルコを代表する工芸であるイズニック・タイルの発祥の地としても知られています。

イズニック・ウルトラ／Iznik Ultraのウェブサイト。

このイズニックの町が面しているイズニック湖の湖畔と湖を取り巻くトレイルがこのイズニック・ウルトラの舞台です。一番長い130kmのレースはイズニック湖をちょうど一周することになります。

130kmのコースの累積獲得高度は2810mD+。標高は最低が80mくらいで最高が800m足らず。写真をみると割と林道みたいなところが多いような。

İznik Ultra 130K – 2014 from MCR Racesetter on Vimeo.

でもこれがいいんです。当方が最近感じるのは、トレイルランニングはビッグマウンテンで街から遠く離れた山奥に行くほど魅力的、テクニカルになるほどやりがいがある、という考え方にちょっと傾きすぎなのではないかということ。コースがどれだけ山深くテクニカルかにかかわらず、自然やそこで暮らす人たちの町をつないで走ることの楽しさは感じられるはず。そんなことをこのイズニック・ウルトラで確かめたいと思います。

トルコへのトレイルランニングの旅

トルコやイスタンブールは日本からも多くの観光客が訪ねている場所ですが、トレイルランナーにとってはまだあまりなじみのない場所です。でも、イスタンブールの歴史的な街並みと近代的な都市が重層的に重なる様子や、欧米やアジアとは異なるイスラムの文化の雰囲気は大いに気になる場所です。そしてトルコ料理は世界三大料理の一つといわれ、高度に発達した食文化は日本人の味覚にもあうとのこと。

そういうところなら冒険好きなトレイルランナーの皆さんならきっと気になるはず。当サイトではトルコのトレイルランニング事情も現地で取材して、紹介していきたいと思います。

トルコへのトレイルランニングの旅日記を当サイトでお送りします

今回のトルコへのトレイルランニング旅行の様子は当サイトでブログ日記風にお届けするほか、FacebookページやTwitterでも随時ご紹介していきます。

いつもの海外レース取材とは違い、日本からの一参加者として楽しみながら旅行やレースの様子をご紹介したいと思いますので、どうぞお楽しみに。

はたして130kmのイズニック・ウルトラを完走できるのか

湖の周りのわりと平坦な130kmと聞くと簡単なようにも聞こえますが、制限時間25時間ですので、油断できません。正直なところ当方の最近のトレーニングの量ではかなり厳しいかも、、とも思いますが、はたしてどうなるのでしょうか。もう行くしかありません。

イズニック・ウルトラ参加のために装備をチェック中。UTMBに準じてかなり手厚く必携装備が定められています。右上は夜間の視認性を確保するためのベスト。