[DC] 走るのを楽しむ130キロ。イズニック・ウルトラ/ Iznik Ultraが今週土曜日開催。 #トルコへトレイルラン

今週からトルコにやってきた当サイト。イスタンブールでエキゾチックな街並みと雑然としながら活気あふれる街を歩いて食べて写真をとって、と楽しんでいます。その模様は追って詳しくご紹介します。

そして当サイトの今回のトルコ旅行の目的であるイズニック・ウルトラ/Iznik Ultraの開催が近づいてきました。4つのレースのうち、当サイト・岩佐が参加する距離が最も長い130kmのレースは4月17日金曜日深夜の午前0時(日本時間18日土曜日午前6時)にスタートします。

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湖のほとりの歴史ある町、イズニックで開催

iznik ultra  logo + asicsイスタンブールから約200km離れたイズニック/Iznikは現在は人口2万人の小都市ですが、その歴史は紀元前4世紀にさかのぼります。現在はトルコの名産品として知られるイズニック・タイルの発祥の地でもあります。

このイズニックに面して広がるイズニック湖は琵琶湖の半分ほどの大きさです。このイズニック湖をぐるりと一周するのがイズニック・ウルトラ/Iznik Ultraのうち距離が最も長い130kmのコースとなります。

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昨年のイズニック・ウルトラの130kで優勝したMarcuss Scotnes。Photo by Ian Corless

湖を一周するコースレイアウト

130kmのレースは湖の東岸にあるイズニックをスタートし、城壁を抜けて反時計回りに進みます。湖の北岸を経て南岸へと回り込むまでの前半は林道や湖の周りの舗装路など、比較的平坦なコースとなっているようです。

 

Iznik 130k profile

Iznik 130kの高低図。大会ウェブサイトより。

後半に入った72km地点あたりから、コースは登りへ。10kmで標高差500mの登りとなります。一旦下って94km地点あたりから再び登り。8kmで標高差600mほどを登ります。登ってからの20kmほどはアップダウンを繰り返し、最後の 20kmで一気に下ってイズニックでフィニッシュ。

Iznik Ultra

このほかにも80kmのレースなどあわせて4つのレースが開催されます。ちなみにUTMBの資格ポイントは、130kのIznik Ultra Marathonは3ポイント、80kのOrhangazi Ultra Marathonは2ポイントが認められます。

  • Iznik Ultra Marathon 130k 18日土曜日午前0時(日本時間同日午前6時)スタート。131km/2810mD+、制限時間25時間、定員100人。
  • Orhangazi Ultra Marathon 80K 18日土曜日午前10時スタート。80km/2100mD+、制限時間14時間、定員100人。湖の東岸の町、Orhangaziをスタートし、130kのレースの後半部がコースとなります。
  • Iznik Mountain Marathon 42K 18日土曜日午後12時スタート。42km/1250mD+、制限時間8時間半、定員400人。湖の南岸の町、Narlicaをスタートし、130kのレースの終盤部がコースとなります。
  • Iznik Run 10k 19日日曜日午前10時30分スタート。10km/150mD+、制限時間2時間。イズニックの町や湖畔のコースを走ります。

今年は27ヵ国から520人が参加

2012年に87人のランナーが参加して始まったこのイズニック・ウルトラは、4回目となる今年は27ヵ国から4つのレースに520人が参加。今年はコースの方向を例年と反対にし、UTMBなどと同じようにすべてのレースがイズニックの町にフィニッシュすることとなりました。イズニックの町はこの週末は大いに賑わいそうです。

有力選手も参加

今回のイズニック・ウルトラには当サイトはランナーとして参加するため、レースのライブ速報はしませんが、大会主催者によると今年のイズニック・ウルトラには次のような有力選手も参加します。レースの進捗については大会ウェブサイトで速報が提供されます。

Iznik Ultra Marathon 130k

  • Donnie Campbell (イギリス):100kmのPRが7:14
  • Mahmut Yavuz (トルコ):Iznik Ultra 130kで優勝2回、準優勝1回。
  • Aykut Celikbas (トルコ):2013年の130kで準優勝、2014年の80kで優勝。トルコ人でスパルタスロンを完走した唯一のランナー。
  • Zoe Salt(イギリス):2013年のサハラ砂漠マラソンで女子3位。
  • Maria Nikolova (ブルガリア):2014年のPersenk Ultra優勝。
  • Ingrid Qualizza (イタリア):カラハリ・ウルトラマラソン2位。
  • Bakiye Duran (トルコ):トルコのウルトラマラソン界の女性ランナーのパイオニア。

Orhangazi Ultra Marathon 80K

  • Ben Abdelnoor (イギリス):Lakeland 50の大会記録保持者。
  • Emmanuel Gault (フランス):2011年CCC優勝、2015年Eco Traid des Paris優勝。Team Asics。
  • Benoit Girondel (フランス):2014年のTrail Des Templiers優勝。Team Asics。
  • Elena Polyakova (ロシア):Iznik Ultra 130Kで女子優勝2回。2014年Zugspitzで3位。
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Iznik Mountain Marathon 42K

  • Benoit Laval(フランス):昨年の42kで2位。
  • Duygun Yurteri(トルコ):昨年の42kで3位。

正直にいうと、当サイトもこれらのランナーのことをすべて知っているわけではありません。日本に関係あるところでは、80kに出るEmmanuel Gaultは昨年のUTMFに参加(麓でリタイア)していましたし、42kのBenoit LavalさんはRaidLightの創業者で昨年はOMM Japanレースに参加していた(当サイトのインタビュー)ほか、神流やハセツネにも参加しています。

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昨年の42kに参加して2位だったRaidLight創業者のBenoit Lavalさん。Photo by Ian Corless

当サイト・岩佐もがんばります

さて、当サイトの岩佐も130kmのレースに参加します。最近の自身のレース歴としては、2013年のウェスタン・ステイツ、2013年の斑尾50kを完走したほかは、2014年はCascade Crestで撃沈。正直にいうと、130kmという距離で全力を出し切れるほどのトレーニングはできていないですが、これまでの成功、失敗の経験を踏まえれば、25時間での完走はできるはず。いや、ここまでの経緯を考えると完走しないといろいろ困ります。UTMBやUTMFと同じような重装備を背負って長距離のレースに出るのは久しぶりですが、果たしてどうなることやら。レースの模様は当サイトのほか、他のメディアでもご覧頂く機会があるかもしれません。

Iznik Equipment

イズニック・ウルトラに向けた装備。朝晩の冷え込みが気になるところ。寒さ対策には気をつけたほうがよさそう。

 

Iznik preparation

イズニック・ウルトラ参加のために装備をチェック中。UTMBに準じてかなり手厚く必携装備が定められています。右上は夜間の視認性を確保するためのベスト。

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