日本の有力選手インタビュー・Vibram® Hong Kong 100 Ultra Trail® Race 2016

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今週末の1月23日土曜日に開催されるビブラム・ホンコン100ウルトラトレイルレース/Vibram® Hong Kong 100 Ultra Trail® Race(HK100)に日本から参加する有力アスリートの皆さんにアンケート形式のインタビューをしました。

昨年に続いてUltra Trail World Tourの開幕戦として開催されるこの大会の模様を、当サイトは現地からライブ速報でお届けします。

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では、インタビューをご覧ください(アスリートの名前の五十音順です)。

いいのわたるさん

Wataru-Iino-2015HK100

いいのわたる / Wataru Iino

Q. 今年のHong Kong 100に参加するにあたっての抱負、自身のテーマなどを聞かせてください。

A. 抱負は昨年のタイムを更新すること。昨年は前半で失速してしまい大きなタイムロスをしてしまったため今年は攣ることなくタイムを30分更新することを狙っています。

Q. 昨年もHong Kong 100に参加されています。Hong Kong 100のコースで苦しいところ、楽しいところ、何か印象に残っていることはありますか?

A. 昨年は、香港は日本とは対照的に暖かくてたくさん汗が出てしまい、30km地点と早い時点で足が攣ってしまいました。それを最後まで引っ張ってしまったのが悔やまれるところです。一方その苦しさの中でも最後のパートでは息をのむほどの夜景に元気を取り戻したことが印象が残っています。

Q. 今年のHong Kong 100には日本からもたくさんの方が参加されます。大会を楽しむためのアドバイスがあれば教えてください。

A. 前半の狭い道では渋滞がおこるため多少無理をしても先に行くことをススメます!後半のトレイルに備えてしっかり水分を補給しておくこと!(今年は昨年ほど暑くならない予報ですが)あと、ゴール地点は冷え込みます。防寒の準備を!

編集人・岩佐
トレイルランニングだけでなく、富士五湖108kで優勝(2014年)したり、海外のステージレース(Madagascar Race)で2位になったりと、様々な大会にチャレンジしている飯野さん。昨年のHK100では世界から有力選手が集まる中で7位となり注目を集めました。昨年は他にもEiger Ultra Trailで24位、レユニオンで20位でした。

大瀬和文さん

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大瀬和文 / Kazufumi Oose

Q. 今年のHong Kong 100に参加するにあたっての抱負、自身のテーマなどを聞かせてください。

A. 2016年UTWTの初戦になるので、各ランナーとも気合は入っていると思います。私はこれまでの様な走り方をせずに、しっかり自分と向き合い、自身と勝負した上でどれだけ世界の猛者の中に割り込めるか、チャレンジしたいと考えています。昨年は国外の大会を6回経験しました。その中で得た経験から気付き学んだ、私らしい走りをこの初戦を走り終えられればと考えています。

Q. 昨年もHong Kong 100に参加されています。Hong Kong 100のコースで苦しいところ、楽しいところ、何か印象に残っていることはありますか?

A. HK100のコースは低山の縦走ですが、標高を400mを越えたあたりから森林の限界になり始め、まるで日本アルプスの山々(2000〜3000m)を走っているかのような錯覚に陥る程の景色の中で走れるのが楽しいですね。日本でいうと信越五岳のような感じで走れる区間が多いです。ですからスタートからハイスピードレースになるのが辛かったですね。特に昨年は前半のオーバーペースによるものか、約1時間ぐらい倒れてしまったので、今年もそうならないか不安です。

Q. 今年のHong Kong 100には日本からもたくさんの方が参加されます。大会を楽しむためのアドバイスがあれば教えてください。

A. HK100はコース自体はひどくキツいわけではありませんが、ポイントはこの季節に日本とは異なる気温と多湿という気候条件だと考えています。情けないことに私自身は香港の過去3回のレースで全て似たような失敗でレースを終えています。参加される方は水分補給の他に電解質の補給出来るサプリメントは必携にしておいた方がよいですね。

編集人・岩佐
昨年はUTMFで6位、TNF 100 Australiaで18位、HK100で11位だった大瀬さんは2013年以来、国内外の様々なトレイルランニングレースに出場してきました。ただ数が多いせいか、疲労や当日の体調不良で大きく崩れてしまうこともありました。似たような失敗をしているという香港で雪辱を果たせるか。

奥宮俊祐さん

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奥宮俊祐 / Shunsuke Okunomiya

Q. 今年のHong Kong 100に参加するにあたっての抱負、自身のテーマなどを聞かせてください。

A. 後半勝負!レースの流れを読んで、上位入賞を目指します!!

Q. 昨年もHong Kong 100に参加されています。Hong Kong 100のコースで苦しいところ、楽しいところ、何か印象に残っていることはありますか?

A. 変化に富んでいること。ビーチランや、まるで高山にいるような景色、熱帯を思わせる森の中、猿の群れの中、最後は香港の夜景まで!!変化に富んで、飽きることのないレースです!

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Q. 今年のHong Kong 100には日本からもたくさんの方が参加されます。大会を楽しむためのアドバイスがあれば教えてください。

A. 後半からアップダウンがキツくなります。前半は抑えて後半勝負で!!また、現地の天候にも注意してください!

編集人・岩佐
奥宮さんは今年で3回連続のHK100出場で、日本の有力アスリートとして香港でも有名な存在です。2014年の7位、2015年の14位でした。プロとして独立してレースやイベントプロデュースに多忙ですが、アスリートとしてどんな走りを見せるか注目です。

常田めぐみさん

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常田めぐみ / Megumi Tokita

Q. 今回HK100に向けた目標、意気込みを聞かせてください。

A. 日本の気候と差があるので、気温や湿度に対応できるように装備に気を遣いました。前半は走り易く後半に山を越えるコースですが、信越五岳の時のように、得意としている後半追い上げる走りが出来たらいいなと思っています。新年初のレースとなるので、苦しみつつも楽しんできたいです

Q. 今回の香港以降で、今年の目標としているレース、行ってみようと思っている山を教えてください。

A. 4月の奥三河パワートレイルと7月のEiger Ultra Trail (E101) が当面の目標です、昨年も出場したアイガーについては、今年は日本で八ヶ岳で練習して準備しようと考えています。地元で開催される5月の比叡山インターナショナルトレイルランは今年もスタッフとしてお手伝いするつもりです。

編集人・岩佐
昨年の信越五岳で3位となった常田さんはウルトラマラソンの大会にも積極的に挑戦しています。1月の香港との相性はいかに。昨年はEiger Ultra Trailで14位という結果も残しています。

永田務さん

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永田務 / Tsutomu Nagata

Q. 今年のHong Kong 100に参加するにあたっての抱負、自身のテーマなどを聞かせてください。

A. 私自身、昨年のレースでは体調不良になったり、ペナルティーを受けたりとレースとして、また参加者としてしっかりと走りきることができませんでした。今年はその点をしっかり改善しゴールしたいと思います。

Q. 昨年もHong Kong 100に参加されています。Hong Kong 100のコースで苦しいところ、楽しいところ、何か印象に残っていることはありますか?

A. 印象に残っているのは、現地の学生ボランティアの方々が一生懸命に私のためにサポートしてくださったことです。

Q. 今年のHong Kong 100には日本からもたくさんの方が参加されます。大会を楽しむためのアドバイスがあれば教えてください。

A. 日本から参加される方々は日本のレースもたくさん走られている方々だと思います。日本にない風景、風景のギャップが楽しいです。去年はとんでもない数の猿の群れの中も走り、怖さもありましたが本当に楽しかったので注目だと思います。

編集人・岩佐
永田さんは昨年は中盤に体調を崩しながらも諦めない走りを見せました。昨年の雪辱を狙う気持ちがどんな結果につながるか。昨年はサロマ湖100kで6時間36分で2位というスピードの持ち主です。

野間陽子さん

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野間陽子 / Yoko Noma

Q. 今年のHong Kong 100に参加するにあたっての抱負、自身のテーマなどを聞かせてください。

A. これまで、ウルトラトレイル・ワールドツアー(UTWT)の4つの大会(UTMF、UTMB、アイガー、レユニオン)に参加しましたが、どの大会でも素晴らしい経験をしました。(同じくUTWTのシリーズ戦である)Hong Kong 100もきっとそういう経験ができるんじゃないかと思って、今回参加することにしました。香港のトレイルランニングレースに参加するのは今回が初めてなので、まずはコースからの眺めや雰囲気を楽しみたいと思っています。天気予報では雨になるかもとのことですけど、少しでも天気が持ち直してくれたらいいですね。

Q. Hong Kong 100は初めてとのことですが、コースについてどんな印象を持っていますか?

A. 参加した方から聞いた話ではトレイルの表面が固いところが多いそうなので、足に負荷がかかり過ぎないように気をつけたほうがいいのかなと思っています。最後の山頂からフィニッシュまでは夜で風が強くて寒かったと聞いています。雨だと急な上り下りでは足元が滑りやすいかもしれないですね。最初の海沿いのトレイルからの眺めやコース後半で見られる香港の夜景がきれいだそうなので楽しみにしています。

Q. 国内でも海外でもたくさんの大会に参加されていますが、初めてのレースを走るときに気をつけていることはありますか?

A. もちろんコースマップを見て必要な装備を考えたりするのですが、初めての場所を走るのはいつもワクワクします。今回も特に目標は考えていないのですが、大会からはエリート選手のゼッケン番号をいただいたのでゴールドトロフィー(16時間以内で完走すると与えられる)は目指したいですね。実は香港を訪ねるのはなんと25年ぶりです。レースだけでなく街の雰囲気も楽しみです。

編集人・岩佐
自身が様々な大会に出場するだけでなく、出場しない大会にも精力的に応援に駆けつけている野間さんですが、意外にも香港のレースを走るのは今回が初めて。これまでの経験がどのように発揮されるか。昨年2015年はEiger Ultra Trailで18位、OSJ山中温泉4位、ハセツネCUP13位などの結果を残しています。

参考

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