今週は少し遅れての掲載となります。前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weekly。先週末のリザルトや新しい大会についてのお知らせについて、情報や写真の提供を歓迎します。このDC Weeklyは通常は毎週月曜日に掲載します。
2016年の国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーもぜひご利用ください。
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(写真・Antelope Canyon 50で優勝した田坂洋範 / Hironori Tasaka。 Photo courtesy of Antelope Canyon 50)
先週末のリザルト
2月19日金曜日:UTHK
- Ultra Trail Hong Kong (UTHK) (156k, 103k, 54k):香港で開催され、156km / 4,700mD+の部は男子がRaymond Ching Yiu Cheungが27時間3分、女子はYuen Kit Shanが31時間54分でそれぞれ優勝。男女ともに地元香港の選手でした。94人がエントリー、48人が制限時間の48時間以内でフィニッシュしました。今回の大会は直前に予定していたボランティアスタッフが参加できなくなってスタッフの足りないエイドがあったほか、コースマーキングの見落としでコースをロストしたランナーが多数といったアクシデントもありました。103km / 4,300mD+では161人、54km / 2,800mD+は37人が完走しています。今回のUTHKはアジア各地のトレイルランニングのシリーズ戦、Asia Trail Masterの2016年の開幕戦として開催されています。リザルトはこちら。
最快到達者.
Posted by Radium Cheng on Sunday, February 21, 2016
2月20日土曜日:MSIG Sai Kung、Antelope Canyonなど
- MSIG Sai Kung (50k, 21k, 12k):こちらも香港で開催。西貢(サイクン)エリアの54km / 2613mD+のレースでは男子のウペンドラ・スヌワル / Upendra Sunuwar(ネパール)とピエール=アンドレ・フェリエ / Pierre-Andre Ferriere(フランス)が最後まで競り合いを続け、フィニッシュまで300mというところでラストスパートをかけたウペンドラ・スヌワルが5時間41分で優勝。続いて2位となったフェリエはわずか13秒差でした。女子はニュージーランド出身香港在住、地元香港のレースではおなじみのマリー・マクノートン / Marie McNaughtonが6時間58分で優勝。21kmのレースではスラボミール・ビンコビック / Slavomir Vinkovic(スロバキア)、ザイン・ウィリアムズ / Zein Williams(イギリス)がそれぞれ男女で優勝しています。大会のプレスリリースはこちら、SCMPの記事はこちら、リザルトはこちら。
- Antelope Canyon (50m, 55k, half marathon):アメリカ・アリゾナ州ページ近郊、砂岩が削られた回廊のようなトレイルで有名です。50マイルのレースには日本から田坂洋範 / Hironori Tasaka(HOKA OneOne)が参加し、なんと7時間32分53秒の大会新記録で優勝しました。田坂は2014年OSJおんたけ100kで優勝、2015年はIzu Trail Journeyで10位。最近では12月の房総半島横断60kでも優勝。ハネムーン中のレースで海外レース初優勝を手にすることになりました。
2月21日日曜日:おきなわマラソン、スノーシュー妙高大会
- おきなわマラソン :今回が24回目となるロードのマラソンで、トレイルランニング界のプリンス、上田瑠偉 / Ruy Uedaが2時間28分9秒で優勝しました。2014年のハセツネCUPチャンピオンで大会記録保持者、2014年の日本トレイルランナー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
- 全日本スノーシューイング・グランプリシリーズ・妙高大会:スノーシューで雪上を走るレースで、妙高大会は今年が18回目の開催。5kmと15kmのレースが開催され、15kmのレースの女子ではトレイルランニング、スカイランニングのレースでも大人をしのぐ成績で有名な中学生の渡部春雅 / Kasuga Watanabeが1:31:05で優勝。男子はこちらもトレイルランニングでも活躍する浦野裕之 / Hiroyuki Uranoが1時間22分39秒で優勝。
今週末のイベント
2月27日土曜日:三浦半島縦断トレイルラン、The Hillary
- 三浦半島縦断トレイルラン大会(44k):神奈川県の三浦海岸から港南台へと北上するコースの44km。武山、大楠山、鷹取山、横浜自然観察の森と三浦半島を南北につなぐトレイル。東京からも近い貴重なトレイルなので、末長くトレイルランニングが楽しめることを願います。今回が6回目となる大会を開催するのはNPO野外活動(自然体験)推進事業団。
- The Hillary (35km/80km):ニュージーランド・オークランド近郊のワイタケラ / Waitakereで開催。海岸沿いのポイント・トゥ・ポイントのコースの標高は最高でも350mほど。ニュージーランドのトレイルはどれも眺めが素晴らしい。スカイランニングの今年のオセアニア選手権であり、オーストラリア・ニュージーランドのナショナルシリーズ(Camelbak ANZ Skyrunner Series)の一戦となっています。