お知らせ・当サイト岩佐の寄稿記事「日本協会設立」「トレイルランナー名鑑」「香港」 トレイルランニング・マガジン 2016 (ベースボールマガジン社)

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もう一つ、雑誌のお知らせです。先週発売されたトレイルランニングの雑誌、「トレイルランニング・マガジン 2016」(ベースボールマガジン社)にも当サイト岩佐が寄稿しました。

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日本協会設立への動きを追う

TrailRunningMag2016-cover今回の巻頭記事となっているのは、昨年から今年にかけて動きのあった日本におけるトレイルランニングの競技団体の現状について。日本トレイルランナーズ協会の三浦務さん、トレランJAPAN(日本トレイルランニング協会)の宮地由文さん、日本スカイランニング協会(JSA)の松本大さんににロングインタビューしました。昨年は「ランナーズ協会」と「トレランJAPAN」の両団体がそれぞれに会議、会合を開いていましたが、今年は1月に「ランナーズ協会」が開催したイベントに「トレランJAPAN」の幹部が参加するなど、両団体が協調する動きがありました。

今回のインタビューでは「トレランJAPAN」が法人として設立する際に、「ランナーズ協会」の幹部が役員として加わるという形で両団体が協調する予定であることが明らかになりました。しかし、そうして設立される「トレランJAPAN」の理念や活動に両団体の協調がどう影響するのか、トレイルランニングのナショナルセンターを「トレランJAPAN」に譲ったとして「ランナーズ協会」がどのような役割を果たすのかはまだ分からない状況です。JSAは独自の組織作りやイベントの開催で注目されていますが、競技としては一般的なトレイルランニングと関わりは深く、トレイルランニングの競技団体の行方は無縁ではないと思われます。

トレイルランナーの安全管理・今年のHong Kong 100から学ぶ

今年も1月に開催されたHong Kong 100はUltra Trail World Tourの開幕戦として注目を集めましたが、50年に一度という大寒波に襲われ、レースは上位選手がフィニッシュ後、制限時間を待たずに中止されるという出来事がありました。中止後に大会側で進めた全参加者の安否確認の中で、日本からの参加者が最後まで安否が確認できず、コース上での捜索のためにヘリコプターが飛ぶことになりました。この出来事の顛末を詳しくご紹介しています。

さらに、トレイルランニングのレースに参加する際、特に海外の大会に参加する際には大会終了後も、常時携帯電話などで連絡が取れるようにしておくことが望ましいことがわかりました。

トレイルランナー名鑑2016

昨年の「トレイルランニング2015」で本邦初の企画として注目されたトレイルランナー名鑑を、さらに人数を増やしてアップデート、86人のトレイルランナーを紹介しています。トレイルランニング界では著名なレジェントたち、ここ数年で日本のトレイルランニングのレベルを引き上げている有力アスリート、最近増えている20代のトレイルランナー、そしてシニアといえる年代になっても楽しみながら挑戦を続けている方々。昨年UTMBで12位の土井陵さん、トレイルランニングの黎明期からレースに参加し続け、ブログでも有名なハリ天狗こと吉川直人さん、昨シーズンからUTMFやハセツネといった注目イベントで上位に入って注目される宮崎喜実乃さん、高村貴子さんについてはその素顔をご紹介しています。

他にも注目記事が多数

この他にも日本のトレイルランニングのアスリートが世界の頂点に立つ可能性を探った内坂庸夫さんの「超長距離レースで優勝する方法」。渡辺千春、鈴木博子、横山峰弘という日本のトレイルランニングのレジェンドへのインタビュー、昨年UTMFに合わせて来日したララムリの素顔を紹介する一問一答、トレイルランニングと絡めて話題にされることに多い地域活性化について現場の声を伝えるレポートはいずれもやまだひろしさんの力作。ちょっと硬派な記事の多い一冊となっています。

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