東海自然歩道(約1000km)の最速走破記録(FKT) に挑戦している石川弘樹 / Hiroki Ishikawaさんが東京・高尾を出発してから4日目になりました。この日も夕方から現地は雨となりました。この日は約58kmを走って静岡市の興津川沿いのロードまでたどり着いて午後7時すぎに一日を終えました。
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4日目となる5月10日火曜日は午前8時7分に田貫湖畔から長者ヶ岳に登りました。長者ヶ岳を越えると、再び山梨県となります。思親山(ししんさん)を過ぎて富士川へと下ります。富士川を渡ってからは長い舗装林道を経て、峠を越えると山梨県南部町から静岡市に入ります。ここから興津川沿いの舗装路を走る頃には日は落ちて暗闇となり雨脚も強まります。この日までの累計距離は約201kmになりました。
この日の行程を終えた石川さんに当サイトが電話で取材したところ、体調や足のコンディションも今のところ順調、長い距離を連日走ることにも体が慣れつつある、と話してくれました。この日も行く先々に応援の方の出迎えを受けましたが、富士川を越えたあたりからは、トレイルランニング・ファンにはおなじみ、トランスジャパンアルプスレース(TJAR)3連覇の望月将悟さんが伴走。
石川さんは「望月さんが来てくれるなんて全然知らなかったのでびっくりしました。静岡側に車をおいて、伴走するためにコースを逆走してきてくれました。」とのこと。午後5時くらいから次第に暗くなり、雨が降る林道を走りながら「望月さんとこのあたりの山のこと、トレーニングや体のケアのこと、トレイルランニングの昔話をしました」と話していました。この日は無理をせず一旦現地を離れて宿を取って休み、明日に備えます。
石川さんは東海自然歩道のルートを追うために紙の地図のほか、スマートフォンのGPSマップアプリ(ジオグラフィカ)を使ってナビゲーションをしているとのこと。今日の区間は工事中で迂回が必要な箇所があることは事前に把握していたそうですが、現地に行ってみると東海自然歩道のルートの案内表示が地図とは少し異なっていることもあるとのこと。こまめにコースを確認しながら進んでいるそうです。
以下では石川弘樹さんのFacebookページに紹介されている写真でこの日の石川さんを振り返ります。