ついに東海自然歩道(約1070km)を完走しました。石川弘樹 / Hiroki Ishikawaさんは、18日目の5月24日(火)の午後4時48分、大阪・明治の森箕面国定公園にある東海自然歩道起点の石碑に到着。東海自然歩道でサポートありの最速走破記録(Supported FKT)を樹立しました。
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石川さんは17日目の5月23日(月)朝に滋賀県の信楽高原鉄道紫香楽宮跡駅をスタートし、日没後に比叡山を超えて京都市大原に入りました。すでにお伝えしている通り、信楽で残り100マイル(160キロ)となった時点で、あとは過眠などは取らずにフィニッシュまで走ると決めていました。17日目の夜は上賀茂、鷹峯、清滝と進んで嵐山・渡月橋で朝を迎えました。18日目に入ってからも京都・大阪府境のポンポン山(678.8m、高槻市)、竜王山(510m、茨木市)を超えて、フィニッシュまで残り十数キロとなる忍頂寺スポーツ公園で最後のサポートを受けます。今日は最後に力を出し切ることにこだわりたい、と一緒に伴走してきた仲間も追いつけないような猛烈なペースで進み、午後4時48分にフィニッシュ。これまで石川さんのFKTを伴走やサポートしてきた仲間や地元のトレイルランナーの皆さんが20人以上も集まり、東海自然歩道に到着した石川さんを迎えました。最終日は紫香楽宮跡駅をスタートしてから160km、約32時間を走り続けて、今回のFKTを終えました。
今回の石川さんのチャレンジは行程の途中でクルーによるサポートを受けながら進めるサポートあり(Supported)というスタイル。スタートからフィニッシュまで時計を中断せずに計測する(何度かに分けないで走る)形で行われ、17日10時間18分という記録を作りました。現在のところ同じ形式で東海自然歩道を走ったという記録はなく、今回の石川さんのタイムがFKT(Fastest Known Time、最速走破記録)となります。
石川弘樹さんは最初の丹沢(神奈川県)のパートでかなり体力を消耗して、先々が思いやられたと振り返りながらも、最終盤の今日、特に最後の数十キロは伴走する仲間のランナーが追いつけないほどのスピードで走り、最後まで力を振り絞る走りを見せました。
当サイトではFKTを終えたばかりの石川さんとのインタビューを後ほどお送りします。
石川弘樹さんの東海自然歩道FKTを応援するためのリソース
- 石川弘樹さんのFacebookページ
- 石川弘樹さんが実際に走る予定のルート、および携帯するGPS端末で石川さんの所在地がリアルタイムでわかるGPSトラッキングのウェブサイト
- 当サイトのスタート前のインタビュー