DC Weekly | 先週末はIAU100km世界選手権、修行走、今週末はスカイランニングアジア選手権、TNF 50 Mile、熊野古道・2016年11月28日

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前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weekly。このDC Weeklyへ皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

(写真・スカイランニングアジア選手権が開催される香港・ランタオ島。Photo courtesy of Action Asia)

先週末のイベント

11月26日土曜日 – 27日日曜日:スペイン、イギリスのレース

  • Grand Trail Collserola  (76k, 46k):スペイン・バルセロナ近郊で開催のトレイルランニングレース。リザルトはこちら
  • Ultra Sierra Norte  (100k, 44k):スペイン南部、セビリャ郊外で開催。こちらの大会も上のGrand Trail Collserolaも昨年までは”Ultra Trail”という言葉を大会名にしていましたが、今年は大会名を変更しています。リザルトはこちら(掲載され次第リンクします)。
  • Wendover Woods 50m:イギリス・ロンドン郊外で開催、10マイルの周回コースを5周する50マイルのレースです。リザルトはこちら(掲載され次第リンクします)。

11月26日土曜日:MaXi-Race China、TNF 100 Singapore、Lesotho

    • MaXi-Race China (105k, 60k):中国・浙江省江山(Jiangshan)市。フランス・アヌシーで開催されているトレイルランニングレース、MaXi Raceの中国における姉妹大会として開催されました。60kmのレースではグレッグ・ヴォレ Greg Vollet(フランス)が8時間21分で優勝、2位にルドビック・ポムレ Ludovic Pommeretが8時間43分、3位に小川壮太 Sota Ogawaが8時間45分で続きました。女子は総合4位となる10時間18分でマルティナ・ヴァルマソイ Martina Vallmassoiが優勝しています。リザルトはこちら
  • The North Face 100 Singapore (100k/50k/25k/13k):アジア・パシフィックで開催するThe North Face 100のシンガポールでのイベント。リザルトはこちら(掲載され次第リンクします)。
  • Lesotho Ultra Trail (50k):周囲を南アフリカに囲まれた山の中の国、レソトで開催されるトレイルランニング・レースです。リザルトはこちら

11月27日日曜日:IAU 100km、CM50、身延山七面山修行走など

    • IAU 100K World Championships:国際ウルトラランナーズ協会(IAU)の100kmロードウルトラマラソンの世界選手権はスペインのロス・アルカサレレス Los Alcàzaresで開催されました。日本代表の山内英昭 Hideaki Yamauchi(浜松ホトニクス)が6時間18分22秒、2位に約6分の大差で優勝する快挙を成し遂げました。ロードの100kmウルトラマラソンで6時間18分というタイムは世界で史上4人目(トラックも含めると5人目、詳しくはこちらを参照)。2位のBongmusa Mthembu(南アフリカ)とは最終盤まで並走する展開でした。女子はオーストラリアのキルスティン・ブル Kirstin Bullが7時間34分25秒で優勝。日本代表女子の4選手は5位から8位までに並んでフィニッシュ。5位に7:47:38で太田美紀子 Mikiko Ota(京都炭山修行走)、6位に7:47:41で兼松藍子 Aiko Kanematsu(ランアップ)、7位に7:47:55で望月千幸 Mochizuki Chiyuki(長崎市陸協)、8位に7:48:27で藤澤舞 Mai Fujisawa(札幌エクセルAC)となり、この結果日本代表の女子は国別団体で金メダルを獲得しています。男子では8位に外池快太郎 Toike Kaitaro(ランフィールド)が6:42:30、23位に高田由基 Yoshiki Takada(愛知陸協)が6:54:54、56位に板垣辰矢 Tatsuya Itagaki(三島走友会)が7:37:41で、国別団体では南アフリカに次いで銀メダル。日本のウルトラマラソンランナーの実力の高さを示す結果でした。次回からIAU 100km世界選手権は2年おきの開催となることがアナウンスされており、次回は2018年に開催されます。リザルトはこちら

    • Asia_Trail_MasterClark-Myamit Falls Trail Ultra (50 miles (82km) / 60 km):フィリピン、ルソン島のマニラ郊外で開催される今年で8回目のトレイルランニング大会。今年のAsia Trail Masterの最終戦となります。この大会で優勝したマノリート・ディバナ Manolito Divina(フィリピン)が今年のAsia Trail Master男子年間チャンピオンの座を獲得しました。女子はタヒラ・ナジムニサー Tahira Najmunisaa(マレーシア)が年間チャンピオンに確定しています。リザルトはこちら(掲載され次第リンクします)。
  • 身延山七面山修行走(36k/13k):山梨県身延町。先週の積雪を受けて当初予定されていたコースでの大会開催が難しくなったことから、距離5.4km、累積獲得高度1000mD+弱の「直登行者コース」に変更されて開催されました。男子では上田瑠偉 Ruy Uedaが33分19秒で優勝。2位に青木勇歩 Yuho Aoki、3位は加藤淳一 Junichi Katoでした。女子は43分0秒で大石由美子 Yumiko Oishiが優勝。2位に中学生の渡部春雅 Kasuga Watabe、3位は市川暖乃香 Nonoka Ichikawaでした。リザルトはこちら
  • 石和・春日居温泉郷 富士山眺望トレイルラン&ウォーク(29km/11km):山梨県笛吹市。今年で3回目の開催です。リザルトはこちら(掲載され次第リンクします)。
これも読む
DC Weekly 2023年10月11日 LAKE BIWA 100, OSJ Koumi 100, ハセツネCUP, Transjeju by UTMB, 峨山道、Louzan、菅平

今週末のイベント

12月2日金曜日 – 4日日曜日:スカイランニングアジア選手権

  • MSIG Lantau VKMSIG Lantau 50:香港でも豊かな自然が残るランタオ島で開催。今年はスカイランニング・アジア選手権として開催され、2日金曜日にバーティカル・キロメーター、4日日曜日に27kmのスカイレース、54kmのウルトラスカイマラソンが開催され、それぞれのカテゴリーのアジア選手権チャンピオンが決まります。日本からも宮原徹、松本大、吉住友里などトップ選手が参加するほか、ヨーロッパからも有力選手が集まります。当サイトでは現地からレポートをお送りする予定です。プレビュー記事はこちら

12月3日土曜日 – 4日日曜日:TNF 50 mile、SantéLyon

  • The North Face Endurance Challenge 50 mile Championship(TNF 50 mile Championship):アメリカ・サンフランシスコ郊外のマリン・ヘッドランズで開催。12月に全米からトップレベルのトレイルランナー、ウルトラマラソンランナーが集まり、優勝者には1万ドルの賞金が贈られる50マイルのトレイルランニングレースとして注目を集めています。日本の有力アスリートの参加は今年はなさそうです。男子では今年のUTMBで注目されたザック・ミラー Zach Miller、今年出場するレースで別次元の記録を次々に叩き出しているジム・ウォルズレイ Jim Walmsley、実績豊富なセイジ・カナディ Sage Canaday、スペインのベテランで10月にはTempliers 73kで優勝したミゲル・ヘラス Miguel Herasなど。女子はスカイランニングで活躍するメーガン・キンメル Meghan Kimmel、この大会で2014年、2015年連覇のマグダレナ・ブーレ Magdalena Boulet、5月にTransvulacaniaで優勝しているイーダ・ニルソン Iida Nilsson(ノルウェー)など。iRunFarによる男子のプレビューはこちら、女子のプレビューはこちら
  • La SaintéLyon (72k, 44k, 22k, リレー):フランス。サンテティエンヌからリヨンまでのオフロードを走る72kmのPoint to Pointのコースには大きな山岳の登り下りはなく走りやすいレース。スタートが深夜12時なので、トップ選手は冬の深夜を走り続けて朝日が昇る前にフィニッシュすることになる、というのが特徴です。今回が63回目となる伝統あるイベント。

12月3日土曜日:高尾―檜原村トレイルラン

12月4日日曜日:熊野古道、上野原秋山

  • 熊野古道トレイルランニングレース(50k/30k/9k):三重県熊野市。世界遺産・熊野古道の北山道を含むトレイルで開催。4回目の開催となる今年は、来年5月にイタリアで開催される2017年のIAUトレイルランニング世界選手権の日本代表選考レースのうち、最後に開催される大会となります。優勝者をはじめ上位入賞選手には世界選手権出場のチャンスがあります。50kのレースで注目の有力選手には、大杉哲也 Tetsuya Osugi、土井陵 Takashi Doi、荒木宏太 Kota Araki、小林慶太 Keita Kobayashi(追記・小林慶太はリカバリー中のため参加を見送ります)、福井哲也 Tetsuya Fukui、寺尾修 Osamu Terao、小寺教夫 Norio Kodera、女子では丹羽薫 Kaori Niwa、三浦枝利子 Rieko Miura、中塚絵美 Emi Nakatsukaなど。【追記・須賀暁 Satoru Sugaがエントリーしています。】
  • 上野原秋山トレイルレース(20k):山梨県上野原市。秋山温泉を起点・終点に「里山のふかふか秘境トレイル」をコースとするトレイルランニングレース。
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