DC Weekly | 先週末は戸隠マウンテントレイルなど、今週末はトレイル世界選手権、菅平、スリーピークスなど・2017年6月5日

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外の大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyを今年もお届けします。このDC Weeklyへ皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

(写真・「相馬剛CUP」として開催されたモントレイル戸隠マウンテントレイル20kのスタート。Photo Koichi Iwasa, DogsorCaravan.com)

先週末のイベント

6月3日土曜日 – 5日月曜日:オックスファムトレイルウォーカー東北

  • オックスファム・トレイルウォーカー東北 (100k, 50k): 4人一組で長距離のトレイルを走破するというイベントですが、コースとなる安達太良山が悪天候に見舞われるという予報により、3日土曜日にスタートする予定だった100km、50kmのイベントは中止に。翌日4日日曜日に安達太良山を除く100kmのコース後半部にあたる50kmのコースで代わりとなるイベントが開催されました。

6月3日土曜日 – 4日日曜日:、Grand Raid 6666など

  • Ultra SkyMarathon® Madeira (55k):北大西洋のマデイラ島(ポルトガル)で開催。スカイランナー・ワールドシリーズのSky Ultraカテゴリーのシリーズ戦となっていた55km 4000mD+のレースはイギリスのジョナサン・アルボン Jonathan Albonが5時間45分で優勝。コースレコードを15分短縮する大記録です。昨年、のシリーズ戦にデビューする前は障害物レースなどでの記録しかなかったアスリートですが、現在ではスカイランニングのトップ選手として注目の存在です。10分差の2位にオーレリアン・デュナン・パラス Aurélien Dunand-Pallaz(フランス)、3位にはドミトリ・ミチャエフ Dmitry Mityaev(ロシア)でした。女子は昨年は2位だったアメリカのヒラリー・アレン Hillary Allenが7時間6分で優勝しています。2位はエカテリーナ・ミチャエワ Ekaterina Mityaeva(ロシア)が7時間34分。3位はエリザベト・ベルトラン Elisabet Bertran(スペイン)。アンナ・フロスト Anna Frostは前週のゼガマに続く連戦で、前半は2番手を走りましたがリタイアしています。リザルトはこちら
  • Grand Raid 6666 (118k / 45k /12k):南フランスの118km 6900mD+などのコースで開催。フランスの大会で構成されるシリーズ戦、Ultra Mountain National Tourの一つとなっています。今回は悪天候が予想され危険を回避するためにコースが一部変更となり、少し距離が短くなった模様です。リザルトはこちら
  • Kettle Moraine 100:アメリカ・ウィスコンシン州で開催の100マイルトレイルランニングレース。リザルトはこちら

6月3日土曜日:戸隠マウンテントレイルなど

  • モントレイル 戸隠マウンテントレイル(20k, 12k):長野市戸隠で開催。今回は20km、10km、キッズ2kmのそれぞれで「相馬剛CUP」が開催され、2014年7月にマッターホルン登山中に遭難した相馬剛さんと親交のあるアスリートが多数集まりました。男子では先週、ゼガママラソンで8位となって帰国したばかりの上田瑠偉 Ruy Uedaが1時間37分で大会記録を更新して優勝。6分差の2位に三浦裕一 Yuichi Miura。3位からは小川壮太、松本大、、望月将悟、、と日本のトレイルランニング界を盛り上げる面々が続きました。女子は狩野幸子 Sachiko Kanoが2時間16分で優勝、2位は松山なつみ、3位にでした。リザルトはこちら
  • Cayuga Trails 50:アメリカ・ニューヨーク州イサカで開催。今回もUTATFのトレイル50マイル全米選手権とでした。リザルトはこちら
  • Cranmore Mountain Race :アメリカ・ニューハンプシャー州。5kmの周回コースで開催され、2周10kmのレースがUTATFのマウンテンランニング全米選手権でした。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
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6月4日日曜日:七時雨山、奥武蔵、富士忍野、信州峰の原など

  • CALDERA TRAIL(33k, 10k):岩手県七時雨山で開催の七時雨(ななしぐれ)マウンテントレイルフェスの中で開催されます。33kは高橋伸也 Shinya Takahashiが3時間5分、畠山望美 Nozomi Hatakeyamaが3時間49分で男女それぞれで優勝しました。リザルトはこちら
  • 奥武蔵ウルトラマラソン(78km):埼玉県毛呂山町。今回で24回目となる78km 2127mD+のウルトラマラソン。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • 富士忍野高原トレイルレース(36k/25k/14k):山梨県忍野村。富士山麓の杓子山、立ノ塚峠、二十曲峠などを通るコースで開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • 信州峰の原トレイルランニングコースサマー大会(36k/25k/13k)長野県・峰の原高原に設けられたトレイルランニング・コースで開催。36kmは女子は高野初美が4時間41分、男子は前日の戸隠マウンテントレイルでの2位に続いて三浦裕一が3時間8分で優勝しています。リザルトはこちら
  • T2T Tower Climb:アメリカ・ニューヨークのワンワールド・トレードセンタービルで開催されるビルを一気に駆け上るバーティカル・ランのイベント。Vertical World Circuitのシリーズ戦でした。女子はVWC年間チャンピオンを5回獲得しているスージー・ウォルシャム Suzy Walsham(オーストラリア)が13分44秒で優勝、自身の大会記録を更新し、男女総合で4位という好タイム。男子はVWC年間チャンピオン経験者のトーマス・ドルド Thomas Dold(ドイツ)とダレン・ウィルソン Darren Wilson(オーストラリア)がタイで優勝となりました。VWCの次のイベントは7月9日にフィリピン・マニラで開催されるKerry Sports Manila Vertical Runとなります。

今週末のイベント

6月9日金曜日 – 11日日曜日:Scenic Trail

6月9日金曜日 – 10日土曜日:San Diego 100

  • San Diego 100:アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ郊外で開催される今年で16回目の100マイル・トレイルランニングレース。

6月10日土曜日 – 11日日曜日:菅平

  • Skyrunner-Japan-Series-logo-768x744菅平スカイライントレイルランレース(スカイスピード、42k/21k/ほか):長野県菅平高原。10回目となる今年は10日土曜日に「サナダ・バーティカル」が初めて開催されます。スキー場の表太郎ゲレンデの標高差100mを一気に登るという競技で、予選から始まり、上位の選手が準々決勝(男子のみ)、準決勝、決勝と勝ち進む形式で行われます。こちらはスカイランニング日本選手権の新カテゴリー、「スカイスピード」のレースとなっており、有力選手では渡辺良治 Ryoji Watanabe藤飛翔 Tsubasa Fujiがエントリーしています。翌日の11日日曜日は例年通り42km, 21km, 5kmのレースが行われ、42kmのレースはスカイランナー・ジャパンシリーズの第2戦(Sky Classic)となっています。こちらには昨年のジャパンシリーズで男女それぞれのチャンピオンとなった牛田美樹 Miki Ushida、星野由香理 Yukari Hoshinoがエントリー。この他、男子では三浦裕一 Yuichi Miura、秋元佑介 Yusuke Akimoto、小山真一 Shinichi Koyama、工藤祐輔 Yusuke Kudo、女子では髙村貴子 Takako Takamura、折戸小百合 Sayuri Orido、岩楯志帆 Shiho Iwadate、早川由香里 Yukari Hayakawaがエントリーしています。
  • South Dawns Way 100m:イギリス、イングランド南部のサウス・ダウンズ・ウェイトレイルで行われるポイント・トゥ・ポイントの100マイルで累積獲得高度は4000mというコースです。
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6月10日土曜日:トレイル世界選手権

  • IAUトレイル世界選手権・バディーア・プラタリア(49k)・Trail Sacred Forest (80k, 49k, 25k, 14k):イタリアのトスカーナ州とエミリア=ロマーニャ州にまたがるカゼンティーノ森林国立公園で開催。今年のトレイル世界選手権となっているこの大会には、日本代表の川崎雄哉 Yuya Kawasaki、近藤敬仁 Yoshihito Kondo、荒木宏太 、福地(斎藤)綾乃 Ayano Fukuchi, née Saitoの4人も出場します。当サイトでは現地からレポートをお届けする予定。10日土曜日午前8時(日本時間同日午後3時)にスタートです。プレビュー記事はこちらをご覧ください。
  • Mt Difficulty Ascent (42k / 21k):ニュージーランド・クロムウェルで開催。オーストラリア・ニュージーランドのスカイランニング・ナショナルシリーズの大会です。

6月11日日曜日:スリーピークス八ヶ岳、八重山、武甲山、飛騨高山

  • スリーピークス八ヶ岳トレイル(38k/23k):山梨県北杜市。三分一湧水館を拠点に八ヶ岳中腹の編笠山、三ツ頭、八ヶ岳横断歩道などを通るコースで開催される人気の大会です。
  • 八重山トレイルレース(37kなど):山梨県上野原市。八重山から日原峠などハセツネCUPでもおなじみの山々を経由するコースで開催されます。NES第3戦となります。
  • 秩父の名山・武甲山トレイルラン(27km):埼玉県秩父市。秩父市の羊山公園をスタートして武甲山へ。終盤の役8キロはロードで羊山公園へと戻ってフィニッシュ。「新緑の奥武蔵トレイルランシリーズ」の3rdステージとなっています。
  • 飛騨高山ウルトラマラソン(100km、71km):岐阜県高山市。ロード100kmのウルトラマラソンですが、累積高度は3839mD±(獲得高度はその半分)とかなりアップダウンのあるコース。ウルトラマラソン世界遺産シリーズの大会です。
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