DC Weekly | 先週末は飛騨高山ウルトラ、菅平、スリーピークス八ヶ岳、今週はmozart 100、Livigno、Broken Arrow、Echigo、日光100km・2018年6月12日

海外では比較的穏やかだった先週末でしたが、国内では当サイトが現地からライブ速報をお送りした飛騨高山ウルトラマラソンが開催されました。さらに、スカイライントレイル菅平、スリーピークス八ヶ岳、Fairy Trailびわ湖高島など注目の大会が開催されました。今週末の当サイトは、Ultra-Trail World Tourのレースで、オーストリア・ザルツブルクで開催されるmozart 100®へ。今回はライブ速報ではなく、岩佐がレースに参加する予定です。当サイトのライブ速報はありませんが、大会前後の会場の様子をお伝えするほか、レースレポートもお送りしますのでお楽しみに。

(写真・飛騨高山ウルトラマラソンで高山本線の列車と並走する澤原雄一。Photo by Koichi Iwasa, DogsorCaravan)

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先週末のイベント

6月8日金曜日 – 6月10日日曜日: Scenic Trail

  • Scenic Trail (113k, 54k, 27k, 11k, VK): スイス南部のイタリア語圏であるティチーノ県で開催された大会で、今年のトレイルランニング・スイス選手権でした。リザルトはこちら

6月8日金曜日 – 9日土曜日: San Diego

  • San Diego 100: アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ郊外で開催される今年で17回目の100マイル・トレイルランニングレース。リザルトはこちら

6月9日土曜日 – 10日日曜日: 6666, South Dawns Way

  • Grand Raid 6666 (114k / 45k /12k): 南フランスの118km 6900mD+などのコースで開催。リザルトはこちら
  • South Dawns Way 100m: イギリス、イングランド南部のサウス・ダウンズ・ウェイトレイルで行われるポイント・トゥ・ポイントの100マイルで累積獲得高度は4000mというコースです。リザルトはこちら

6月9日土曜日:真田バーティカル100

  • 真田バーティカル100 (300 meters):長野県菅平高原。スカイライントレイル菅平の50kmの前日に開催された標高差100mを距離300mで一気に登る競技で今年が2回目の開催。スカイランニング日本選手権のスピード・カテゴリーの大会でした。女子は予選、敗者復活戦、準決勝、決勝が行われ、優勝は立石ゆう子となりました。立石はひろしま恐羅漢で優勝していますので、今年のスカイランニング日本選手権の女子の王座は、ウルトラとスピードを立石、バーティカルとスカイを高村貴子が分け合うことになりました。2位は稲毛日菜子、3位は岩楯志帆でした。男子は予選、敗者復活戦、準々決勝、準決勝、決勝がそれぞれ行われて最後まで勝ち上がったのは渡辺良治。最近は高層ビルの階段駆け上がりのバーティカルランに集中して取り組んでいる渡辺がスピードカテゴリーを連覇しました。2位は八田康裕、3位は和田陽太でした。リザルトはこちら。スカイランニング日本選手権は残るユース・カテゴリーが10月14日の尾瀬岩鞍バーティカルキロメーターで行われます。また、スカイランナー・ジャパンシリーズは7月27日に行われる富士登山競走がSky Classicシリーズの第3戦です。

6月10日日曜日:武甲山、八重山、スリーピークス八ヶ岳、菅平、飛騨高山ウルトラ、Fairy Trail

  • 秩父の名山・武甲山トレイルラン(27km): 埼玉県秩父市。「新緑の奥武蔵トレイルランシリーズ」の3rdステージでした。リザルトはこちら
  • 八重山トレイルレース(38k, 21k):山梨県上野原市。NES第3戦でした。38kmの男子では吉原稔が3時間51分で優勝。2位に中川大輔が3時間57分、3位に石川朋奈が4時間7分で続きました。女子は福田恵里佳が4時間50分で優勝、2位に榎本久子(5時間17分)、3位に石原佳代(5時間20分)でした。リザルトはこちら
  • スリーピークス八ヶ岳トレイル(38k/23k): 山梨県北杜市。三分一湧水館を拠点に八ヶ岳中腹の編笠山、三ツ頭、八ヶ岳横断歩道などを通るコースで開催。リザルトはこちら
  • スカイライントレイル菅平(50k/22k/5k):長野県菅平高原。昨年までコースが一部変更になり、これまでの42kmのレースは50kmに。男子は矢嶋信が5時間2分で優勝。2分差の2位に城武雅、3位は小林優史でした。女子は秋山穂乃果が6時間34分で勝ち、2位の松尾和美が6時間49分、3位は片桐久美で7時間3分でした。リザルトはこちら
  • 飛騨高山ウルトラマラソン(100km、71km): 岐阜県高山市。ロード100kmのウルトラマラソンでウルトラマラソン世界遺産シリーズの大会でした。100kmでは昨年優勝の石川佳彦 Yoshihiko Ishikawa中村麻季子 Makiko Nakamuraが揃って優勝。中村は今回で五連覇となりました。男子では石川に2分差で間宮秀幸 Hideyuki Mamiyaが2位、3位は斎藤良介 Ryosuke Saito。女子は2位に岡田奈巳 Nami Okada、3位に出野ひろみ Hiromi Deno。71kmでは坂本智史 Tomonori Samamoto松下直子 Naoko Matsushitaがそれぞれ大会新記録で優勝しています。当サイトではこの大会について現地からライブ速報をお送りしました。リザルトは当サイトの記事で詳しくご紹介しています。
  • FAIRY TRAIL びわ湖高島トレイルランニング in 朽木(60k, 40k, 20k): 滋賀県高島市。昨年10月の大会は台風で中止されたため、2年ぶり(正確には1年8ヶ月ぶり)の開催でした。新しく加わった60kmは西村広和が6時間42分でフィニッシュ。2位の土井陵(6時間53分)、3位の福井哲也(7時間10分)をリードして初代チャンピオンとなりました。12人がスタートして9人がフィニッシュした女子は石田知世巳が9時間10分で優勝。2位は夏目泰子(9時間19分)、3位は佐藤直美(9時間31分)。40kmの男子のレースは近藤敬仁が3時間44分で優勝。大杉哲也(3時間56分)、黒河輝信(4時間3分)が続きました。リザルトは大会ウェブサイトから。

60km男子優勝の西村広和 Photo by (c) 計測工房

40km男子優勝の近藤敬仁 Photo by (c) 計測工房

今週末のイベント

6月15日金曜日 – 6月17日日曜日: Zugspitz

  • Zugspitz Ultratrail (100k): ドイツ南部のオーストリアの国境の町、グライナウを拠点に開催される今年で8回目の大会。100km 5,400mD+のほか、81km, 63km, 39km, 25kmのレースも行われます。
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6月15日金曜日 – 16日土曜日: Bighorn 100

  • Bighorn 100: アメリカ・ワイオミング州のビッグホーン国立森林公園で開催される歴史あるトレイルランニングレース。

6月16日土曜日 – 17日日曜日: Red Bull白龍走、Mohican 100

  • Red Bull 白龍走: 熊本県下益城郡美里町。日本一の長さを誇る石段3,333段でのステアークライムを含む、総距離3,333mの上り坂レース。今回は17日日曜日に行われる一般の部のレースに加え、前日16日土曜日に学生チーム戦が開催されます。
  • Mohican 100: アメリカ・オハイオ州で開催の100マイルトレイルランニングレース。

6月16日土曜日: mozart 100、Livigno、Broken Arrow、Eco Trail Stockholm

  • mozart 100® (102.5k / 56.2k / 11.5k / 25.6k): オーストリアの古都でモーツアルトの生地、世界遺産の街として知られるザルツブルグを拠点に開催。105km 4600mD+のレースがUltra-Trail World Tourの第11戦、Challengerレーベルのレースとなっています。当サイトの岩佐がこの105kmのレースに参加します。大会前後の現地からのレポートをどうぞお楽しみに。
  • Livigno Skymarathon (35k): アルプス山脈の山中の村、リヴィーニョで開催。34km 2,500mD+のレースがミグラン・スカイランナー・ワールドシリーズのSky Classicカテゴリーの第3戦で、ランキング・ポイントが50%増しとなるボーナスレースとなっています。
  • Broken Arrow Sky Ultra – 52k, 26k, 10k, VK: アメリカ・カリフォルニア州。来来週末にはウェスタン・ステイツがスタートするスコーバレーで開催される大会です。52kmのレースは今年から装いを新しくして復活したアメリカのスカイランナー・ナショナルシリーズのレースとなります。
  • Eco Trail Stockholm (80k, 40k, 16k): スウェーデン・ストックホルム。街とその近郊の自然をつなぐ都市型トレイルランニング、Eco Trailがストックホルムで開催されるのは今回が2回目です。

6月17日日曜日:湯沢、Echigo、日光100km、青梅

  • 湯沢スカイエクストリーム(55k、23k): ガーラ湯沢スキー場をメイン会場にした55kmと23kmのレースはS-mountainのレースシリーズに加わった新レースです。55kmのコースの前半には標高差1400mの登りで標高2000mまで登ります。エントリーリストはこちら
  • Asia_Trail_MasterEchigo Country Trail (52k):新潟県長岡市小国町~小千谷市。松永紘明さんプロデュースの旅するトレイルランニングの累積獲得高度は2500mD+。今年もAsia Trail Masterのシリーズ戦となっています。
  • 日光100kmウルトラマラソン(100km、62km):栃木県日光市。初開催の昨年から2週開催時期を早めて開催。ロードのウルトラマラソンで、先週末の飛騨高山ウルトラマラソンに続いてウルトラマラソン世界遺産シリーズの一戦です。スタート・フィニッシュが日光市霧降スケートセンターに移りました。中禅寺湖、いろは坂、日光江戸村、東部ワールドスクエア、など日光エリアの観光名所をたどるコース。
  • 青梅市民体育大会トレイルラン(10k):東京都青梅市。風の子太陽の子広場をスタートし、青梅高水山トレイルランでおなじみのコースをたどる5kmを往復するコース。
  • 立山山麓トレイルラン(21km):富山県。今年で12回目を迎える大会で21km 1,980mD+のレースがスカイランニング北陸選手権の大会となっています。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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