石川佳彦 Yoshihiko Ishikawa 2018年飛騨高山ウルトラマラソン・100km優勝インタビュー

6月10日(日)に開催された第7回 飛騨高山ウルトラマラソン の100kmのレースで優勝した 石川佳彦 Yoshihiko Ishikawaさんに大会会場でインタビューしました。


石川佳彦さんとのインタビュー動画は以下からご覧いただけますが、当サイトの不手際で全般にやや音声が聞き取りづらくなっております。インタビューの内容を下にまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください。

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また今回の飛騨高山ウルトラマラソンについての当サイトのリザルト記事はこちらからご覧ください。

DC: 飛騨高山ウルトラマラソンで優勝した石川佳彦さんです。石川さんはウルトラマラソンでは活躍、特に昨年活躍が著しくて注目を集めています。昨年のこの飛騨高山で優勝した直後にベルファストで行われたIAU24時間走世界選手権で優勝して世界チャンピオンとなりました。今回のこの飛騨高山、コースの特徴として印象に残るところはありますか?

石川佳彦さん:このコースについては標高の高さとか登りが急できついということがよくいわれますが、私にとっては下りをどう走るかが大事になるコースだと思っています。タイムがよくなるかどうかは下り次第ですね。今回に向けて下りを集中して練習しました。

DC: なるほど。今回だと美女高原、飛騨高山スキー場、千光寺とそれぞれ急な下りがありました。一般のランナーの方にこうした下りを走るコツがあったら教えていただけますか。

石川さん:下りというのは勢いに乗ればいくらでもスピード出せるし、逆にいくらでもスピードを殺すこともできますよね。そのバランス、スピードを出しすぎないのバランスが大事です。下りの後には登りだったり平坦なコースが来るわけですから、これに備えて足にダメージを与え過ぎないことを意識する必要がありますね。この辺りがウルトラマラソンの難しさです。

DC: 今日はスタートでちょっと忘れ物があって、最後尾からスタートするというハプニングがあったと聞きました。全体として今日の出来はいかがでしたか。

石川さん:今回は2位の選手の方が後ろに迫っていて、追いつかれてしまうとレースが変わってきてしまいます。だから、追いつかれないように意識しました。2分差まで縮まったのですがなんとか逃げきれました。タイムは昨年優勝した時にはおよばないんですが、連覇できて次につながるレースにできたのかな、と思ってます。

DC: 今シーズンのこの後はどんなレースを予定していますか?

石川さん: まずは9月のスパルタスロンですね。昨年は7つのレースに出てスパルタスロン以外のレースでは優勝しましたが、スパルタスロンでは4位に終わりました。昨年スパルタスロンで思ったのは、やっぱり下りが大事だということです。この点は240kmを超えるスパルタスロンも100kmも共通しています。それと7月にはOSJおんたけ100kmに出るつもりです。トレイルのレースなんですが、スパルタスロンにもトレイルのパートがあるのでいい練習になるかなと思ってます。あと、海外ですが100マイルのレースも予定してます。今まで自分がやってなかったことにも、楽しみながら挑戦していきたいと思っています。

DC: 石川さんはトレイルのレースは今まで走られたことはあるんですか?

石川さん: 一度、中国のゴビ100kmに出たことがあり、これは砂漠のトレイルレースでした。ここでは下りがカギになったのですが、日本人の選手に離されて三位に終わったという苦い経験になりました。ただそれ以外にもトレイルは練習で走っていて、今回の飛騨高山の練習トレイルで6時間走といったことをやっています。トレイルもウルトラもいい成績を出している選手は日本では原(良和)さんくらいで少ないですよね。自分がうまくいくかはわかりませんが、このスポーツを盛り上げられたらな、とも思っています。

DC: ウルトラマラソンでもトレイルランニングでもこれから注目ですね。これから石川さん幅広い活躍に期待したいと思います。今日はおめでとうございました。

石川さん: ありがとうございます。またよろしくお願いいたします。

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