トランスジャパンアルプスレース Trans Japan Alps Race(TJAR) は14日火曜日に大会三日目に入り、早朝には全員が上高地のチェックポイントを通過。この日は曇りと雨の一日でしたが、垣内康介、男澤博樹、近内京太、船橋智はこの日の夜までに木曽駒ヶ岳、宝剣山、空木岳を経て中央アルプスを下りて駒ヶ根市内に入っています。
当サイトでは大会の制限時間(8日間)となる8月19日日曜日まで、およそ一日一回のペースでその日のTJARのダイジェストをお送りします。このダイジェストをお送りするにあたっては、トレイルランニングの撮影で著名なフォトグラファー、小関信平 Shimpei Koseki、後藤武久 Takehisa Goto、藤巻翔 Sho Fujimaki、茂田羽生 Hao Modaの皆さんに写真をご提供いただいています。また昨年発売された4人の写真家による写真集「TJAR」についてもこの記事で紹介しています。
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(写真・旧木曽駒高原スキー場で休息を取る望月将悟(左)と石田賢生。過去のTJARでもともに完走を目指した旧知の間柄だ。Photo by © 藤巻翔 Sho Fujimaki)
トランスジャパンアルプスレース Trans Japan Alps Raceの概要については当サイトの記事もご覧ください。
雨の中を進んだ二日目、前回よりはややスローな展開
三日目の14日火曜日の午前6時52分、竹内雅昭が30人目で上高地(104km)に到着。制限時間の午前8時(スタートから56時間)を待たずに全選手が関門締め切りをクリアしました。
この日の木曽谷は曇りで時折雨が降るという不安定な天候。上位の選手では近内京太が元気で、午前10時39分に宝剣山荘(180km)を最初に到着。ついで11時23分に吉藤剛、12時2分に垣内康介と続きます。このレースでは仮眠や休憩を取るタイミングで順位は入れ替わりますが、今回の上位選手はかなり激しく入れ替わっている印象です。この後、垣内康介、男澤博樹、近内京太、船橋智がこの日のうちに空木岳を経て駒ヶ根市内に下山しました。山を下りたところにある菅の台バスセンターでの休息の後、夜遅くなってから垣内康介、男澤博樹は市野瀬(223km)までの約25kmのロードを走り始めました。
上高地(約104km地点)通過順位
- 吉藤剛 二日目14:42
- 男澤博樹 二日目14:44
- 江口航平 二日目15:04
- 雨宮博樹 二日目16:11
- 船橋智 二日目16:12
- 垣内康介 二日目16:14
- 佐幸直也 二日目16:15
- 近内京太 二日目16:37
- 石田賢生 二日目17:17
- 片野大輔 二日目17:38
- 有吉俊博 二日目18:07
- 望月将悟 二日目18:56
- 星加博之 二日目22:45
- 柏木寛之 二日目22:54
- 古澤法之 二日目22:54
- 細田典匡 二日目22:54
- 阿部公一 三日目00:28
- 鹿野颯太 三日目01:24
- 及川耕太郎 三日目01:51
- 高田全希 三日目02:39
- 原一平 三日目03:05
- 岡田泰三 三日目03:45
- 前田圭紀 三日目03:48
- 秋元恒郎 三日目03:50
- 福山智之 三日目03:50
- 高島伸介 三日目04:09
- 岩崎勉 三日目04:09
- 中野洋平 三日目05:09
- 大坪穂高 三日目06:01
- 竹内雅昭 三日目06:52
宝剣山荘(約180km地点)通過順位
- 近内京太 三日目10:39
- 吉藤剛 三日目11:23
- 垣内康介 三日目12:02
- 男澤博樹 三日目12:16
- 船橋智 三日目12:57
- 江口航平 三日目13:30
- 佐幸直也 三日目16:24
- 雨宮博樹 三日目18:47
- 片野大輔 三日目18:47
- 有吉俊博 三日目18:47
3日目の深夜0時ごろの各選手の状況は次の通りでした。
- 駒ヶ根市内・駒ヶ根IC付近(200km):垣内康介、男澤博樹
- 菅の台バスセンター(198km):近内京太、船橋智
- 空木岳からの下り:江口航平、吉藤剛、佐幸直也
- 空木岳の手前:雨宮浩樹、片野大輔
- 宝剣岳(180km):有吉俊博
- 中岳頂上山荘付近:及川耕太郎
- 木曽駒ヶ岳への登り:柏木寛之、古澤法之、前田圭紀、原一平、高島伸介、高田全希、望月将悟、阿部公一、石田賢生
- 旧木曽駒高原スキー場(172km):岡田泰三
- 木曽駒森林公園付近:竹内雅昭、大坪穂高、星加博之、細田典匡
- 道の駅・日義木曽駒高原付近:中野洋平、秋元恒郎、福山智之
- 木祖村薮原・まると付近:岩崎勉
- トラッキングエラー:鹿野颯太
三日目は中央アルプスへ、上位選手は南アルプスに
三日目の14日火曜日は各選手とも中央アルプスを走破するのが目標となります。山を下りると、コースに従ってロードで駒ヶ根市を横断する舗装路25kmを経て、大会で唯一のデポバッグが受け取れる市野瀬(224km)を目指します。
参考
- 大会サイト
- 大会からのお知らせ
- 大会サイトによる各選手の状況についてのアップデート
- 大会による全選手の現在位置がリアルタイムで把握できるマップ(大会開催中に掲載)
- Twitterのハッシュタグ #TJAR2018 のタイムライン
写真・中央アルプス空木岳にて(撮影・小関信平 Shimpei Koseki)
写真・中央アルプス宝剣岳にて(撮影・茂田羽生 Hao Moda)
写真集「TJAR」
TJARを追い続けている4人の写真家(藤巻翔、小関信平、後藤武久、宮上晃一)。昨年発売されたその珠玉の写真集「TJAR」は現在も購入可能です。当サイトの紹介記事、発売記念イベントのレポートはこちら。
- 価格:15,000円(税込/送料別途かかります)
- 体裁:オールカラー160ページ/ボックス付き
- 主な内容
- 1冊ずつにシリアルナンバー入り
- 布貼りハードカバー・ボックス付き
- 2002年第1回大会から2016年第8回大会までのレースデータを紹介
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