DC Weekly 2019年1月16日

現在、イギリスでは真冬の426kmのシングルステージのレースが開催中。今週末の当サイトはVibram Hong Kong 100を現地からレポートします。ハワイでは100マイルのレース、HURT 100が開催され、トレイル世界選手権日本代表選考レースとなる徳島県の千羽海崖トレイルランニングレースは全国から有力選手が集まるレースとなります。

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーも2019年中の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

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(Photo by DogsorCaravan)

ニュース

Suunto、「Suuntoアプリ」への移行と2020年夏の「Suunto Movescount」のサービス終了を発表:Suuntoはデジタルサービスとして展開してきた「Suunto Movescount」を2020年夏を目処に徐々に縮小して終了することを発表しました。昨年春から展開している新世代のデジタルサービス「Suuntoアプリ」に全面的に移行することに伴う処置で、Movescountに保存されたアクティビティのデータは今後数カ月のうちにSuuntoアプリに転送できる機能が追加されます。最近、SuuntoアプリはStravaやTrainingPeaksなどのサービスとの連携、統合機能が強化されたほか、Suunto 9などではスポーツモードをカスタマイズしてウォッチに転送したり、ヒートマップの閲覧、ルートプランニングも可能になりました。開発者向けにはSuunto Cloud APIが新たに発表され、これによりさらに多くのパートナー、スポーツサービスとSuuntoアプリを接続させることができるようになるといいます。

2018 Ultra Runner of the Year(北米)が発表にUltraRunning誌が主催する、北米のウルトラランナーを対象にその年最も活躍したアスリートを選ぶ”Ultra Runner of the Year”が1月7日に第10位に選ばれた男女のアスリートが発表され、以降は毎日男女一人ずつ、本稿執筆時点では3位まで発表されています。第一位まで発表される見込みです。以下が今年のUltra Runner of the Yearの皆さん。

女子

  1. TBA
  2. TBA
  3. Darcy Piceu
  4. Kelly Wolf
  5. Kaytlyn Gerbin
  6. Keely Henninger
  7. Amanda Basham
  8. Sabrina Stanley
  9. Katie Schide
  10. Kaci Lickteig

男子

  1. TBA
  2. TBA
  3. Rob Krar
  4. Dylan Bowman
  5. Hayden Hawks
  6. Jason Schlarb
  7. Zach Bitter
  8. Mark Hammond
  9. Mario Mendoza
  10. Jared Hazen

先週末のイベント

1月13日日曜日 – 20日日曜日:Spine Race

  • MONTANE® Spine® Race(426km):イギリス・イングランドを南北に背骨のように貫くロングトレイル、Pennine Wayをコースを北から南へと縦走するイベント。1月のイングランドはもちろん厳冬期で、426km 16,230mD+のコースの途中には温かい食事や補給ができるチェックポイント5箇所とそのほかの小規模なチェックポイントをシングルステージで進む、という形式です。日本からの5人を含む約140人が参加して13日日曜日午前8時にスタートしたレースは本稿執筆時点でスタートから53時間が経過。男子トップのユージニ・ソレ Eugeni Roselló Solé(スペイン)と女子トップのジャスミン・パリス Jasmin Paris(イギリス)が一緒に289kmのチェックポイントまで進んでいます。通過状況速報はこちらから。
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今週末のイベント

1月17日木曜日 – 18日金曜日:Brazil 135

  • Brazil 135:ブラジル・サンパウロ郊外のサンジョアン・ダ・ボア・ビスタをスタートするウルトラマラソンで、コースは最長253kmで60時間以内。

1月19日土曜日:Hong Kong、HURTなど

  • Vibram Hong Kong 100 (100k):Ultra-Trail World Tourの開幕戦で、世界のトップ選手と中国のアスリートが競い合う注目の大会です。当サイトでは、今年のコースの変更点や有力選手を紹介するプレビュー記事を公開しています。日本からは土井陵、奥宮俊祐、いいのわたる、木村隼人が参加。今年も大会の模様を今年も現地からお伝えする予定です。
  • HURT 100:ハワイ・ホノルルから近い3つのパートからなる周回コースを5周する100マイル。日本関連では昨年3位でアメリカ在住の藤岡正純 Masazumi Fujioka、一昨年2017年6位の井原知一 Tomokazu Ihara、昨年の信越五岳100マイルで2位の田中”JR”裕康 Hiroyasu Tanaka渡邉孝浩 Takahiro Watanabeに注目です。 132人のエントリーの中には日本からの13人も含まれています。スタートは19日土曜日午前6時(日本時間20日日曜日午前1時)です。
  • Long Haul 100:アメリカ・フロリダ州タンパ近郊で開催される100マイルのトレイルランニングレースで、大きな登り下りはない自然の遊歩道を使ったコースとなっています。100km、50km、12.5kmの部を合わせても70人ほどの参加者の小規模な大会です。
  • Asia_Trail_MasterTahura Trail (42k):インドネシアのジャワ島西部のバンドンで開催されるトレイルランニングレースで2019年のAsia Trail Masterの開幕戦です。

1月20日日曜日:千羽海崖、小岱山

  • 千羽海崖トレイルランニングレース(37k, 13k):徳島県海部郡美波町、牟岐町。太平洋に面した冬でも温暖な気候の中で1月に開催される大会。今回は今年6月にポルトガルで開催されるトレイル世界選手権の日本代表選考レースのひとつとなっていて、37kの男女の優勝者が日本代表内々定資格を満たすことになります。当サイトの注目する有力選手としては、女子では斎藤綾乃、岩村聖華、大石由美子、立石ゆう子、秋山穂乃果、男子では佐幸直也、長田豪史、西村広和、近藤敬仁、宮川朋史、大杉哲也、中根孝太、秋元佑介、栗原健誌、城武雅、町田知宏、堀江謙一、荒木諒、名取将大(八木慶太はリストにありますがケガのため出場は見送りと思われます)。東西から有力選手が集まる見応えあるレースとなりそうです。
  • Shodai Adventure Mountain 小岱山トレイルランニング(20k / 14k):熊本県玉名市の蓮華院誕生寺(奥の院)を会場にして開催。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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