DC Weekly 2019年6月3日 – Madeira、Zegama、戸隠など

スカイランニングのワールドシリーズが北大西洋のマデイラ島で開催され、 Takako Takamuraが4位に。スペイン・バスクの名大会、Zegama-Aizkorriではキリアン Kilian Jornetが2016年以来、9回目の優勝。国内でも多数の大会が開催されました。今週末はポルトガルでトレイル世界選手権・Trilhos dos Abutresが開催されます。当サイトでも取材します。

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーも2019年中の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

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(写真・いながわ里山猪道トレイルランで優勝した大杉哲也。 by いながわ里山猪道トレイルラン)

先週末のイベント

5月24日金曜日 – 6月1日土曜日:Bhutan

5月31日金曜日 – 6月1日土曜日:Madeira

  • Ultra SkyMarathon® Madeira (55k, 21k, 13k, VK):北大西洋のマデイラ島(ポルトガル)で開催。
    • 31日金曜日に行われたSantana Vertical Kilometer®は4.8km 1,003mD+のレースで、Vertical Kilometer World Circuitの第3戦、ポイント50%加算のボーナスレースでした。男子のレースでは計時システムのエラーを精査した結果、表彰式でカミーユ・カパロス Camille Caparros(フランス)とダニエル・オサンス Daniel Osanz Laborda(スペイン)が41分15秒の同着で二人がタイで優勝、大会記録を更新という結果になりました。オサンスはTransvulcania VKに続く優勝です。3位は42分37秒でベヌワ・ガンドルフィ Benoit Gandolfi(フランス)でした。女子は陸上の選手で山は初めてというジョアンナ・ソアレス Joana Soares(ポルトガル)が48分03秒で優勝、こちらも大会記録を更新。2位にTransvulcania VKのチャンピオン、ジェシカ・パラディン Jessica Pardin(フランス)が49分12秒、3位はビルヒニア・ペレス Virginia Perez(スペイン)が51分29秒でした。速報はこちら。VKWCの次のレースは6月28日の第4戦、Olyumpus Verticalです。
    • 土曜日は55.6km 4,121mD+のMadeira Sky RaceMIGU RUN Skyrunner World Seriesの第5戦として開催。女子はドイツのマリア・コラー Maria Kollerが7時間20分でSWSで初優勝。エカテリーナ・ミチャエワ Ekaterina Mityaeva(ロシア)が2分40秒差の7時間22分で続き、3位はエスター・カサフアナ Ester Casajuana(ポルトガル)が7時間34分。日本の高村貴子 Takako Takamuraが7時間42分で4位と健闘しました。SWSでは4月の粟ケ岳の3位に続いて表彰台に立ちました。リザルトはこちら。次のSkyrunner World Seriesのレースは6月15日の第5戦、Livigno Skymarathon(34km, 2,700mD+)でSuperSky Raceとしてポイントが加算されます。
Madeira Sky Raceで4位になった高村貴子 Takako Takamura。Photo by MIGU RUN Skyrunner World Series

Madeira Sky Raceで4位になった高村貴子 Takako Takamura。Photo by MIGU RUN Skyrunner World Series

  • Maratón Alpina Zegama-Aizkorri (42.2k):スペイン・バスクで開催。テクニカルでウェットで滑りやすいトレイルというハードなコンディションで知られます。そしてゼガマといえばキリアン。今年は2016年に続く9回目の優勝をキリアン Kilian Jornet(スペイン)が勝ち取りました。例年に比べて気温の高いコンディションの中、序盤からアンディ・ワッカー Andy Wacker(アメリカ)とレースをリードしたキリアンは大会記録を上回るペース。後半には大会記録に対してはビハインドとなりますが、リードを維持して3時間52分47秒でフィニシュ。この大会では10回目の完走で9回目の優勝です。2分半の差でバルトロミー・プレゼドボジェスキ Bartlomiej Perzedwojewski(ポーランド)が3時間55分26秒、3位はティボー・バロニアン Thibaut Baronian(フランス)で3時間56分20秒。女子はサッカー選手としても活躍するエリー・アン・ドベルグスダール Eli Anne Dvergsdal(ノルウェー)が4時間36分10秒で勝利。エリサ・デスコ Elisa Desco(イタリア)が11分差で2位、アマンディーヌ・フェラート Amandine Ferrato(フランス)が3位でした。リザルトはこちら。このレースはGolden Trail Seriesの全7戦の開幕戦で、次は6月30日のMarathon du Mont-Blanceがシリーズ第二戦となります。
Zegama-Aizkorriで優勝したキリアン Kilian Jornet。Photo © Sergi Colome/Salomon

Zegama-Aizkorriで優勝したキリアン Kilian Jornet。Photo © Sergi Colome/Salomon

6月1日土曜日:戸隠、Cayuga Trails、Kettle Moraine

  • モントレイル戸隠マウンテントレイル(20k, 12k):長野県・戸隠スキー場を会場に開催。ロング20kでは上田瑠偉 Ruy Uedaが1時間39分で優勝。2位に加藤晟人 Akihito Katoが1時間43分、3位は駒村俊介 Shunsuke Komamuraで1時間44分。女子は山室宏美 Hiromi Yamamuroが2時間22分で優勝、2位に駒村鮎美 Ayumi Komamura(2時間26分)、3位に松村博子 Hiroko Matsumura(2時間31分)。リザルトはこちら
  • Cayuga Trails 50:アメリカ、ニューヨーク州イサカで開催され、USATFの50マイル・トレイル全米選手権のレースです。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • Kettle Moraine 100:アメリカ・ウィスコンシン州で開催される100マイルのトレイルランニングレース。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
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6月2日日曜日:七時雨山、奥久慈、八王子丘陵、奥武蔵、忍野高原、いながわ里山、六甲、那岐、鹿児島

  • CALDERA TRAIL(34k, 10k): 岩手県七時雨山で開催の七時雨(ななしぐれ)マウンテントレイルフェスの中で開催されます。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • OSJ奥久慈トレイルレース(60k, 30k):茨城県大子町など。テクニカルな国内屈指の難コースで知られます。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • 八王子丘陵ファントレイルin太田:群馬県太田市・八王子山公園。太田市から桐生市にまたがる八王子丘陵で開催。24kmロングでは吉野大和が2時間0分で優勝。牛田美樹が32秒差で2位。3位は清水誠で2時間14分でした。ロング女子は狩野幸子が2時間45分で優勝を勝ち取り、2位は野田真弓(2時間52分)、3位は村上友紀(3時間2分)でした。リザルトはこちら
  • 奥武蔵ウルトラマラソン(78km):埼玉県毛呂山町。今回で26回目となる78km 2127mD+のウルトラマラソン。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • 富士忍野高原トレイルレース(34.6k, 21.6k, 13.2k):山梨県忍野村。富士山麓の杓子山、立ノ塚峠、二十曲峠などを通るコースで開催。表彰は年代別に分かれていますが、34.6km男子では新牛込崇史が3時間7分でトップ。加藤淳一が3時間19分、加藤から51秒差で佐谷尚紀が3時間19分で続いています。女子は三枝祐佳(4時間16分)、佐藤直美(4時間27分)、アデリナ・スミルノバ(4時間27分)がトップ3でした。この大会は今年初開催の「UTMFフレンドシップレース」5大会の開幕戦でした。続く第二戦は6月15日、16日に開催の「ちいさなUTMF」です。
  • いながわ里山猪道トレイルラン (39k, 20k, 5k):兵庫県猪名川町。大島地区の大野山を含むコースで開催されました。今年初開催の39kmは厳しい制限時間の中、4時間32分で大杉哲也が優勝したほか6人が完走。会田翔が5時間6分、白本洋次が5時間10分で続きました。女子は2選手が参加したものの完走者はなし。20kmでは竹村直太(2時間7分)、向井成美(2時間40分)が優勝しています。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • 六甲5ピークストレイルレース(52k, 29k):神戸市。六甲山系の最高峰(931m)への登りに始まり、摩耶山掬星台にフィニッシュするコースで開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • 那岐ピークス タフトレイルチャレンジ in岡山(52k, 32k):岡山県、鳥取県の境となる那岐山系で開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • RunRunトレイルかごしまinグリーンファーム(12.5k, 7.5k):鹿児島市観光農業公園グリーンファームで開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

今週末開催のイベント

6月7日金曜日 – 10日月曜日:Chartreuse

  • Chartreuse Terminorum (300k): アメリカのBarkley Marathonsにインスパイアされたベヌワ・ラヴァルさんが地元、フランス・シャトリューズで開催するフランス版のBarkley Marathons。5周で300kmを完走とし、各周回の制限時間は16時間で今年は3回目。初開催の一昨年は36人が参加して6人が1周目を完走、一人が2周目を完走、3周目の完走者はなし。昨年は39人が参加して14人が1周目を完走、4人が2周目を完走、うち二人が3周目に挑み完走者はなしでした。

6月7日金曜日 – 9日日曜日:6666、San Diego

  • Grand Raid 6666 (121k, 70k, 27k, 11k, 27+11k): 南フランスの121km 7700mD+などのコースで開催。フランスのトレイルランニング界の鉄人、アントワン・ギュイヨン Antoine Guillonがプロデュースする大会です。
  • San Diego 100: アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ郊外で開催される今年で18回目の100マイル・トレイルランニングレース。
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DC Weekly 2019年6月18日 - Livigno、mozart 100、Zugspitz、湯沢、Echigo、飯能

6月8日土曜日:トレイル世界選手権、Mt. Difficulty、South Dawns Way、サナダバーティカル

  • トレイル世界選手権・Trilhos dos Abutres(44k): ポルトガル中部のミランダ・ド・コルヴォ Miranda do Corvoで開催される44.6km 2,150mD+のレースが今年のトレイル世界選手権 Trail World Championshipsです。当サイトによるプレビューはこちら。8日土曜日午前9時(日本時間同日午後5時)にスタートする大会の模様を現地で取材、レポートする予定です。
  • Mt Difficulty Ascent (44k, 25k): ニュージーランド・クロムウェルで開催。
  • South Dawns Way 100m: イギリス、イングランド南部のサウス・ダウンズ・ウェイトレイルで行われるポイント・トゥ・ポイントの100マイルで累積獲得高度は4000mというコースです。
  • サナダバーティカル100 (200-300 meters): 長野県菅平高原。スカイライントレイル菅平の一部として土曜日に開催される表太郎ゲレンデの距離300mで標高差100mを一気に登るという競技です。

6月9日日曜日:奥武蔵スピード、八重山、スリーピークス八ヶ岳、菅平、飛騨高山、山の里、セキアヒルズ

  • Comrades Marathon (89km): 南アフリカで開催される、参加者25,000人という世界最大級のウルトマラソン大会。地元の南アフリカの選手だけでなく、欧米からもトップクラスの選手が毎年多数参加することで知られています。100kmの世界選手権でも活躍しているボングムサ・ムテンブ Bongmusa Mthembuが昨年3回目、二連覇を達成しています。今年はこの大会に昨年のサロマ湖で100kmの世界新記録を更新して優勝した風見尚 Nao Kazamiがエントリーしています。
  • 奥武蔵スピードトレイルチャンピオンシップ(10.5k, 21k, 42k): 埼玉県飯能市。今回初公開となるトレイルランニング専用のコース・「奥武蔵スピードウェイトレイル」(10.73km)で開催。昨年11月に続いて2度目の開催。
  • 八重山トレイルレース(38kなど): 山梨県上野原市。八重山から日原峠などハセツネCUPでもおなじみの山々を経由するコースで開催されます。NES第3戦。
  • スリーピークス八ヶ岳トレイル(38k/23k): 山梨県北杜市。三分一湧水館を拠点に八ヶ岳中腹の編笠山、三ツ頭、八ヶ岳横断歩道などを通るコースで開催される人気の大会です。注目選手として岩垂晋、駒村俊介、反中祐介、木村隼人、高橋和之、大沢正和、菊嶋啓、田中裕康、大塚浩司、靏有毅、中辻悠貴、山田琢也、辻友寛、山本健一、藤飛翔、牧野公則、河野健一、髙島由佳子、久津間紗希、大石由美子、村井絢子、浅原かおり、湯浅綾子、鈴木潤子の皆さん。前日の8日土曜日には4km 850mD+のバーティカルレースも開催されます。
  • スカイライントレイル菅平(50k, 22kほか): 長野県菅平高原。昨年までの菅平スカイライントレイルランレースから名称を改めて今回が11回目の開催。12回目となる今回はスカイランニング・中日本選手権となっています。50kのスカイマラソンには、枝元香菜子、岡さゆり、富塚翔亮、星野由香理、峰村かな、宮坂康子、矢嶋信がエントリー。
  • 飛騨高山ウルトラマラソン(100km、71km): 岐阜県高山市。ロード100kmのウルトラマラソンですが、累積高度は3839mD±(獲得高度はその半分)とかなりアップダウンのあるコース。ウルトラマラソン世界遺産シリーズの大会です。
  • トレイルランニングin山の里(30kなど): 兵庫県赤穂郡上郡町で開催。ピュアランド山の里周辺の遊歩道と林間トレイルを組合わせた未舗装の特設コース約3kmの周回コースで行われる大会です。
  • セキアヒルズトレイル駅伝(4k5周): 熊本県南関町のセキアヒルズで開催。約4kmの周回コースを5周する駅伝のほか、2kmのキッズレースが行われます。

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