オプティバイブで筋肉疲労を軽減。サロモンから「SONIC 3 COLLECTION」登場

サロモンから「SONIC 3 COLLECTION」がリリースされました。トレイルランナーにはおなじみのサロモンが作るロードランニングシューズは、ランナーが走ることに求めることに応じて3つのモデルが展開されます。

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この記事では「SONIC 3 COLLECTION」の二つのキー・テクノロジーと3つのモデルをご紹介するほか、今シーズンのサロモンのトレイルランニングシューズの新作をご紹介します。

「SONIC 3 COLLECTION」のキー・テクノロジー

新たに登場する「SONIC 3」の3つのモデルの目玉となるのは二つのテクノロジー。衝撃吸収性に優れたミッドソール素材がさらに進化した「opti-vibe」(オプティバイブ)はその一つ。初代や二代目に用いられた「vibe」に比べて「衝撃減衰率が15%、衝撃吸収率が8%向上、結果として筋肉疲労の発生率を4%向上させることに成功」しているといいます。この「opti-vibe」は3代目の「SONIC 3」の各モデルのかかと部のミッドソールに配置されています。

ミッドソールに新素材「opti-vibe」(オプティバイブ)を導入

ミッドソールに新素材「opti-vibe」(オプティバイブ)を導入

もう一つのテクノロジーが足の自然な動きを妨げないアウトソールの仕組みである「GEOMENTRIC DECOUPLING」(ジオメトリックディカップリング)。つま先からかかとにかけての軸を意識したアウトソールの構造が3つのモデルのそれぞれの目的に応じて設計されています。これにより、いずれのモデルでもランナーはより自然でストレスのない足の動きへと導かれるといいます。

ACCELERATE, BALANCE, CONFIDENCEの3モデル

今シーズン登場する「SONIC 3」は3つのモデルを展開。

スピード重視なら「SONIC 3 ACCELERATE」メンズウィメンズ)。3モデルの中で最もソールが薄くてドロップが小さいモデルで、最も軽量。アウトソールの軸はやや内足寄り。これはランニング時の足の動作において重要な距骨下関節(きょこつかかんせつ)の動きに対応していて、素早い足の動きに適しています。このほか、かかとの内側にクッション性のある膨らみ、「メモリーフォーム」が配置されているのも特徴です。

SONIC 3 ACCELERATE

SONIC 3 ACCELERATE

SONIC 3 ACCELERATEのアウトソール。フォアフット着地のスムースなステップワークに適したデザイン。

SONIC 3 ACCELERATEのアウトソール。フォアフット着地のスムースなステップワークに適したデザイン。

毎日のランニングを楽しめる安定感をシューズに求めるなら「SONIC 3 BALANCE」メンズウィメンズ)。アウトソールの軸が着地時の荷重を前足部全体で受け止めるようにデザインされています。ソールの厚さ、ドロップともに3モデルの中間。足の動きのトランジションの良さと着地した時の安定感のバランスが取れたモデルです。

SONIC 3 BALANCE

SONIC 3 BALANCE

SONIC 3 BALANCEのアウトソールは前足部に安定感。ミッドフット着地に適する。

SONIC 3 BALANCEのアウトソールは前足部に安定感。ミッドフット着地に適する。

長距離を走る時に快適なのが「SONIC 3 CONFIDENCE」メンズウィメンズ)。ソールは厚め、ドロップは大きめにして、かかとから前足部への円滑な重心移動をサポート。アウトソールは軸を外足側に振ることで、母趾球の安定性を確保しています。高いクッション性とあわせて、長距離を走破する信頼性の高いモデルとなっています。

SONIC 3 CONFIDENCE

SONIC 3 CONFIDENCE

SONIC 3 CONFIDENCEでは軸が外足側(写真では上側)に振れている。ヒールストライクと母趾球の安定感はゆっくり長く走るのに最適。

SONIC 3 CONFIDENCEでは軸が外足側(写真では上側)に振れている。ヒールストライクと母趾球の安定感はゆっくり長く走るのに最適。

  • SONIC 3 ACCELERATE: 24mm-18mm, ドロップ6mm、24cmで194g/27cmで223g(¥14,000<税抜き>)
  • SONIC 3 BALANCE: 28mm-20mm, ドロップ8mm、24cmで216g/27cmで252g (¥13,000<税抜き>)
  • SONIC 3 CONFIDENCE: 30mm-20mm, ドロップ10mm、24cmで225g/27cmで268g(¥15,000<税抜き>)

サロモンでは「SONIC 3 COLLECTION」の発売を記念したキャンペーンも開催中。詳しくは下のバナーをクリックしてご覧ください。

2020年春夏のSENSE、CROSS、S/LABの新モデル

当サイトとしてはサロモンのトレイル向けシューズの新モデルも気になります。

新しいプロダクトラインとして登場するのが「CROSS /PRO」メンズウィメンズ)です。これは以前、当サイトもサロモンのアネシー・デザインセンターで取材したランナー毎にカスタマイズして完成される「ME:sh」の成果をベースとしたトレイルランニングシューズ。ソックスのようなニット素材をベースとするアッパーに、SPEEDCROSSと同様の高めのラグを持つ安定感の高いソールが組み合わされています。ソールのスペックは29.5mm-21.5mmのドロップ8mm、重量290gとなります(¥17,000<税抜き>)。

CROSS /PRO

CROSS /PRO

このほか、オールラウンドなトレイルランニングシューズとして3代目となる「SENSE RIDE 3」メンズウィメンズ)が登場。走れるトレイルにも適した人気モデルですが、ミッドソールは前モデルの「vibe」から上記の「opti-vibe」へと素材が刷新されました。ソールのスペックは27mm-19mmのドロップ8mm、重量280g(¥15,000<税抜き>)。

SENSE RIDE 3

SENSE RIDE 3

そしてトップアスリート向けで専門性の高い一部のショップに限定して展開される「S/LAB」では「SENSE 8」と「SENSE 8 SG」が登場します。キリアンの最初のリクエストに応えてから8代目となる「SENSE 8」(ユニセックス)ではシューズのタンとアッパーが一体化。シューズの履き口はついに生地の重なりのないひと繋がりのソックスのようになり、シューズに小石やゴミが入りにくくなりました。前足部のクッション性はさらに高く。ドロップは4mmで前モデルと同じですが、ソールの厚さはやや増しています(18mm-14mmから19.5mm-15.5mmへ)。しかし重量は199gから195gへと軽量化。¥20,000(税抜き)です。

SENSE 8(右・手前)とSENSE 8 SG

SENSE 8(右・手前)とSENSE 8 SG

より柔らかいコンディションのトレイル向けも同じく8代目として「SENSE 8 SG」 (ユニセックス)が用意されました。こちらはゲイターのようにニット素材が足首を覆っているのが全モデルからの大きな変更点。こちらも「ME:sh」のカスタマイズのオプションが応用されたようです。前足部のクッションも「SENSE 8」と同様に前モデルからさらに向上。ドロップ4mm(22mm-18mm)。重量は前モデルの199gから205gとなりましたが、足首のゲイターが加わったことを考えると実質的には軽量化されたといえそうです。¥20,000(税抜き)。

展示会会場ではサロモンアスリートの大瀬和文選手(左)、藤飛翔選手からも新モデルについて教えていただきました。

展示会会場ではサロモンアスリートの大瀬和文選手(左)、藤飛翔選手からも新モデルについて教えていただきました。

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