新しい形の競争で地元のアスリートのコミュニケーションが活発になったらいいですね。
STRAVAはセグメントでの「エフォート」の回数を競う新機能、「Local Legends」を6月11日に発表しました。
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「Local Legends」は過去90日間にセグメントを走ったエフォートの回数を競う
STRAVAのセグメントは、STRAVAに登録されているランニングなどの区間を走って通過するたびにタイムが自動的に計測される機能。計測されたタイムに基づいて自分の走力の成長を確かめるだけでなく、リーダーボード機能で自分以外のアスリートのタイムと比較することができることから、サービス開始時から人気を集めてきました。
新たに導入される「Local Legends」は過去90日間にセグメントを走ったエフォートの回数を競う機能となります。最もエフォートの回数が多いアスリートが「Local Legends」となり、STRAVAのアプリ上でローレルクラウン(月桂冠)が表示されます。エフォート回数の集計は常に更新されていくので、90日以内のエフォート回数で上回るアスリートが現れると「Local Legends」の座は譲ることになります。
タイムはもちろん最も大事な記録ですが、そこを極めることができるのはほんの一握りのアスリートだけというのは事実。一方で日々のトレーニングの積み重ねとか毎日あるいは毎週続けるといった目標に取り組むこともアスリートにとって大事なこと。「Local Legends」はコツコツ努力を続ける人たちにとってよい目標となりそうです。それに自分が走ったことがあるとか、自宅のそばといった身近なセグメントについて「Local Legends」を探してみると、意外な出会いとか地元のランニングコミュニティの新しいつながりができたりするかもしれません。
日本での展開は7月中旬からを予定
新機能「Local Legends」は6月11日に米国の一部地域について先行して提供が始まっており、7月中旬には米国全域に加えて日本、イギリス、フランス、スペイン、ドイツ、ブラジルに展開。7月中には全世界で提供開始となる予定です。
当面はSTRAVAのモバイルアプリのみで提供されますが、全世界での提供開始にあわせてウェブ版でも提供される予定。
「Local Legends」のリーダーボードはヒストグラム形式
セグメントのタイム順のリーダーボードと異なり、「Local Legends」のリーダーボードはエフォートの回数を棒グラフにしたヒストグラム形式となります。首位のタイトルを持つアスリートのエフォート回数と自分の回数の差を確認できるほか、どれくらい頑張れば自分がタイトルを取れるか知ることもできます。
なお、「Local Legends」のリーダーボードはアスリート全体と女性アスリートの2つが設けられます。集計対象となるのは誰でも閲覧できるように公開されているエフォートのみで、そのほかの限定公開のエフォートは集計されません。
全てのアスリートが対象だがリーダーボードはサブスク会員のみ閲覧可能
STRAVAでは5月にサブスクリプション(有料会員)プランのアップデートを行い、今後の新機能はサブスク会員向けに開発していく方針を示していました。しかし今回の新機能については全会員のエフォートが集計対象となっているので、無料会員でもセグメントの「Local Legends」になることが可能です。ただし、サブスク会員がヒストグラム形式のリーダーボードを閲覧できるのに対して、無料会員は現在の「Local Legends」の名前とそのエフォートの回数のみが閲覧可能です。