ジム・ウォルムズレーが100kmの世界記録にあと12秒まで迫る・「Project Carbon X 2」リザルト #HOKAONEONE #PCX2

世界新記録にはわずかに及びませんでしたが、素晴らしい走りをみせてくれました。

(Photo by HOKA ONE ONE)

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世界トップレベルのアスリートが100kmのウルトラマラソンの世界新記録に挑戦する「Project Carbon X2」は1月23日日曜日にアメリカ・フェニックス郊外のWild Horse Pass Motor Sports Parkを会場にして開催されました。男子では50マイルの世界記録保持者でWestern Statesで二度優勝、大会記録保持者でもあるジム・ウォルムズレー Jim Walmsleyが6時間9分26秒でフィニッシュ。世界記録(6時間9分14秒<風見尚、2018年6月24日>)にはわずか12秒およびませんでしたが、米国記録を18分半上回って新記録となりました(これまでの米国記録は6時間27分43秒<、2014年11月21日>)。女子では24時間走世界記録保持者のカミラ・ヘロン Camille Herronは65kmを過ぎたところでリタイア。TDS®︎で2度優勝しているオードレー・タンギー Audrey Tanguy(フランス)が7時間40分36秒でトップで完走しました。タンギーは今回が初めてのロード100マイル、初めてのアメリカでのレースでした。

男子のレースはウォルムズレー、昨年11月のJFK 50でウォルムズレーの大会記録を更新して優勝したヘイデン・ホークス Hayden Hawksテイラー・アンドリュース Tyler Andrewsコール・ワトソン Cole Watsonクレイグ・ハント Craig Huntの5人が集団でリード。5人は50kmを3時間4分15秒前後で通過、このままイーブンペースで進めば世界新記録となるタイムでした。ここからウォルムズレー、ハント、ホークスの3人が抜け出し、さらにウォルムズレーが独走する展開に。以後5kmの平均ペースは3分40-41秒で安定して走り続けて、95km地点では世界記録のペースに52秒の貯金を作って世界新記録は目前に。しかし続く最後の5kmの平均ペースは3分42秒(ラップで19分31秒)とペースを落とすこととなり、世界新記録は逃しました。

Project Carbon X 2の行われるWild Horse Pass Motor Sports Park(オンライン記者会見より)

Project Carbon X 2の行われるWild Horse Pass Motor Sports Park(オンライン記者会見より)

二番手、6時間28分で続いたのがラジポール・パンヌ Rajpaul Pannu。インドからカリフォルニアに移住して高校の数学教師を務める29歳でマラソンPRが2時間17分。昨年11月のJFK 50では6位でした。3位はクリス・ブラウン Kris Brownで6時間39分14秒。昨年のTarawera 102kで3位となっているアスリートです。前半に先頭集団を走った選手のうち、ハントは6位でフィニッシュ、アンドリュース、ワトソン、ホークスはDNFでした。

女子のレースは上記の通り、注目されたヘロンに対して先行したのが100km世界選手権にイギリス代表選手として出場した経験を持つカーラ・モリナロ Carla Molinaro。50kmを3時間30分56秒で通過して7時間切りをねらうかと思われましたが70kmを前にしてペースダウン。代わって先頭に立ったオードレー・タンギー Audrey Tanguy(フランス)が7時間40分36秒でフィニッシュ。2018年、19年とTDS®︎を連覇したタンギーが初めてのロード100km、初めてのアメリカでのレースで確かな結果を残しました。2位にはニコール・モネット Nicoke Monette(7時間43分18秒)、3位にコートニー・オルセン Courtney Olsen(7時間55分11秒)が続き、前半トップのモリナロが4位(8時間1分22秒)。ヘロンとカトリーナ・ジェニングス Caitriona JenningsがDNFでした。

今回の「Project Carbon X 2」は現地からライブ配信が行われ、現在のところそのアーカイブを視聴することが可能です。

今回破られることがなかった100kmの世界記録は男女ともに日本の選手がサロマ湖100kmウルトラマラソンで記録したもので、男子が6時間9分14秒(風見尚、2018年6月24日)、女子が6時間33分11秒(安部友恵、2000年6月25日)。男子は1キロだと3分42秒、フルマラソンでは2時間36分、女子は1キロ3分56秒、フルマラソンで2時間46分というペースとなります。

Project Carbon X 2 リザルト

(女子)

  1. オードレー・タンギー Audrey Tanguy(フランス) 7時間40分36秒
  2. ニコール・モネット Nicoke Monette(アメリカ) 7時間43分18秒
  3. コートニー・オルセン Courtney Olsen(アメリカ) 7時間55分11秒
  4. カーラ・モリナロ Carla Molinaro(イギリス) 8時間1分22秒
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DNF カミラ・ヘロン Camille Herron(アメリカ)
DNF カトリーナ・ジェニングス Caitriona Jennings(アイルランド)

(男子)

  1. ジム・ウォルムズレー Jim Walmsley(アメリカ) 6時間9分26秒(米国新記録)
  2. ラジポール・パンヌ Rajpaul Pannu(アメリカ) 6時間28分31秒
  3. クリス・ブラウン Kris Brown(アメリカ) 6時間39分14秒
  4. ヨハン・ランツ Johan Lantz(スウェーデン) 6時間46分32秒
  5. エロブ・オルソン Elov Olsson(スウェーデン) 6時間48分46秒
  6. クレイグ・ハント Craig Hunt(アメリカ) 6時間55分42秒

DNF フェルナンド・カバダ Fernando Cabada(アメリカ)
DNF ヘイデン・ホークス Hayden Hawks(アメリカ)
DNF ディオン・フィノッチアーロ Dion Finocchiaro(オーストラリア)
DNF テイラー・アンドリュース Tyler Andrews(アメリカ)
DNF ヨアヒム・ランツ Joacim Lantz(スウェーデン)
DNF ピーター・ヴァンデルソン Peter Van Der Zon(オランダ)
DNF コール・ワトソン Cole Watson(アメリカ)

リザルトはこちら

今回の参加選手はHOKA ONE ONEの新シューズ「Carbon X 2」を履いて記録に挑みました。世界記録に限りなく近づいた「CARBON X 2」はカーボンプレートを内蔵したミッドソールと踵付近から始まるロッカー構造が、クッション性のある着地から推進力のある蹴り出しまでのスムースな体重移動を可能にするシューズ。第二世代となった新しいモデルではマチ付きのシュータンによりさらに軽く、そして足のホールド感が向上。アッパーも軽量で通気性の良いフィット感へとリニューアルしています。

HOKA ONE ONEの新シューズ「Carbon X 2」

HOKA ONE ONEの新シューズ「Carbon X 2」

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