スペイン・カナリア諸島ラパルマ島で10月27-31日に開催予定のTransvulcaniaは今年の大会の中止を決定し、大会ウェブサイトなどで発表しました。今回参加を予定していた選手には参加料の全額払い戻し、または2022年5月の次回大会への振替えが案内されています。さらに、噴火により被災された方々への義援金を呼びかける予定としています。
ラパルマ島の南部に位置するクンブレビエハ火山が50年ぶりに噴火したのは9月19日。溶岩が島の西側へと流れて住宅に達して5000人以上が避難している模様。島東部にある空港は先週末は全便の発着がキャンセルされ、月曜日からは再開されたものの多くの航空便がキャンセルされている模様です。
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Transvulcaniaは73kmのほか、44km、24km、バーティカルキロメーターの各レースが行われる大会。2012年にスカイランナー・ワールドシリーズの開幕戦と位置付けられたのをきっかけにヨーロッパだけでなく、世界各地から選手が集まるシーズン序盤のビッグイベントとして知られています。例年5月に開催される大会は昨年はコロナ禍のため中止となりましたが、今年は開催時期を10月末に移して準備が進められているところでした。