DC Weekly 2022年3月7日 Transgrancanaria、球磨川リバイバルトレイル、今週末は小江戸大江戸200k

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

今週は「DC Weekly LIVE+」として、先週末にTransgrancanariaに出場した上田瑠偉 UEDA Ruyさんのインタビューをお送りします。

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(写真・Transgrancanaria Classic女子優勝のラグナ・デバッツ。Photo by Jordi Saragossa / Transgrancanaria)

トレイルランニング関連ニュース

南アフリカで50km男子の世界新記録が生まれる、2時間40分13秒

WAによれば3月6日に南アフリカのGqeberha(旧称ポート・エリザベス)で開催されたNedbank #Runified 50kmにおいて、ステファン・モコカ Stephen Mokokaが50kmで2時間40分13秒を記録。昨年の同じ大会での世界記録である2時間42分7秒(ケテマ・ネガサ Ketema Negasa、エチオピア)を1分54秒上回って世界新記録となりました。現在37歳のモコカは3度にわたるオリンピック出場経験を持ち、南アフリカ国内では1500mからマラソンまで様々な種目でタイトルを獲得。フルマラソンでは2015年の上海マラソンでPRとなる2時間7分40秒を記録しています。

今回が初めてのウルトラディスタンスのレースとなるモコカは、ペースメーカーがリードするコース前半の25kmを1時間21分3秒で通過。その後、ペースアップして首位に立ち、後半25kmのスプリットは1時間19分10秒とネガティブスプリットで世界記録を更新しています。

50kmは昨年、WAが認める世界記録一覧の種目の一つに新たに加えられ、ネガサの記録が今年リストに加わったばかりでした。世界記録一覧に加わったことから50kmのレースを開催する大会が増えているといいます。女子では昨年のこの南アフリカでの大会で記録された3時間4分24秒(イルベッテ・ファンジル Irvette van Zyl、南アフリカ)が世界記録。今回のレースではAmelework Fikadu Bosho(エチオピア)が3時間4分58秒で優勝し、世界記録更新は持ち越されました。

先週末開催のイベント

3月4日金曜日 – 6日日曜日

Transgrancanaria HG (126k、62k、43k、26k、15k、VK)

スペイン・カナリア諸島のグラン・カナリア島で開催。126kmの「Classic」と43kmの「Maraton」がSpartan Trail World Championshipの開幕戦で、「Classic」ではパブロ・ビジャ Pablo Villa(スペイン)、ラグナ・デバッツ Ragna Debats(オランダ)が男女それぞれのレースを制して優勝。日本からエントリーした上田瑠偉 Ruy UedaはDNFという結果でした。リザルトはこちら。当サイトではTransgrancanariaのリザルトを紹介する記事を掲載しています。次のSpartan Trail World Championshipのシリーズ戦となるのは4月7-9日開催のPatagonia Run(アルゼンチン)となります。

3月5日土曜日 – 6日日曜日

球磨川リバイバルトレイル(172km, 106km)

熊本県の八代市・五木村・山江村・水上村が連携して開催する大会。球磨川流域が大きな被害を受けた2020年7月の豪雨災害からの復興を後押しする大会として延期を経て今回初開催でした。172kmの球磨川コースは丹羽薫が27時間59分でフィニッシュして女子優勝。矢野淳子が29時間1分、浦谷美帆が32時間34分で続きました。男子では川崎雄哉が23時間5分で後続に1時間50分近くの差で優勝。2位はいいのわたるが24時間53分、3位に福井哲也が26時間8分となりました。球磨川コースの中盤以降をコースとする106kmの川辺川コースは水谷美乃里(15時間40分)、野中京奈(16時間2分)、武市香里(16時間21分)が女子トップ3。男子は土井陵の11時間19分に中村卓也(11時間53分)、町田知宏(12時間11分)が続きました。リザルト速報はこちら(172kmの球磨川コース106kmの川辺川コース)。

これも読む
DC Weekly 2022年12月16日 熊野古道、養老山地、国頭、SainteLyon、みたけ山、武田の杜、東山三十六峰

3月5日土曜日

蔵王スカイレース・SKYSNOW(1.5k, 3k, 6k, 9k)

山形市・蔵王温泉。スカイランニングの新種目「スカイスノー」競技の大会。今シーズンから始まるスカイスノー・ジャパンシリーズの開幕戦でした。リザルトはこちら

Drakensberg Northern Trail (40k, 20k, 10k, 6k)

南アフリカの高山、ドラケンスバーグ山脈で開催されるトレイルランニング大会。リザルト速報はこちら

3月6日日曜日

忍者トレイルランニングレース HARU NINJA (22km)

三重県伊賀市。例年は秋に開催される大会ですが、今回は春に22kmのコースで開催されました。リザルトは男女と年代別で分かれていますが、女子では齋藤茉由が2時間26分、男子では古川裕一が1時間59分で男女それぞれの最初のフィニッシャーとなった模様。リザルト速報はこちら

今週末開催のイベント

3月12日土曜日 – 13日日曜日

小江戸大江戸200k

埼玉県川越市の蓮馨(れんけい)寺をメイン会場にして開催される、川越と東京を結ぶジャーニートリップ。200km、230km、90km、115kmの4つのレースが行われます。

Ergysport Trail Ventoux (72k, 46k, 27k)

フランス南部、ベドアン。昨年は6月に延期されて開催されましたが、今年は従来の3月に戻して開催。Golden Trail National Seriesのフランスシリーズの開幕戦となります。

3月12日土曜日

神戸六甲縦走トレイルラン(38k)

神戸市。須磨浦公園から六甲全山縦走路で六甲山山頂へ向かい、有馬温泉でフィニッシュするコースで開催されます。

3月13日日曜日

茨城100kウルトラマラソンin鹿行

茨城県行方市北浦公民館をメイン会場に北浦湖畔のコースで行われるロードの100kmウルトラマラソン。

トレイルランナーズカップ奈良(8.38k, 4.19k)

奈良公園(奈良市)で開催の松永紘明さん主宰のトレイルランナーズによる大会。

(中止)大山登山マラソン(9k)

神奈川県伊勢原市。伊勢原駅北口の一の鳥居前から大山阿夫利神社下社までの標高差650m、約9kmのコースで行われる人気の大会。一昨年、昨年に続いて3度続いての中止が発表されています。

(中止)十和トレイルランニング(17k/10k)

高知県四万十町。小さな集落で開催されるアットホームな大会は今年は中止となっています。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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