ダイジェスト・Day 3 土井陵がスタートから72時間で南アルプス・仙塩尾根に、各選手はアルプスの麓でつかの間の休息を挟んで後半戦へ #TJAR2022

トランスジャパンアルプスレース Trans Japan Alps Race 2022(TJAR)は、富山湾を8月6日土曜日深夜12時にスタートしてから、9日火曜日で3日目となりました。

(写真 林田裕介 @Hao Moda )

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土井陵は前夜から中央アルプスを途中に短い休息を挟みながらも進み続け、午前4時ごろには山を降りて駒ヶ根市の菅の台バスセンター付近(198km)に達したようです。大会スタッフのInstagramの投稿によればここで1時間半の仮眠の後に駒ヶ根の市街地を横断して、あらかじめ預けた荷物を受け取れる市野瀬のチェックポイント(226km)には午前9時32分に到着。午前10時17分にはチェックポイントを出発。ここまで、2016年に望月将悟が大会記録を更新した際と比べておよそ6時間早いタイムです。GPSトラッキングによれば土井は南アルプスを進み続けており、10日0時には仙塩尾根の三峰岳(253km)付近にいる模様。

2位の木村直正は21時ごろに市野瀬に到着、10日0時時点ではチェックポイントを出て仙丈ヶ岳への登りのスタートから230km付近。市野瀬には22時半ごろに石尾和貴馬場誠も到着していてチェックポイントに滞在中。

この日は午前8時が上高地のチェックポイントの締切でしたが、その前に竹内雅昭が双六小屋(80km)でリタイア。2018年の完走に続いて2度目の挑戦で、今回の選手の中では最年長の62歳です。夜には西田敦洋が必携装備品を紛失したと自ら申告して中央アルプスの頂上山荘(180km)でリタイア。広島在住でTJARの完走者に刺激を受けて今回初挑戦でした。

そして次の締切時刻は市野瀬チェックポイントの8月11日木曜日の正午(追記・締切時刻を訂正しました)。後半に入ってますます熱いドラマが繰り広げられることでしょう。

GPSによるトラッキングによれば、3日目の0日午後23時50分ごろの各選手の位置は次の通りです。

  • 253km付近(三峰岳):土井陵
  • 230km付近(仙丈ヶ岳への登り):木村直正
  • 226km付近(市野瀬チェックポイント):石尾和貴、馬場誠
  • 209km付近(駒ヶ根市内):貝瀬淳、井出善啓、野寄真史
  • 200km付近(駒ヶ根IC付近):望月将悟
  • 198km付近(菅の台バスセンター):林田裕介
  • 197km付近:大畑匡孝
  • 196km付近(空木岳登山口):保田直宏
  • 188km付近(空木岳手前):牧野高大
  • 188km付近(木曽殿山荘):佐藤崇樹
  • 184km付近(檜尾避難小屋付近):駿谷明宏、佐合要
  • 180km付近(宝剣山荘):坪井伸一
  • 180km付近(頂上山荘):横井秀輔、吉川賢一、今崎治男
  • 179km付近(玉の窪山荘):関淳志、中島裕訓
  • 172km付近(木曽駒高原):井嶋健一、三上満、久保和範、野田憲伍
  • 157km付近(藪原駅付近):稲崎謙一郎、松本貴宏
  • 153km付近(スーパーマーケットまると手前):河田英樹
  • リタイア
    • 竹内雅昭:三日目朝、双六小屋
    • 西田敦洋:三日目夜、頂上山荘

今回もダイジェストをお送りするにあたっては、トレイルランニングの撮影で著名なフォトグラファー、後藤武久 Takehisa Goto、武部努龍 Doryu Takebe、藤巻翔 Sho Fujimaki、茂田羽生 Hao Moda、小関信平 Shimpei Kosekiの皆さんに写真をご提供いただいています。

フォトダイジェスト・Day 3

宝剣岳の保田直宏、大畑匡孝。@Hao Moda

宝剣岳の保田直宏、大畑匡孝。@Hao Moda

© Doryu Takebe

© Doryu Takebe

@Hao Moda

林田裕介 @Hao Moda

檜尾岳の石尾和貴。© Doryu Takebe

檜尾岳の石尾和貴。© Doryu Takebe

@Hao Moda

@Hao Moda

© Doryu Takebe

© Doryu Takebe

@Hao Moda

@Hao Moda

© Sho Fujimaki

© Sho Fujimaki

TJAR 2022についてのリソース

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