「トレイルランニングは自然と調和した環境に優しいアウトドアスポーツであり、わが国の観光の持続可能な発展を支える」来年2023年の世界選手権が開催されるインスブルック、シュトゥーバイが記者会見を開催

【編者より・マウンテンランニング・トレイルランニング世界選手権 World Mountain and Trail Running Championshipsは一年延期された2021年大会が今年11月11月3-6日にタイ・チェンマイで開催されます。そしてその次の2023年大会はオーストリア・チロル州のインスブルック Innsbruckとシュトゥーバイ Stubai で開催されることが5月に発表されています(当サイトの記事)。9月13日に、インスブルックで2023年の世界選手権についての記者会見が行われました。会見の後に公表されたプレスリリースの日本語訳(抄訳)をご紹介します。】

オンリーワンの証である世界選手権

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世界マウンテン&トレイルランニング選手権2023(WMTRC2023) の記者会見でメディアの大きな関心を集める

(インスブルック)本日9月13日、「2023年マウンテン&トレイルランニング世界選手権」(WMTRC 2023)がメディアに発表されました。この大会はインスブルックとシュトゥーバ イで開催され、チロルはマウンテンランニングとトレイルランニングの国際的な中心地となることでしょう。WMTRC 2023の開催を前に、インスブルックのヴィラ・ブランカで行われた記者会 見には、多くのメディアから関心が寄せられました。

主催者であるインスブルック・シュトゥーバイは、厳密に実施されたコンペティションの結果として、WMTRC 2023をチロルに誘致することができました。国際ウルトラランナーズ協会(IAU)、国際トレイルランニング協会(ITRA)、世界マウンテンランニング協会(WMRA)は、ワールドアスティックス(WA)の調整のもと、アルペンスポーツの主要地域としての優れた評判、申請書類の専門性、主要イベントにおいて示されている経験によってチロルを選出することとなりました。

WMTRC 2023の開催地にインスブルック・シュトゥーバイを選出したことについて、ワールドアスティックスのランニング・マス参加部門責任者のアレッシオ・プンツィ Alessio Punzi氏は、次のように述べています。「4つの国際的な応募者すべてが必要な条件を満たしていたため、選考プロセ スは簡単ではありませんでした。しかし、最終的には我々とIAU、ITRA、WMRAの同僚が 、チロルのユニークな山の風景、都会とアルピニズムの特別な組み合わせ、そしてマウンテ ンランニングとトレイルランニングの分野における素晴らしいノウハウに納得したのです。 」

アレクサ ンダー・ピットル Alexander Pittl氏はインスブルックに拠点を置く「Laufwerkstatt」の創設者であり、オーストリアで最大かつドイツ語圏で3番目に大きいトレイルランニング・イベントである「インスブルック・アルパ イン・トレイルラン・フェスティバル」を立ち上げた人物です。ピットル氏は今回の世界選手権を技術面および組織面で指揮する責任者となります。ピットル氏はチロルにおけるマウンテンランニング、トレイルランニングのパイオニアとして知られ、コースについて情報を提供しています。「少なくとも60カ国から約 1400人のアスリートが参加する予定です。男女それぞれの個人、チーム合わせて16のタイトルとメダルをかけて競います。シュトゥーバイのバーティカル、40km以上のショートトレイル、80km以上のロングトレイル、そしてインスブルックでの壮大なアップダウンのクラシックレースなど、美しいルートで4つのレースが開催される予定です。正確なルートは現在調整中です。」と話しました。

チロル州副知事のヨーゼフ・ガイスラー Josef Geisler氏は、2023年世界選手権がチロルに決定したことを喜んでいます。「この大きなイベントの開催により、チロルの国際的な知名度とアルプス地方を代表するスポーツ地域としての地位がさらに強化されるでしょう。マウンテンランニングとトレイルランニングは、特に自然と調和した環境に 優しいアウトドアスポーツであり、我が国の観光の持続可能な発展を支えるものです。」

インスブルック市のスポーツ評議員、エリザベス・マイヤー Elisabeth Mayr氏もこれに同意します。「この大きなスポーツイベントによって、インスブルックは 『山の中の都市』であることを示すことができます。何も拡張や改築をする必要はなく、ヨーロッパの中心に位置し、ユニークな山の世界に埋め込まれた都市であることを示すことができるのです。」

チロル観光局代表のカリン・ザイラー Karin Seiler氏も、世界選手権の開催がチロルにもたらす付加価値を確信しているといいます。「観光の観点からも、そして何よりもブランドの観点からも、チロルのマウンテンスポーツは私たちのDNAの一部なのです。山はチロルのブランドにしっかりと根付いており、マウンテンランニング・トレイルランニング世界選手権は完璧にフィットします。」

今回の開催地はそれぞれの競技種目に完璧な環境を提供しているほか、チロル地方の中心都市・インスブルックは山のすぐ近くにありながら、イベント開催のインフラとホテルを備えているのが印象的です。一方、シュトゥーバイは一流ホテルと壮大な自然景観が魅力なことで知られます。

「世界選手権では、世界中からトレイルラン ナーやマウンテンランナーのエリートがチロ ルに集まり、ヨーロッパで最も美しい風景の中を走ることになります。」と話すのは有力選手として活躍するクリスティン・ベ ルグルンド Kristin Berglund、アイダ・ソフィー・ヘゲマン Ida- Sophie Hegemann、 フローリアン・グラゼル Florian Graselの各選手。「世界選手権のエキサイティングな雰囲気の中で汗だくなりながら、私たちは自然を間近で楽しむ自由を体験することを楽しみにしています。」

インスブルック観光局のマリオ・ゲルバー Mario Gerber 会長は、インスブルックとその周辺に計画されているコースは、アスリートや観客にスポーツを通して楽しみ、さらに景観も楽しむことができるハイライトを提供すると述べています。「あるコースは絵のように美しいインスブルックの旧市街を通り、 ヘッティング Hoetting地区の 『ホール Höll』まで急な登り坂が続きます。私たちのアルプス都市圏の州都、インスブルックから、美しいスポーツのイメージを世界に発信していきたい」とゲルバー氏は意気込みます。シュトゥーバイ観光協会のアドリアン・シラー Adrian Siller会長は、記者会見で「シュトゥー バイでは壮大なルートが整備されている」と話しました。

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