Amazfit GTR Miniが発売に、今までなかったラウンド型の「Mini」モデル

Zepp Health Corporationはスマートウォッチのブランド「Amazfit」から、「Amazfit GTR Mini」を3月24日に日本国内で発売しました。コストパフォーマンスに優れ、モデル名に「Mini」を冠した製品としては昨年8月に角形の「GTS 4 Mini」が発売されています。今回の「GTR Mini」は「Mini」シリーズとしては初めてのラウンド型であり、機能面では「GTS 4 Mini」を一部上回る意欲的なモデルです。公式オンラインストアでの価格は19,800円(税込)となっています。

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昨年8月に発売された角形の「GTS 4 Mini」と比べると、ラウンド型の「GTR Mini」はケースの形が異なりますが、それ以外ではOSに「ZeppOS 2.0」が導入されているのが大きな違いです。「ZeppOS 2.0」は昨年10月に発売された「GTS 4 / GTR 4」に搭載されており、「GTR Mini」はこの上位モデルと同じOSを採用しています。スポーツモードの充実ぶりやGPSも先行モデルを引き継いでおり、ランニング用のウオッチとしても高機能です。

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ハードウェア面では角形の「GTS 4 Mini」がアルミ合金+プラスチックのケースでバンド込みの重量が31.2gに対して、ラウンド型の「GTR Mini」はステンレススチール+プラスチックのケースで36.2gとなっています。コスパのよいMiniシリーズにステンレスのケースで高級感を出してきたのは意外なところ。このためか、発売時の価格をみると「GTS 4 Mini」が16,800円であったのに対して、「GTR Mini」はこれを上回っています。目下の物価上昇トレンドに沿いつつも質感を高めたことで割高感を抑えてきた、ということかもしれません。

昨年10月に発売された主力モデルのうちラウンド形の「GTR 4」との比較も気になるところ。サイズ面ではアルミフレームの「GTR 4」が46 x 46 x 10.6 mmで60gに対して、「GTR Mini」は42.83 x 42.83 x 9.25mmで36.2gと一回り小さく軽くなっています。さらに心拍数や血中酸素レベルを測るセンサーは「GTR 4」が新しくなったBioTracker 4.0 PPG バイオメトリック センサーであるのに対し、「GTR Mini」はその前の世代のBioTracker 3.0 PPG バイオメトリック センサーとなっています。GPSなどの衛星測位についても「GTR 4」が6衛星測位システム対応かつデュアルバンドとなっているのに対し、「GTR Mini」は5衛星測位システムとなっています。お値段は「GTR 4」の発売時は31,900円(税込)、現在Amazonでは3万円を切る価格で販売されています。

なお、「GTR Mini」のバッテリーは「ハードな使用」で最大7日間、「標準的な使用」で最大14日間。「GTS 4 Mini」ではそれぞれ最大8日間と最大15日間、「GTR 4」は最大7日間、最大14日間でした。

スマートウォッチの形については、ディスプレイに表示できるデータの量では角形の方が有利なはずですが、やはりクラシックなラウンド型は時計として見やすいのは確かです。新しい選択肢として「GTR Mini」は注目を集めそうです。

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