Amazfit GTS 4 Miniレビュー・ベーシックモデルでありながらヘルスケア、フィットネス機能は最新でランナーにもおすすめ

先月、スマートウォッチ「Amazfit GTS 4 Mini」が発売されたことを当サイトでお伝えしました。
コストパフォーマンスに優れていると紹介したこの製品をメーカーからご提供いただき、じっくり試してみました。

センサー、バッテリーは上位モデルに引けをとらないGTS Mini 4

Zepp Corporationが「Amazfit」のブランドで展開する「GTR / GTS」のシリーズは昨年秋に第3世代となる「GTR 3」、「GTS 3」、「GTR 3 Pro」が発売されています。一方、モデル名に「Mini」が付くモデルは昨年春に「GTS 2 Mini」が登場し、フィットネス関係の機能は上位モデルとほぼ同等ながら16,800円という手頃な価格で人気を集めました。

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今回登場した「Amazfit GTS 4 Mini」は「GTS 2 Mini」と同じ発売価格という手頃さは受け継ぎながら、フィットネス関係で重要なハードウェアは「GTR / GTS 3」シリーズと同等にアップデートされています。すなわち、心拍数や血中酸素濃度を測るセンサーには最新世代の「BioTrackerTM 3.0 PPG生体光学センサー」。位置測位システムはGPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSと五つのシステムに対応しています。

「GTS 3」とのスペックの比較ではサイズや重量、ディスプレイなどで差別化されているものの、バッテリー容量とバッテリー持続時間は「GTS 4 Mini」が上回っています。

GTS 4 Mini GTS 3
発売 2022年8月 2021年10月
サイズ 41.8 x 36.66 x 9.1 mm 42.4x36x8.8mm
本体重量 31.2g (ストラップあり)<本体のみの実測19.2g> 24.4g(本体のみ)
ボディ素材 アルミニウム合金+プラスチック アルミニウム合金
防水グレード 5ATM
ディスプレイ 1.65インチ AMOLED 1.75インチ ULTRA HD AMOLED
解像度 336×384, 309PPI 390×450, 341PPI
スクリーン 強化ガラス、指紋付着防止コーティング
省電力モード 45日間 20日間
標準的な使用 15日間 12日間
ハードな使用 8日間 6日間
GPS連続稼働 21時間 20時間
センサー BioTracker™ 3.0 PPG バイオメトリック センサー(4PD+2LED)、加速度センサー、地磁気センサー、環境光センサー BioTracker™ 3.0 PPG バイオメトリック センサー (6PD + 2LED)、加速度センサー、ジャイロスコープ センサー、地磁気センサー、環境光センサー、気圧高度計センサー
衛星測位 、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS
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デザインでは、ディスプレイを上から見たときに、全面がガラスで覆われている「GTS 3」に対してメタルのベゼルが見えている「GTS 4 mini」、ウォッチ横のクラウンを回して操作できる「GTS 3」に対してプッシュできるのみの「GTS 4 mini」という差があります。

ウォッチ横側のボタンは押す操作はできるが回転はしない。

こうした差をまとめてみると、「GTS 4 mini」はヘルスケア関係の機能とフィットネス関係の機能は最新でありながら、価格は抑えられているのが特徴です。販売チャネルがオンラインに限られていることからしても、Amazfitとしては戦略的な製品、消費者からみれば用途が合うならとてもお買い得なモデルということになります。

充電は専用のUSBケーブルで。マグネットで接着するが充電そのものは端子を接触することで行う。

充電は専用のUSBケーブルで。マグネットで接着するが充電そのものは端子を接触することで行う。

ストラップの形状が新しくなっている。

ストラップの形状が新しくなっている。

ヘルスケア・フィットネス機能は上位モデルに引けをとらない

ヘルスケア関係の機能では、ワンタップで心拍数、血中酸素レベル、ストレスレベル、呼吸効率の4つを分析する機能を備えます。さらに、心拍数データなどをもとに日常生活の中の運動で得られた成果を数字に換算して、直近7日間の合計を100以上に保つよう促す「PAI」は無理なくこまめに運動する習慣をつけるのに役立ちそうです。

このほか、1日の歩数、脂肪燃焼時間、起立時間をトラッキングして1日の中で設定した目標を達成するよう促す機能、睡眠中にもウォッチを身につけることで睡眠時間や睡眠の質をトラッキングする機能も備えます。

筆者として気になるのはスポーツ・アクティビティ、特にランニングのログを記録する機能です。機能は多岐にわたりますが、結論としては今年夏に発売され、トレイルランニングをはじめとするアウトドアスポーツにフォーカスした「Amazfit T-Rex 2」とほぼ同等です(ナビゲーションに関する機能は除く、アクティビティ中のディスプレイ表示は合計5ページまで)。1kmなどの単位距離を設定して自動でスプリットを取ることもできます。心拍数のゾーン表示もできます。ディスプレイのカスタマイズも可能です。

トレイルランナーにとってはGPSログをとりながら何時間くらいランニングができるか、が気になるところ。GPS連続稼働21時間とされており、ウルトラディスタンスのマラソン、トレイルランニングにも対応します。アクティビティの記録はスマートフォンのZeppアプリで確認できるほか、アプリ内で設定することでStravaへの自動データ転送も可能です。

ランニングウォッチとして実用的、初心者だけでなく大きくて重いGPSスポーツウォッチとの使い分けにも便利

AmazfitのGTR / GTSシリーズの中で「GTS 4 mini」は、最もお手軽な16,800円という価格からすると初心者向け、エントリーモデルという位置付けなのでしょう。しかし、よくその機能をチェックすると、ヘルスケアやフィットネス関係の機能は上位モデルに引けをとらない内容で、ランニングウォッチとして豊富な機能を備えています。

ディスプレイ消灯時の常時表示機能も備える

ディスプレイ消灯時の常時表示機能も備える

ランニングを始めたばかりの人がGPSログをとってStravaにアップロードできるウォッチがほしいなら、気軽に試せるのが「GTS 4 mini」です。それだけでなく、100マイルのトレイルランニングのログを記録できる大型のGPSスポーツウォッチを普段から身につけている人にとっては、普段の気軽なランニングに十分な機能を持つ軽くて小さいスマートウォッチとして「GTS 4 mini」は有力な存在です。

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