国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。
(写真・OSJ新城ダブル64kで大会新記録で優勝した長田豪史。Photo © OSJトレイルランニングシリーズ)
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トレイルランニング関連ニュース
カミラ・ヘロン Camille Herronが48時間走で435kmを記録して世界記録を上回る
iRunFarによれば、先週末にオーストラリアで開催された「Sri Chinmoy 48 Hour Festival」において、アメリカのカミラ・ヘロン Camille Herronが48時間走で435.336 kmを記録。女子の48時間走では先月に台北で開催された台北ウルトラマラソン(臺北超級馬拉松)でジョー・ザグゼウスキー Joasia “Jo” Zakrzewski (GBR)が411.458 kmで世界記録を更新して公認審査待ちとなっているところでした。女子の48時間走は2022年5月にパトリシア・ベレズノウスカ Patrycja Bereznowska (POL)が403.32kmを記録して世界記録と公認されてから、1年を待たずに30km以上も記録が延びたことになります。
先週末開催のイベント
3月23日木曜日 – 24日金曜日
Antelope Island Buffalo Run (100m / 50m / 50k)
アメリカ・ユタ州のグレートソルトレーク(湖)にあるアンテロープ島で開催。大会は木曜日に100マイルのレースがスタートしたのち、木曜日の夜から暴風雨となったことからレースは中止となった模様です。レースがキャンセルとなる前に一部の選手はコースを完走し、男子では現在北米で100マイルレースを転戦中のいいのわたる Wataru Iino、女子ではコリーン・ミラクル Colleen Miracleが優勝者となった模様です。
3月25日土曜日 – 26日日曜日
OSJ新城トレイル(11K, 32K, 64K)
愛知県新城市の愛知県民の森。かつて国体山岳競技が開催された本格的な山岳パートを含むコースで知られる大会です。
土曜日の11kmでは大掛柚奈が1時間29分、大掛莉奈が1時間30分で1位、2位でフィニッシュ。中学生の姉妹が1分差で続く快挙でした。3位は冨澤いずみで1時間39分でした。男子は工藤祐輔が1時間17分で優勝、東翔太が1時間19分で2位、向井幸次が1時間20分で3位でした。
雨の中で開催された日曜日の32kmの女子のレースは楠田涼葉がリード。4時間42分で優勝、総合9位となっています。女子2位は新屋祐希で4時間59分、冨澤いずみが前日の11kmに続いて3位、5時間21分でフィニッシュ。吉住友里はこの日はスタートしたもののDNFという結果でした。男子は加藤聡が終始リードして4時間5分で優勝。牧野高大が4時間19分で男子2位、牛田美樹が僅差の4時間29分で男子3位で続きました。
同じく日曜日にはコースを2周するダブルの64kmも開催。2021年のチャンピオン、昨年4位の河内陽介がリードしますが、1周目の途中で転倒してレースを棄権。その後は昨年2022年優勝の長田豪史が8時間54分で優勝。昨年の自身の優勝タイムである9時間20分、大会記録の9時間5分(2015年、望月将悟)を上回る大会新記録となりました。長田に続いて2位に岩井竜太が9時間38分、3位に谷川照樹が9時間53分でフィニッシュ。女子は昨年、10時間19分で唯一のフィニッシャーとなった秋山穂乃果が参戦しましたが、2周目でDNFに。今回は男子の10選手が完走しています。
リザルト速報はこちら。
GGR-solo- (24h, 2.6km loop)
広島県呉市のグリーピアせとうちの距離2.6kmの周回コースで24時間走が行われました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
Georgia Death Race (74マイル)
アメリカ・ジョージア州のボーゲル州立公園で開催される約100kmのレース。男子はクリス・クロウレイ Chris Crowleyが15時間12分で優勝、総合2位となる15時間37分でジャナ・フリドリチョワ Jana Fridrichovaが74マイルのレースを制しました。リザルトはこちら。
3月25日土曜日
三浦半島縦断トレイルラン大会(38.5km, 14.5km)
神奈川県の三浦海岸から六浦へと三浦半島を北上する38.5km、14.5kmの二つのコース。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
Lantau Trail 70(70km)
香港・ランタオ島。2019年以来4年ぶりのリアル開催でした。70kmのレースはAsia Trail Masterのシリーズ戦です。大会が開催された土曜日は正午ごろに雷雨となり、主催者はレースを45分間にわたって中断したのちに再開しました。レースの結果は計測チップを使ってネットタイムに基づいて決まることとなりました。しかし男子の上位選手は中断となるポイントを通過していたため、そのままレースを続行。香港在住のジェフ・キャンベル Jeff Campbell (CAN)が7時間34分で優勝。大会記録の7時間3分(2018年のヤン・ロンフェイ)に次ぐ歴代2位の好タイムでした。2位にアレッサンドロ・シェルパ Alessandro Sherpa (ITA)が7時間57分、昨年のATM年間チャンピオンのアーニー・マカネラス Arnie Macaneras (PHI)が8時間40分で3位。女子はランタオ島在住のカトリーナ・ハムリン Katrina Hamlinが女子歴代3位となる9時間36分でレースを制しました。女子2位には終盤に順位を上げたフローラ・チン Flora Wing Yee Ching、3位はアギー・サバナル Aggy Sabanal-Marteという結果でした。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
今週末開催のイベント
3月31日金曜日 – 4月2日日曜日
Gorge Waterfalls 100k , 50k, 30k
アメリカ・オレゴン州で開催の100kmなどのトレイルランニングレース。コースのエリアでの森林火災により大会開催が見送られていましたが昨年、5年ぶりに復活した大会です。
Buffalo Stampede (100k, 42k, 20k, 10k)
オーストラリア・ビクトリア州のマウントバッファロー国立公園で開催。昨年から始まった100kmのレースが設けられたほか、42kmのSkyMarathon、20kmのSkyRunなどのレースが行われます。
4月1日土曜日 – 2日日曜日
Umstead 100
アメリカ南部、ノースカロライナ州で開催。フラットなトレイル100マイルのレースです。
嬬恋スカイラン(SKYSNOW)
群馬県嬬恋村。雪上をマイクロクランポンをつけて走るスカイスノー競技の大会です。JSAによるスカイスノー・ジャパン・シリーズは土曜日にシリーズ第4戦の3.5kmのバーティカル、日曜日にファイナルとなる10km 900mD+の「クラシック」が予定されています。
4月1日土曜日
平尾富士トレイルランニングレース(24km、12km)
長野県佐久市の佐久スキーガーデンパラダを会場に開催。山頂1,155mの平尾富士をコースとしています。
American River 50
カリフォルニア州フォルサムを拠点に、アメリカン川の川沿いのトレイルを走る50マイルのレースです。今年の大会では25マイルのレースが復活し、10マイルのレースが新たに開催されます。
Ultra Montseny (80k, 53k, 32k)
バルセロナ近郊のモンツェニー山脈で開催。80km 5,201mD+などのコースでレースが行われます。
4月2日日曜日
ハセツネ30K
東京都あきる野市で開催。2019年春以来、4年ぶりの開催となります。今年はコースの前半部が大きく変更されてトレイルの比率が高くなりました。従来の秋のハセツネCUPに向けた入門レースとは一味違う大会となりそうです。当サイトの紹介記事はこちら。
青梅高水山トレイルラン(30k, 15k)
東京都青梅市。関東の春のトレイルランニングの名大会として知られます。今年も大会会場に隣接してTRAIL OPEN AIR DEMOが開催されます。
湯来SPA&ADVENTURE TRAIL (31km, 23km)
広島市湯来町で開催。ロングコースとショートコースの二つのレースが行われます。
La Cumbre SkyRace
中央アメリカのコスタリカのサン・ヘラルド・デ・ドタ San Gerardo de Dota で開催されるイベントで、20km 1,465mD+のレースがスカイランニングの北米・中米選手権Skyrunning North & Central American Championshipsとなっています。
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