DC Weekly 2023年5月29日 たかやしろ、いながわ里山猪道、Tokyo Grand Trail、OSJ奥久慈、秋吉台、MUT by UTMB、MaXi Race

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

(写真・たかやしろトレイルランニングレースのバーティカルに参加した北京冬季五輪クロスカントリースキー日本代表選手の馬場直人。 Photo by © 計測工房)

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先週末開催のイベント

5月26日金曜日 – 28日日曜日

Tokyo Grand Trail (160km)

東京・奥多摩エリアで開催される100マイルのトレイルランニングレースとして今回が初開催。奥多摩と高尾エリアにまたがる人気エリアでの100マイルレースとして注目を集めました。コースの距離は160km、累積獲得高度は12,000mD+となっています。77人の選手がエントリー、70人がスタートしたレースは制限時間の50時間以内に43人がフィニッシュ。トップでフィニッシュしたのは若岡拓也で33:56。2位には徳本順子が34:15で続いて女子優勝。男子は牧野高大(34:52)、中野洋平(38:42)がトップ3に。女子では浅原かおり(38:47)、武市香里(40:04)が続きました。リザルト速報はこちら

5月26日金曜日 – 28日日曜日

Mountain Ultra Trail by UTMB (100m, 100k, 60k, 42k, 25k, 9.5k)

南アフリカ・西ケープ州のジョージ Georgeを拠点に開催されるUTMBワールドシリーズのシリーズ戦でアフリカ大陸で初のシリーズ戦です。165km / 7,685mD+の100マイルのレースはライアン・サンデス Ryan Sendesが21:46で優勝。2位にダグラス・ピッカード Douglas Pickard(22:54)、3位にガブリエル・クリール Gabriel Kriel(23:56)。本稿執筆時点では女子の上位選手の完走を待っています。98kmのMUT100はブルース・アーネット Bruce Arnett(13:39)、タリン・ファンニーケルク Tarrin van Niekerk (15:02)、59kmのMUT60はジョハールト・ファンへアルデン Johardt van Heerden(5:55)、キム・シュライバー Kim Schreiber(GER, 7:19)がそれぞれの男女のレースを制しました。MUT60の優勝タイムは男女ともに大会新記録です。リザルトはこちらから。

Mountain Ultra Trail by UTMB の100マイルで男子優勝のライアン・サンデス Ryan Sandes。Photo by Mountain Ultra Trail by UTMB

Mountain Ultra Trail by UTMB の100マイルで男子優勝のライアン・サンデス Ryan Sandes。Photo by Mountain Ultra Trail by UTMB

MaXi-Race du lac d’Annecy (93km, 88km, 45km, 41km, 16km, 4.6km), International U18 Mountain Running Cup

フランス・アヌシーで開催されるトレイルランニングのビッグイベント。88kmの「MaXi-Race」はミゲル・アーセニオ Miguel ARSENIO (POR)が8:40、フィオナ・ポルテ Fiona PORTE (FRA)が10:15でそれぞれ男女のチャンピオンに。フランスのGolden Trail National Seriesのレースとなっている38kmの「Marathon」はアントニオ・マルチネス Antonio MARTÍNEZ PÉREZ (ESP) が4:00で優勝、15秒差でロバート・プケモイ Robert Pkemoi (KEN) が2位、プケモイから17秒差の4:01でアントニー・フェルベール Anthony Felbert (FRA) が3位。女子はアナリス・ルセ Anne Lise ROUSSET (FRA) が4:53で制し、ルース・・クロフト Ruth CROFT (NZL) が4:54で2位、アンセシル・テベノ Anne-Cecile THEVENOT (FRA) が5:04で3位に。4.6km、230mD+のコースで行われたU18マウンテンランニング世界選手権は女子がイネス・ヘラールト Inés HERAULT SICILIA (ESP) が20:19、男子がオスカー・ガイタン Oscar GAITAN MORDILLO (ESP) が17:45でそれぞれ金メダルを勝ち取っています。リザルトはこちら

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5月27日土曜日 – 28日日曜日

ステージレース三陸 SRS100

東日本大震災から復興を遂げつつある三陸地方を走って体感するというステージレース。プレイベントを経て、第一回大会が開催されました。今回は浄土ヶ浜(岩手県宮古市)から陸中海岸青少年の家(山田町)までを初日の65km、そこから根浜シーサイド(岩手県釜石市)までの二日目の35kmをあわせて110kmをコースで開催されました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

ホサカ24耐 Hosaka 24-hour EnduranceRun

山梨県韮崎市の穂坂自然公園にある5kmの常設トレイルランニングコースで開催されるイベント。【追記・主催者からリザルトの速報を以下の通りお知らせいただきました。2023.05.30】

  • チームの部:優勝は芝脇大貴選手・藤島里香子選手のチーム「てとりす少年少女」。芝脇選手はバックヤードウルトラ日本代表。2位は「永遠のライバル」(田代明良選手・細谷佳邦選手)、3位は「チームYAMAJI」(植松明雄選手・山路理恵選手)。
  • 女子個人の部:優勝は清宮由香里選手。前週の野辺山ウルトラマラソン100kmに続いて2週連続優勝。2位は佐々木智香子選手。
  • 男子個人の部:優勝は本藤寛巳選手、2位に鈴木雄大選手、3位は根津一夫選手。

リザルトはこちら

たかやしろトレイルランニングレース(12k, VK)

長野県の木島平スキー場。土曜日のバーティカルキロメーターが5km 880mD+のコース。臼井夏海(43:28)と北京冬季五輪日本代表のクロスカントリースキーヤー、馬場直人(36:04)が優勝。翌日の12km 1200mD+のレースは小林千佳(1:23:30)、松本祥汰(1:05:38)が制しました。リザルトは大会ウェブサイトから。

5月27日土曜日

Transylvania 100k (100k, 50k, 30k, 20k)

ルーマニアで開催。「ドラキュラ」に登場する城のモデルとされるブラン城をスタート・フィニッシュとするコースで行われます。リザルトはこちら

5月28日日曜日

カムイの杜トレイルラン(43k, 23k, 10k, 5k)

北海道旭川市神居富沢で開催。43kmなど4つのレースが開催されました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

OSJ奥久慈トレイルレース(50k, 30k)

茨城県常陸太田市、大子町など。今年は常陸太田市の竜神大吊橋と袋田を経て月待の滝(大子町)を往復するループのコースとなりました。大会フェイスブックページによれば、50K男子は長田豪史が8:55で優勝。30K男子は青木純が優勝、11分差で工藤祐輔が2位、出澤孝臣が3位でした。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

八王子丘陵ファントレイルin太田(24km, 11km, 3km)

群馬県太田市・八王子山公園。太田市から桐生市にまたがる八王子丘陵を舞台に鏑木毅さんがコースプロデュースする大会。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

いながわ里山猪道トレイルラン (20k, 5k)

兵庫県猪名川町。大島地区の大野山を含むコースで2019年以来4年ぶりに開催されました。ワイルド20kmの女子では棚田のぞみが3:06で優勝、12分差で荒井千鶴子(3:18)、下茅祐子(3:19)がトップ3に入りました。同男子は岡翔琉が2:13で勝利、11分差で千代勝博が2位(2:24)、岡靖朗が3位(2:25)でした。招待選手の万場大は最終ウェーブでの参加で、5位(2:33)でした。リザルトはこちら

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いながわ里山トレイル20kの男子トップ3、左から3位の岡靖朗、優勝の岡翔流、2位の千代勝博。(写真提供 いながわ里山猪道トレイルラン実行委員会)
5位で完走した万場大。(写真提供 いながわ里山猪道トレイルラン実行委員会)

ユーラスエナジーカップ2023 天城アタック35(37km)

静岡県河津町で5月28日に開催されるトレイルランニングイベント。河津七滝(かわづななだる)の水垂(みずたれ)をスタートし、旧天城トンネル、鉢ノ山を経て今井浜海岸でフィニッシュする距離37km、累積高度は1,300mD+と1,600mD-のコースで行われました。 リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

比婆山国際スカイラン(18.5k, 9k)

広島県庄原市西城町の県民の森を会場に比婆山連峰をコースとする大会。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

秋吉台カルストトレイルラン(60km、30km、20km)

山口県美祢市。カルスト台地として有名な秋吉台で開催。39kmの累積獲得高度は1,400mD+。60kmのエクストリームコースは東美香(7:17)、新井龍(5:30)が女子、男子それぞれで優勝。30kmのロングコースは長澤奈緒子(3:18)、前田渉(2:24)、20kmのショートコースは市場彰子(1:59) 、藤井敏行(1:41)がそれぞれ女子男子のレースを制しました。リザルト速報はこちら

蔦島トレイルトレイルランニングレース (15km, 7km)

香川県三豊市の無人島「大蔦島」で開催される大会で子どもから大人まで、初心者から上級者まで楽しめるトレイルランニングレース。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

中止・Trail Sacred Forest (50k, 24k, 14k)

イタリアのトスカーナ州とエミリア=ロマーニャ州にまたがるカゼンノ森林国立公園で開催される大会で、2017年のトレイル世界選手権のホストとなった大会です。5月中旬からエミリア=ロマーニャ州全域は豪雨に襲われ、洪水被害により危機的な状況にあることから、この大会は5月20日に5月28日に予定されていた大会を中止とすることを発表しました。

今週末開催のイベント

6月1日木曜日 – 4日日曜日

Lofoten Ultra-Trail®(100m, 50m, 48k, 24k, 12k)

ノルウェー・ロフォーテン諸島。北極圏内にある島をつなぐコースで開催される100マイルなどのトレイルランニングイベントです。

6月2日金曜日 – 4日日曜日

TAMBA100 アドベンチャートレイル(100マイル、100K、30K)

兵庫県丹波市柏原町の丹波の森公苑を会場とする100マイル、100km、30kmのトレイルランニングイベント。100マイルの累積獲得高度は16,210mD+に達するという難コースです。2021年春のプレ大会、同年秋の第一回大会に続く第二回大会となります。

6月2日金曜日 – 3日土曜日

Trail du Saint-Jacques by UTMB (126km, 75km, 46km, 18km, Rando 29km, Rando 18km)

フランス南部のル・ピュイ=アン=ヴレ Le Puy-en-Velayをメイン会場にして開催。サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路(フランス語で ”Chemins de Saint-Jacques-de-Compostelle” )の起点の一つとして知られる町にフィニッシュするコースで開催されます。今回で12回目の開催で、昨年からUTMB®︎ World Seriesの大会となっています。

Hochkönigman Trailrunningfestival (Hochkönig Skyrace 31.2km, 84.2km, 48.6km, 19.9km, 9.2km, Downhill 2.57km)

オーストリア・マリアアルムで開催予定の「ホッホケーニヒ・スカイレース」。32.6kmのレースがスカイランナー・ワールドシリーズの第3戦となっています。

Swiss Canyon Trail (111k, 81k, 51k, 31k)

スイス・ヌーシャテル州クーヴェ Couvetで開催。最も距離の長い「111k」のコースは距離112.3km、累積獲得高度5,350mD+でテクニカルな難コースです。

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San Diego 100

アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ郊外で開催の100マイル・トレイルランニングレース。

6月3日土曜日 – 4日日曜日

OSJ会津磐梯山ウルトラマラソン(100km, 65km)

福島県猪苗代町、磐梯町、北塩原村。会津磐梯山の山麓にある猪苗代湖、小野川湖、秋元湖、檜原湖、曽原湖をめぐるコースで開催されるウルトラマラソン。昨年の大雨の影響で、初開催の前回のコースのうち100kmの前半部が一部変更のうえで開催されます。

Mohican 100

アメリカ・オハイオ州で開催の100マイルトレイルランニングレース。

6月3日土曜日

白馬岩岳 Trail Race Spring (15km, 30km)

長野県の白馬岩岳マウンテンリゾートで開催される15kmと30kmのレース。

奥多摩トレイルラン大会(33km, 10km)

東京・青梅市の永山公園をスタートして旧古里中体育館(33km)または高源寺(10km)でフィニッシュするという大会。

戸隠マウンテントレイル(20km, 10km, バーティカル)

長野県・戸隠スキー場を会場に開催。20kmと10km、バーティカルの三つのレースが行われます。

トレイルランニングin山の里(24kなど)

兵庫県赤穂郡上郡町で開催。ピュアランド山の里周辺の遊歩道と林間トレイルを組合わせた未舗装の特設コース約2.4kmの周回コースで行われる大会です。

Cayuga Trails 50m / 50k

アメリカ、ニューヨーク州イサカで開催される50マイルと50kmのトレイルランニングレースです。

6月4日日曜日

CALDERA TRAIL(35km, 10km)

岩手県七時雨山で開催の七時雨(ななしぐれ)マウンテントレイルフェスの中で開催されるイベント。35kmのロングコースは今回は一部変更されて距離は31kmとなります。

奥武蔵ウルトラマラソン(78km)

埼玉県毛呂山町の毛呂山総合公園を会場にして、78kmのコースで開催される人気のウルトラマラソン。

富士忍野高原トレイルレース(34.6km, 21.6km, 13.2km)

山梨県忍野村。富士山麓の杓子山、立ノ塚峠、二十曲峠などを通るコースで開催されます。

那岐ピークス タフトレイルチャレンジ in岡山(57k, 32k)

岡山県、鳥取県の境となる那岐山系で開催。「チャレンジコース」は57km、「ミドルコース」は32kmと二つのレースが行われます。

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