6月6日の開会式で始まった今年のマウンテンランニング・トレイルランニング世界選手権(Mountain & Trail Running Championships, WMTRC)は、オーストリアのインスブルック、ステューバイで開催中です。大会最終日は4つの競技のうちで最後となるクラシック競技(またはアップ・アンド・ダウンヒル)が開催されます。インスブルックのメイン会場を起点に北側の山を駆け上がって降りてくるループをコースにする7.5kmのコースをジュニアは1周、シニアは2周。トレイルランニングという言葉がまだなかった頃から、存在していたマウンテンランニングの最も歴史の長いフォーマットの競技となります。
クラシック競技の模様は大会公式YouTubeチャンネルで5ヶ国語でライブ配信されます。
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レースのスタートは午前10時(日本時間10日土曜日午後5時)のジュニア女子からとなります。レースのライブトラッキングはこちらから。
- クラシック Mountain Classic
今回のWMTRCの開催地はインスブルックとステューバイ。インスブルックはオーストリアの西部、チロル州の州都。中世以来、交易の中心地やハプスブルク家の拠点として繁栄してきました。都市圏人口29万人の今日では周囲を山に囲まれた風光明媚な観光地として知られます。インスブルックの南側に位置し、ルッツ川の流れる谷あいがステューバイで、山岳リゾート地として知られます。インスブルックは1964年と1976年の二度にわたってオリンピックの開催地となっています。
今回の大会会場はインスブルックの市街地とステューバイの町であるノイシュティフト Neustiftに設けられます。6日火曜日の開会式に始まり、7日水曜日に7.1kmで標高差1,020mを登るバーティカル、8日木曜日に距離45.2kmで累積獲得高度3,132mD+のショートトレイル、9日金曜日に84.9kmで累積5,554mD+のロングトレイル、10日土曜日にマウンテン・クラシック(ジュニア・7.5km、シニア15km)の各競技が行われます。日本からは代表選考レースを経て選ばれた日本代表チームは女子4名、男子8名。ショートトレイルに3選手、ロングトレイルに9選手がエントリーしています。