【編者より・週末に開催されるUTMB World Seriesの大会について、プレスリリースの情報を元にお伝えします。】
氷河湖や濃密な松の森から、荒々しい山々に囲まれた石造りの村や羊飼いの小屋まで、コルシカ島の「Restonica Trail by UTMB®」は参加者にとって究極のデスティネーションレースとなることを約束します。フランス・コルシカ島で15周年を迎える今年の大会に2,200人のランナーが参加します。
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110Kから17Kまでの4つの距離のレースが用意されているこのイベントは、世界で最も有名なハイキングトレイルの一つである「GR20」をコースに含み、荒々しい風景、切り立った山々、美しい谷を通ります。
イベントプロジェクトマネージャーであるJules Pijourlet氏は「Restonica Trail by UTMBは単なるトレイルランニングイベントではなく、何よりもこの土地を知り、美しい島を発見する機会です。これまでの15年間と同様に、何千人ものフランス人と世界各国から集まる選手が、息をのむような風景に驚き、コルシカの特別な雰囲気を楽しむでしょう。そして自分自身の限界を超える経験をすることでしょう」と話します。
世界中のアスリートが地中海で4番目に大きな島に向かい、レースを初めて体験する一方で、その魔法を再び体験するために戻ってくる選手もいます。その中には50Kカテゴリーの「Restonica Trail」でタイトルを防衛しようとするアントニー・クイリッチ Anthony Quilici (FRA) も含まれます。
今年の大会には先月開催されたWMTRC世界選手権で好成績を残したアスリートも参戦します。110kmの「Ultra-Trail Corsica」の女子のレースにはWMTRCで20位のエバ・マリア・シュペルガー Eva Maria Sperger (GER) が高い目標を設定しています。男子ではWMTRC・ロング世界チャンピオンのバンジャマン・ルビオル Benjamin Roubiol (FRA) がエントリーしています。さらに2019年のRestonica Trail by UTMBで優勝しているランベール・サンテリ Lambert Santelli (FRA) も今年のレースに参加します。
ルビオルは次のようにコメントしています。「私は次に走るレースについて誇りに思い、自信を持っています。WMTRCの直後にこの長距離トレイルランを経験することになります。きっと大変なレースになるでしょう。コルシカを旅行し、素晴らしい時間を過ごすことを楽しみにしています。コルシカの町、コルテ Corteには行ったことがありますが、それはすべての登山家が探検し、アウトドアアクティビティに最高の場所です。」
69kmの「Restonica Trail」は累積獲得高度が4,000mに達します。エリ・ベッソン – ピトン Elie Besson-Pithon (FRA) 、テオ・デティエンヌ Théo Detienne (FRA) が男子の有力選手です。女子のレースでは、シルベーヌ・キュソ Sylvaine Cussot (FRA) が快走を見せるでしょう。
6月のオーストリアでのWMTRC世界選手権のショートトレイルで4位になったティボー・バロニアン Thibaut Baronian (FRA) は今週末、33kmで2,500mの標高差を登る「Tavignanu Trail」にエントリーしており、表彰台を狙います。このレースには2019年の勝者であるアルノー・ボナン Arnaud Bonin (FRA) と2021年の勝者であるジャン – フランソワ・オータン Jean-Francois Hautin (FRA) も加わります。Tavignanu Trailの女子では2週前のMarathon du Mont Blancの23kmのレースで優勝したアマンディーヌ・フェラート Amandine Ferrato (FRA) とKVで準優勝のカンディス・フェルタン Candice Fertin (FRA) の二人にも注目です。
各レースについてはライブトラッキングをこちらで観ることが出来ます。