DC Weekly 2023年8月7日 富士登山駅伝、野沢トレイルフェス、ユース・スカイランニング世界選手権、KAT 100 by UTMB、Fjällmaraton

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

(写真・野沢トレイルフェス・バーティカルで優勝した須藤吉仕子。Photo © 計測工房)

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先週末開催のイベント

8月3日木曜日 – 5日土曜日

KAT100 by UTMB (100m, 92k, 48k, 24k, 8k, Ekiden Relay)

オーストリア・チロル州のキッツビュール・アルプス Kitzbühel Alps で開催される大会でUTMBワールドシリーズのシリーズ戦でした。大会の直前に金曜日の夜から土曜日にかけての豪雨が予想されたことから、48k、100マイル、リレーコースが一部で変更となりました。100マイルではともにオーストリアの選手であるクリスティアン・スターン Christian STERNが21:25、エステル・フェルホーファー Esther Fellhoferが25:48でそれぞれ男女のレースで優勝。女子のレースでは完走者5人の中で日本から参加の夏目泰子 Yasuko NATSUMEが31:11で女子2位でした。92kmのレースはアンデシュ・キアラビック Anders KJAEREVIK (NOR) が9:57、クラウディア・トレンプス Claudia TREMPS (ESP) が12:07で男女それぞれのレースを制しました。48kmはバート・プレジェドボジュスキ Bart PRZEDWOJEWSKI (POL) が4:20、イザベル・ビヒラー Isabell BICHLER (AUT) が5:29で男女それぞれで優勝しました。 リザルトはこちら。UTMBワールドシリーズの次のイベントはシリーズファイナルとなるDacia UTMB Mont-Blancとなります。

Fjällmaraton (45k, 100k)

スウェーデン中部のオーレ Åreで開催される、同国を代表する山岳ランニングのイベントです。今年は7月29日から8月5日まで、8つのレースが開催され、45kmと100kmはスパルタン・トレイル・ワールド・チャンピオンシップ Spartan Trail World Championship(STWC)の第5戦でした。5日に開催された42kmではオスカー・クレーソン Oscar Claesson が3:35で男子優勝、ヨハンナ・ゲルフグレン Johanna Gelfgrenが4:20で女子優勝とともにスウェーデンの選手が頂点に立ちました。当サイトでは写真とともにこの大会のリザルトを伝えています。リザルトはこちら。STWCの次のイベントは9月29日から開催されるSalomon Ultra Pirineuです。

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8月4日金曜日 – 6日日曜日

ユーススカイランニング世界選手権 Youth Skyrunning World Championships(バーティカル、スカイ)

15歳から23歳のユース世代の選手の世界選手権は、5度目のホスト大会をイタリア・ラクイラのGran Sasso SkyRaceが務めました。4日にバーティカル、6日にスカイのレースが行われました。レースの結果は当サイトの記事(バーティカルスカイ)で伝えていますが日本代表チームはYouth A男子の岸本莞爾 Kanji KISHIMOTO、Youth A女子の小幡莉子 Riko OBATA、Youth B女子の小林華蓮 Karen KOBAYASHIが各カテゴリーでメダルを獲得、国別団体では日本が3位に入りました。

Elbrus Mountain Race (135k, 97k, 57k, 24k, 10k)

ロシア、そしてヨーロッパの最高峰であるエルブルス山(5642m)で開催。リザルトはこちら(公開され次第紹介します)。

8月5日土曜日 – 6日日曜日

野沢トレイルフェス(27k/12kなど)

長野県・野沢温泉スキー場で開催。¥27km 960mD+の「ロング」では長野安那が2:51で女子一位に。13分差の3:04で水谷怜愛が2位、富田加奈子が3:08で3位でした。ロング男子は小林海仁が2:20で勝利、塚原諒が2:31、藤澤聡志が2:35で続きました。 12kmのショートは上明子が0:55で圧勝、上原紫織が1:05で2位、町田彩羽が1:06 で3位でした。同男子は北村健士郎が僅差を制して0:46で優勝、小松健一が0:47で2位に。3位は有馬優仁で0:48でした。 4.7kmで標高差1000mを登るバーティカルも土曜日に開催され、須藤吉仕子が1:01、小山祐が0:46で女子男子のレースを制しています。リザルトはこちら

野沢トレイルフェス・バーティカルで優勝した小山祐。Photo © 計測工房

野沢トレイルフェス・バーティカルで優勝した小山祐。Photo © 計測工房

Canadian Death Race (118km, 42km)

カナダ・アルバータ州グランドキャッシュで開催の118kmなどのトレイルランニングレース。118kmのレースは男子がイホール・ベリイス Ihor Verysが12:36、女子がマンデイ・キュリー Mandy Currieが15:47で勝利を収めました。リザルトはこちら

8月5日土曜日

Tromsø SkyRace (57k, 32k, 15k, VK)

ノルウェー・トロムソで開催。2014年に立ち上げられた大会ですが、今回が最後の開催となります。57kmのハンパロッケン・スカイレースはエルランド・エルドラップ Erland Eldrup (NOR) が7:35、イングビルド・カスペルセン Yngvild Kaspersen (NOR) が7:42 で最後のチャンピオンとなりました。リザルトはこちら

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North Downs Way 100m

イギリス・ロンドン南郊のノースダウンズウェイ・トレイルで開催の100マイル。リザルトは大会ウェブサイトに掲載される予定です。

Waldo 100k

アメリカ・オレゴン州のウィラメット・スキーエリアで開催される100kmのトレイルランニングイベント。今年のレースはマーシー・キリメック Marci Klimekが10:21で女子優勝で、男子優勝のロブ・ラッセル Rob Russellのタイムである10:49を37分上回りました。リザルトはこちら

8月6日日曜日

富士登山駅伝競走大会

静岡県御殿場市。今年で48回目を迎える駅伝大会は御殿場駅前から山頂を折り返して御殿場市陸上競技場でフィニッシュする全11区で開催されました。自衛隊の部は優勝の常連である御殿場・滝ヶ原自衛隊(1/11区堤真人、2/10区山口貴士、3/9区原由幸、4/8区川崎雄哉、5/7区宮原徹、6区森口広也)が3:51で優勝。2区から5区の登りの4区間で区間賞を獲得するなど登りの強さで七連覇を達成しました。2位に守山35普連が3:59、3位に留萌自衛隊が4:00となりました。一般の部ではチームきびだんご(1/11区疋田和直、2/10区大西洋彰、3/9区大西毅彦、4/8区西澤誠二、5/7区山口大河、6区市毛富士雄)が4:08で優勝、5区と8区で区間賞を獲得。2位は清水ランニングクラブで4:10、3位は八王子富士森走友会で4:16でした。リザルト速報はこちら

赤城山トレイルランニングレース(25km、50km)

群馬県の国立赤城青少年交流の家を会場に50kmと25kmのレースが開催されます。IBUKIによる速報では50kmの男子は黒岩宗哲が5:46でトップでフィニッシュ、女子は中野沙知が7:14で首位でした。25kmでは鈴木拓人が2:54、野田真弓が3:45で男女それぞれのレースを制した模様です。

XTERRA JAPAN Trail Run 2023 Nenouekogen (50km, 25km, 5km)

岐阜県中津川市根ノ上高原。今年からスタートした「XTERRA Trail Run World Series」のイベントです。50kmのフルマラソンは男性6名がフィニッシュし、鶴見英斉が5:58で1位に。25kmのハーフマラソンは林直弘が2:43、中島琴美が3:25で男女それぞれで優勝。5kmのショートは山川真知子が0:23で女子優勝、20秒差で続いたラクラン・マキルベイン Lachlan McIlvaineが男子優勝という結果でした。リザルトはこちら

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今週末開催のイベント

8月9日水曜日

Mongolia Sunrise to Sunset (100km, 42km)

モンゴル北部のフブスゴル国立公園で開催。100kmの累積獲得高度は3,365mD+というコースです。

8月11日金曜日 – 15日火曜日

Bigfoot 200 (200m)

アメリカ・ワシントン州のカスケード山脈で開催の200マイルのトレイルランニングレース。コースは209.5マイル(337km)、14,000mとなります。

8月11日金曜日 – 13日日曜日

Fat Dog 120 (120m, 100km, 50mile, 40mile)

カナダ・ブリティッシュコロンビア州で開催。193kmで累積獲得高度8,682mD+のシングルステージのトレイルランニングレースです。

Stranda Fjord Trail Race (48k, 25k, 12k)

ノルウェーのフィヨルドに面した村、ストランダで開催のトレイルランニング・イベント。25km 1700mD+のレースが昨年のGolden Trail World Seriesのレースとなって注目されました。今年もナショナルシリーズのレースとなっています。

Swiss Alps 100 (50k, 100k, 100m, VK, Fly)

スイス・ヴァレー州の東端にあり、地中海に注ぐローヌ川の源流部で開催。2017年に始まった大会はユネスコの世界遺産をコースに含み、100マイルを含めた4つのレースと、パラグライダーによる滑空とランニングでチェックポイントを訪れて獲得するポイントを競う「FLY」が開催されます。

8月11日金曜日

オニコウベバーティカル(3.0km / 750mD+)

宮城県大崎市のオニコウベスキー場で開催される距離3km、累積獲得高度750mD+のバーティカルロングと500m 150mD+のバーティカルショートの二つのレースが予定されています。

前者はスカイランニング北日本選手権(VK)、そしてV GAMES JAPAN第4戦となります。

サンライズヒル穂坂・ヤマケンカップ(10km、5km)

山梨県韮崎市穂坂町にある穂坂自然公園で開催。公園内に設けられたプロトレイルランナー・山本健一さん監修のトレイルランニング専用のコースで行われるイベントです。レースはロング10kmとショート5km、親子ペアの5kmの三つが予定されています。

やっちろドラゴントレイル(60km)

熊本県八代市坂本町。64km、4,300mD+のコースでソロと4人による駅伝のレースが行われます。昨年は3年ぶりに大会が復活したことが話題となりました。

8月12日土曜日 – 13日日曜日

Eastern States 100

アメリカ・ペンシルベニア州北部のLittle Pine State Park。164km 6,116mD+のシングルループのトレイルランニングレースです。

8月12日土曜日

Sierre-Zinal (31k)

スイス南部、シエラ Sierraからツィナル Zinalへの31km・2200mD+/1100mD-の山岳マラソンは今年で50回目の開催。夏の欧州の代表的な山岳ランニングイベントです。今回もGolden Trail World Seriesの第4戦、およびValsir Mountain Running World Cupのレースとして注目を集めます。

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