Dacia UTMB Mont-Blanc は20年前に誕生して以来、トレイルランニングはみんなに開かれたスポーツであり、誰もが挑戦できるというメッセージを発信し続けています。大会二日目の9月29日火曜日は、誰もに開かれたレースであるETC(Experience Trail Courmayeur)とYCC(Youth Chamonix Courmayeur)が開催されました。
(写真 YCCのスタート。Photo © UTMB)
Sponsored link
ETCはDacia UTMB Mont-Blancのイベントでは最も距離が短いですが15kmの距離に対して1,200mD+の登りがあります。トレイルランニングを初めて試すこともできれば、アスリートとしての自分のパフォーマンスを披露するチャンスにもなります。モンブランのイタリア側、クールマイユールを拠点とするコース上では、全てのランナーがモンブランとイタリアアルプスの晴れ渡る美しい風景の中を走る体験を楽しみました。
男子のレースでは、スイスのロベルト・デロレンジ Roberto DELORENZI(UTMB Index 898)が1時間19分34秒で優勝しました。スペインのアレハンドロ・ガルシア・カリージョ Alejandro GARCIA CARRILLO(UTMB Index 875)が1分遅れで続き、さらに1分後にイタリアのザビエル・シェヴリエ Xavier CHEVRIER(UTMB Index 871)が続きました。
優勝したデロレンジは次のようにコメント。「この勝利にとても満足しています、最後まで本当に良い感じでした。最初の登りから攻める戦略で、すぐにリードを作ってキープできました。今週の初めに雨が多かったので、もっと泥があると思っていましたが、コースは非常によくマークされ、観客もたくさんいたので素晴らしい経験ができました。」
女子部門では、若いスペイン人ランナーであるサラ・アロンソ Sara ALONSO(UTMB Index 779)が1時間37分18秒で優勝。フィリッパ・ウィリアムズ Phillipa WILLIAMS(GBR、UTMB Index 709)が1時間40分38秒で2位、ジュリア・フォント・ゴメス Julia FONT GOMEZ(ESP、UTMB Index 754)が1時間41分17秒で3位となりました。
ETCが開催されたクールマイユールで午前11時にスタートしたのがYCCです。2001年から2009年に生まれた322人の若いランナーがジュニア junior、エスポワール espoir、カデット cadet、ミニム mimimeのカテゴリーに分かれてスタートしました。YCCは今日の15kmなどのレースに続いて、明日のシャモニーで初日の順位を逆にして順番にスタートする「YCC The Revenge」が行われます。
ETCとYCCのゴール地点となったクールマイユールでは、美しく保たれたヴァル・ダオスタの建築物と絶品のカプチーノとともに、アルプスの町の独特の雰囲気を参加者は体験することができました。
大会三日目となる水曜日は3歳から14歳の子どもたちを迎えてMini-UTMBが開催されます。
月曜日の深夜の23時50分(日本時間29日火曜日午前6時50分)にはクールマイユールをスタートしたTDSは上位の選手がすでにフィニッシュ。結果については明日の記事でご紹介します。
TDS女子・リザルト
- マリリン・ナカシェ Maryline NAKACHE (FRA, CIMALP) 23:37:57
- フィオナ・ポルテ Fiona PORTE (FRA) 24:08:32
- フラヴィ・ブリュネール Flavie BRUYNEEL (FRA, CIMALP) 24:26:14
TDS男子・リザルト
- クリスティアン・メイヤー Christian MEIER (CAN, Chance-Buff) 19:36:35
- シーメン・ヒャルマル・ヴェストルンド Simen Hjalmar WÄSTLUND (SWE, Asics) 19:57:41
- ヤニック・ノエル Yannick NOËL (FRA, Inov8) 20:18:02
すべてのレースの結果と通過状況は、live.utmb.worldと大会のSNSで大会開催期間中を通してフォローすることができます。