高村貴子が五連覇、川崎雄哉が2度目の優勝。第31回ハセツネCUP・日本山岳耐久レース 2023 リザルト #Hasetsune #ハセツネ

10月に入って一気に冷え込み、今週末は大雨が見込まれしたが実際は懸念されたほど大きく崩れることはありませんでした。女子のレースでは、コース中盤でコースをロストするトラブルに見舞われながらも髙村貴子 Takamura TAKAKO が8時間53分10秒で五連覇を達成。昨年の自らによる大会新記録(8時間41分49秒)には及びませんでしたが、高村の他には櫻井教美が2008年に記録したのみのサブ9を再び達成しました。男子では川崎雄哉 Yuya KAWASAKI が7時間20分14秒で優勝。7年前の自らの優勝タイムを上回り、大会史上では2014年の上田瑠偉による7時間1分13秒、2013年の東徹による7時間19分13秒に続く歴代3位となります。女子では後半の快走で順位を上げた相原千尋 Chihiro AIBARA が髙村に約80分差で2位に。3位は中野沙知 Sachi NAKANO が続きました。男子は優勝した川崎にコース後半まで並走した小笠原光研 Koken OGASAWARA が7時間30分で2位に。3位には須賀暁 Satoru SUGA が入りました。

(写真 ハセツネCUPで五連覇の髙村貴子。Photo © Ritsuko Ichinose / Trail Story )

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レースの展開

女子

結果をみれば、髙村貴子 Takamura TAKAKO が他の女子選手の追従を許すことなく圧倒的な勝利で前人未到の五連覇、優勝回数でも間瀬ちがやと櫻井教美に並びました。しかし、髙村にとってはピンチの中での苦しいレースとなったようです。第一関門・浅間峠(22.6km)では続く選手に対して25分以上の差をすでに広げていましたが、火が落ちてライトを頼りにコースを進む中で鞘口峠(38km)から第二関門の月夜見第二駐車場(42km)の間でコースを外れてしまうトラブルに見舞われます(この区間ではこの日、多くの選手がコースをロストすることになりました)。その後コースに戻って第二関門に到着しますが、フィニッシュ後には「今までレースでコースをロストしたことがなく、気が動転していた」とこの時を振り返っていました。第一関門と第二関門の区間タイムでみても、昨年の自身の2時間33分45秒に対して今年は2時間50分39秒と、約17分の差があります。最後は8時間53分で五日市会館にフィニッシュ。大会新記録となった昨年の自身の優勝タイムとの差は11分21秒に過ぎず、慌てながらも後半に入っても足取りを緩めることはなかったことがわかります。

2位になった相原千尋 Chihiro AIBARA は浅間峠では先頭の高村に45分差、3位となった昨年の自らのタイムと比べても17分以上のビハインドででした。第二関門の月夜見には4番手で到着しますが、この時も昨年の自らのラップタイムに約43分のビハインド。しかし、後半に入ると次第にペースが上がり、第三関門・御岳(58km)を2位で通過します。そのまま10時間12分でフィニッシュして昨年の3位に続いて今年は準優勝となりました。3位はこちらも後半に順位を上げた中野沙知 Sachi NAKANOが10時間25分で五日市会館にフィニッシュ。昨年、初挑戦で11位で完走した際のタイムを30分以上短縮しました。【訂正・中野沙知さんは今回で5回目のハセツネCUP参加となります。2023.10.10】

コース前半を優勝した髙村に続いて2番手で追っていた楠田涼葉 Suzuha KUSUDA は、後半に相原と中野に抜かれましたが4位でフィニッシュ。これまで走った中で最も長い距離で初めてのナイトランでしたが、その走力をハセツネで発揮しました。5位には今年の全日本スカイランニング選手権・スカイウルトラ(OSJ安達太良山50k)で銀メダルの長野安那 Anna NAGANO、6位は今年のハセツネ30Kで3位、奥信濃100kで3位の岩井絵美 Emi IWAIが入りました。

男子

男子のレースは浅間峠を上正原真人 Masato KAMISHOHARA がトップで通過しますが、その後DNFとなります。代わってレースをリードしたのは川崎雄哉 Yuya KAWASAKI小笠原光研 Koken OGASAWARA の二人。浅間峠に続いて第二関門・月夜見にも揃って到着しますが、その後は川崎が先行しはじめ、第三関門・御岳はトップで川崎、2分差で小笠原が通過します。その後の金比羅尾根の下りで川崎がリードを広げ、7時間20分で川崎がフィニッシュ。2016年のハセツネCUPチャンピオンの38歳、川崎雄哉が今回初挑戦の27歳、小笠原光研の挑戦を退けることになりました。小笠原は10分半の差で7時間30分で五日市に到着しています。

男子優勝の川崎雄哉(右)と2位の小笠原光研。Photo © Ritsuko Ichinose / Trail Story

7時間45分で3位になったのは須賀暁 Satoru SUGA でした。第一関門は先頭から11分差の7位で通過した須賀ですが、第二関門・月夜見に向かう途中でコースをロスト。引き返してコースに戻って第二関門には川崎、小笠原に13分半遅れて3番手で到着します。その後に後続選手の追撃を許すことなく、7時間45分でフィニッシュ。ハセツネCUPには7時間51分で9位となった2014年以来の参加ですが、PRを更新して表彰台に立つ快挙となりました。

4位の木村大志 Hiroshi KIMURA と5位の関真二 Shinji SEKI はともにクロスカントリースキーで活躍するアスリート仲間。関は今年2月の冬季国体で優勝しており、ハセツネCUPには初登場です。二人は終始揃ってコースを進みました。木村は昨年に続いての4位でタイムを7分以上縮めました。6位の岩井竜太 Ryuta IWAI は後半に徐々に先行する選手との差を縮めて8時間1分でフィニッシュ。翌日の表彰式には女子6位の岩井絵美と夫妻で揃って出席しました。

リザルト

全体のリザルトは大会ウェブサイトで公開される見込みです。

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女子 Women

  1. 髙村貴子 8:53:10
  2. 相原千尋 10:12:08
  3. 中野沙知 10:25:19
  4. 楠田涼葉 10:31:02
  5. 長野安那 10:41:41
  6. 岩井絵美 10:46:42
  7. 太田美紀子 10:58:32
  8. 仲田潔子 11:08:25
  9. 鈴木晴香 11:13:28
  10. 板橋黎華 11:19:20
  11. 松井一葉 11:30:01
  12. 山本明日香 11:40:13
  13. 弘中志保 11:49:56
  14. 池内明子 11:58:54
  15. 安ヶ平萌子 12:04:39
  16. 大松知恵 12:16:22
  17. 植木香 12:23:39
  18. 中村直子 12:54:00
  19. 堀田志帆 13:12:01
  20. 堀田安代 13:26:16

男子 Men

  1. 川崎雄哉 7:20:14
  2. 小笠原光研 7:30:39
  3. 須賀暁 7:45:48
  4. 木村大志 7:56:45
  5. 関真二 7:56:46
  6. 岩井竜太 8:01:45
  7. 三浦裕一 8:04:00
  8. 吉井将晃 8:08:08
  9. 下家悟 8:20:20
  10. 笠木肇 8:21:42
  11. 丸山将真 8:21:52
  12. 東翼 8:27:10
  13. 宮川朋史 8:34:32
  14. 奥宮俊祐 8:38:54
  15. 佐谷尚紀 8:39:23
  16. 町田知宏 8:41:29
  17. 那須勇太 8:41:29
  18. 田村健人 8:44:01
  19. 谷口友章 8:49:47
  20. 高口剛介 8:50:09
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