ゴールデントレイルシリーズ、新しいレースコンセプト「フラワーレース」を今週末にイタリアで開催のグランドファイナルで披露

トレイルランニングの国際的なシリーズ戦である「Golden Trail Series(ゴールデントレイルシリーズ)」は今シーズンの最終戦「グランドファイナル」を10月19日木曜日から22日日曜日にかけてイタリアで開催します。このレースの中で21日土曜日に女子、22日日曜日に男子の距離26km、獲得標高1,430mのレースがイル・ゴルフォ・デル・イソラ Il Golfo dell Isolaで行われます。

このグランドファイナルのレースを、Golden Trail Seriesは新しいコンセプト「フラワーコース」で開催します。この新しいコンセプトは、観客が同じ場所でランナーを何度も通過するのを見ることができ、レースをさらにエキサイティングにすることを狙いとしています。

Sponsored link


同じファンゾーンを選手が5回通過

イル・ゴルフォ・デル・イソラでの男女のレースにおいて、導入される「フラワーコース」は、観客が盛り上がるファンゾーンの中心部を選手が5回通過するようにデザインされ、コースは5つの異なるループから構成される、というものです。Golden Trail Seriesのディレクター、グレゴリー・ヴォレ Grégory Volletは「Golden Trail Seriesを2018年に設立して以来、私たちの主要な焦点の一つは、トレイルランニングを可能な限りエキサイティングにする一方で、スポーツの魂を見失わないようにすることです。」と話します。「レースに設けられる『ファンゾーン』は観客がすべてのランナーを通過するのを見ることができる場所です。そこではキャップやベルなどさまざまなグッズを配布して、観客がアスリートを応援でき、できるだけ多くの歓声や音を立てるようにしています。これらのファンゾーンは、ゼガマやマラソン・デュ・モンブラン、シエール・ツィナールで見られるように、ますます人気が出てきています。しかし、現状では観客がレースを応援できる機会は限られています。今回グランドファイナルで導入する新しいフラワーコースのコンセプトでは、観客の皆さんは場所を変えることなくランナーを5回見ることができます。スタートラインまでわずか200メートルを移動することを含めれば、6回見ることさえできます。」とそのコンセプトを説明します。

環境への負荷を低減

このタイプのコースは、山岳地域でスポーツイベントを開催する際の環境や安全の問題も解決できるといいます。「フラワーコースにより、観客はランナーを追いかけるために移動する必要がなくなるので、山岳エリアでの交通量を減らすことができます。」と話すのはグレゴリー・ヴォレ氏。「全体として、これらのイベントは観客に加えてエイドステーションにたくさんの人が集まる古典的なスタイルのイベントに比べて環境にやさしいものになるでしょう。フラワーレースでは都市部にエイドステーションを一つ設けるだけで済むので、環境への影響が大幅に低く、管理もはるかに簡単です。また、選手にとっては安全性も向上します。彼らはコースを進んでいる間も、ファーストエイドのための救護所から5キロメートル以上離れることはありませんから。」

オーセンティックなスポーツイベント

フラワーレースの新しいコンセプトについて、疑問を持つアスリートもいないわけではありませんでした。ジュディス・ワイダー Judith Wyder (Hoka/Red Bull、スイス)はGTWSのランキングで現在2位ですが、彼女もその一人でした。「トレイルランニングをアドベンチャーであり、できるだけ速くさらに遠くへ行くスポーツと考えるなら、このタイプのコースはそれほど優れていないと思います。」と彼女は話します。「しかし、それにもかかわらず、私はグランドファイナルにこのコンセプトを採用することは本当にクールだと思います。」ワイダーはディレクターのグレゴリー・ヴォレ氏がトレイルランニングの価値について妥協することは絶対にない、といいます。

ヴォレ氏は「私たちはトレイルランニングのショーとしての側面を発展させるためにベストを尽くしています。過去に他のスポーツに起こったように平凡なスポーツにしてしまうことは考えていません!ゴールデントレイルシリーズはゼガマ、マラソン・デュ・モンブラン、シエール・ツィナールのような伝説的なレースをシリーズに含めています。しかし、アスリートや観客がフラワーコースとその異なるループを楽しむなら、私たちは将来、他のレースを加えることも考えています。」と将来の展望を話します。

「グランドファイナルの異なるループは選手にとって技術的にも肉体的にもチャレンジングです。この新しいコンセプトのレースを開催するには、適切なエリアを見つける必要があるため、魅力的なルートを見つけてレースとするには多くの作業が必要です。しかし、、結局のところ、観客、アスリート、そしてスポーツの可視性を高めたい私たち主催者も含めて、誰にもwin-winの状況が生まれると思います。」といいます。

最高の雰囲気を

観客だけでなく、アスリートもこの新しいレースのコンセプトに興奮しています。アンソニー・フェルバー Anthony Felber (Sidas X Matryx、フランス)はGTWSのランキングで現在男子14位です。フェルバーは「新しいアイデアにかなり興奮しています!最初、レースの距離を見たとき、私にとって少し短すぎると思いましたが、このユニークなコースを見ると本当に興奮しました!それは本当にオリジナルで、信じられないほどの雰囲気があると思います。観客にとってはレースをフォローするのに最適で、ランナーの視点からは、レースをいくつかのループに分割することで、私たちのパフォーマンスを本当に向上させるはずです。精神的に切り替える時間がなくなります。どんな感じになるのか楽しみにしています!」ジュディス・ワイダーも認めています。「観客の視点から見ると、このタイプのコースは本当に素晴らしいです!そして私も不平を言うことはできません。私は自分の子どもたちを5回見ることができるのですから。子どもたちが私を見て応援してくれる。それは子どもたちにとっても素晴らしいことです。加えて、私は日曜日の男性のレースを出歩かずに応援できるんです。」

今週末、グランドファイナルを配信で応援できる。

今週末のグランドファイナルはGolden Trail Seriesのウェブサイトの「Golden Trail TV」のほか、Golden Trail SeriesのYouTubeチャンネルでライブ配信されます(欧州ではEuroSportsでも配信)。「フラワーコース」で開催される26kmのレースは土曜日に女子、日曜日に男子のレースが行われます。

10月19日(木)16:30 (日本時間同日23:30):女性のタイムトライアル

10月20日(金)16:30 (日本時間同日23:30):男性のタイムトライアル

10月21日(土)10:00 (日本時間同日17:00):女性のファイナルレース

10月22日(日)10:15 (日本時間同日17:15):男性のファイナルレース

この記事が気に入ったらDogsorCaravanをBuy Me a Coffeeで直接サポートできます!

Buy Me a Coffee

Sponsored link