国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。
(写真 大歩危国見山スカイレースで優勝してスカイランニング西日本選手権で二冠となった岡翔。Photo © 大歩危国見山スカイレース)
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先週末開催のイベント
11月23日木曜日 –
Backyard Ultra Last Samurai Standing 2023
6.7kmのループを1時間以内に走ることを繰り返し、最後の1人になるまで続けるというバッグヤードウルトラのイベントで、国内各地でサテライト大会が同時進行で開催されました。本稿執筆時点ではリザルトが公開されているのは一部の会場にとどまりますが、速報サイトの情報も合わせると、各会場のラストスタンディングとなったのは次の皆さんです。
北海道・南圭介(25周)、福島・櫻庭健(52周)、群馬・高橋健吾(42周)、東京・木曽哲男および水野倫太郎(70周)、新潟・佐合雄介(30周)、京都・河畑和宏(42周)、島根・田中実(64周)。
11月24日金曜日 – 26日日曜日
RMB Ultra-Trail Cape Town (100m, 100km, 55km, 35km, 23km)
南アフリカ・ケープタウンをスタート・フィニッシュ地点とするトレイルランニング・イベントは来年からスタートするWorld Trail Majorsの大会です。
ハイレベルなレースとなった100kmでは昨年の大会でタイで優勝したドミトリ・ミチャエフ Dmitry Mityaev (RUS) が10時間43分で優勝。2位にはカレブ・オルソン Caleb Olsonが11時間2分、3位はアンソニー・コスタレス Anthony Costalesが11時間24分で米国勢が続きました。女子はルース・クロフト Ruth Croft (NZL) が12時間12分で優勝し、マリアンヌ・ホーガン Marianne Hogan (CAN)が12時間39分で2位、エカテリーナ・ミチャエワ Ekaterina Mityaeva (RUS) が12時間44分で3位でした。
100マイルのレースは昨年2位だったアレクセイ・トルステンコ Aleksei Tolstenko (RUS) が21時間53分、ニコレット・グリフォイエン Nicolette Griffioen (RSA) が26時間11分で優勝。55kmは昨年に続いてロビー・シンプソン Robbie Simpson (GBR) が5時間31分で男子優勝。女子では今年のOCCチャンピオンのトニ・マッキャン Toni McCann (RSA) が5時間47分の大会新記録で勝利しました。全体のリザルトはこちら。
Oxfam Trail Walker Hong Kong
4人のチームで100kmのコースを踏破するOxfam Trail Walkerのイベント。チャリティのためのファンドレイジングのイベントで、香港の大会は1986年に始まった歴史ある大会です。リザルトはこちら。
11月26日日曜日
熊野古道トレイルランニングレース(51.7km, 30.2km, 10.5km)
三重県熊野市。世界遺産・熊野古道の北山道を含むトレイルで開催される、50km、30km、10kmのレースです。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
大歩危国見山スカイレース(12.8km)
徳島県三好市の国見山で開催。標高1409mの山頂まで往復する1,436mD+の距離12.8kmのレースはスカイランニング西日本選手権・スカイ競技のレースともなっていました。男子は岡翔琉 Kakeru OKAが後続に4分の差をつけて1時間32分で優勝。3週前の四国中央スカイランでのバーティカルに続いて西日本選手権で二冠を達成しました。2位は吉井将晃 Masaaki YOSHIIで1時間36分。吉井は四国中央での3位に続く西日本選手権での表彰台に立ちました。3位には鷲田明広 Akihiro WASHIDAが1時間39分で続きました。女子のレースには5人が参戦し、山本愛 Megumi YAMAMOTOが1時間52分で優勝。2位には後藤涼子 Ryoko GOTOが1時間56分で続きました。後藤は四国中央での西日本選手権2位に続いての快挙。3位は相原千尋 Chihiro AIBARAで2時間9分でした。リザルトはこちら。
錦江町でんしろうトレイル(23.5km)
鹿児島県錦江町で開催。花瀬自然公園を拠点とする23.5kmのレース。男子では河野源が2:02で優勝、2位に2:04で瀬戸口寛、3位は中神黎で2:04でした。女子では甲斐桃香が2:53で優勝、わずか7秒差の2:53で村田美喜が3位、今任美里が3:06で3位でした。リザルトはこちら。
今週末開催のイベント
12月1日金曜日 – 2日土曜日
IAU 24H World Championship (Taipei)
IAU(国際ウルトラランナーズ協会)が主管する24時間走の世界選手権は隔年開催で、今回は台北で開催されます。今回の世界選手権には女子世界記録(270.116km, 2019年)を持つカミラ・ヘロン Camille Herron (USA) 、男子世界記録(319.614km, 2022年)を持つアレクサンドル・ソロキン Aleksandr Sorokin (LTU) もエントリーしており、ハイレベルなレースが期待されます。日本からは女子選手では兼松藍子 Aiko Kanematsu (PR 247.070)、仲田光穂 Miho Nakata (256.024)、楠瀬祐子 Yuko Kusunose (228.289)、加藤千代子 Chiyoko Kato (194.860)、男子選手では2017年世界選手権チャンピオンの石川佳彦 Yoshihiko Ishikawa (279.427)、小野喜之 Yoshiyuki Ono (254.690)、曽宮道 Toru Somiya (253.009)、高橋伸幸 Nobuyuki Takahashi (268.783) の皆さんが代表選手としてエントリーしています。
レースは12月1日金曜日午前10時(日本時間同日午前11時)にスタート。ライブトラッキングのほか、主催者のYouTubeチャンネルでライブ配信が予定されています。
12月2日土曜日
Skyrunning Asian Championships / Lantau 50
香港・ランタオ島で開催されるBUPA Global Lantau 50において、今年のスカイランニングアジア選手権が開催されます。香港でアジア選手権が開催されるのは2015年、2016年、2017年、2018年に続いて4回目となります。アジア選手権が行われるのは27km 1,800mD+のSKY競技と54km 3,200mD+のSKYULTRA競技となります。日本からは男女あわせて12名の日本代表チームが参加します。
La SainteLyon (78km, 44km, 24km, 13km, 156km)
フランスで開催。サン=テティエンヌ Saint-Étienneからリヨン Lyonをつなぐ林道や舗装路のコースで開催。1952年から続いている歴史ある大会で、夜間に開催されるのが特徴です。Point to pointの78kmのレースではソロとリレーがあるほか、リヨンを出発してコースを往復する156kmのレースも行われます。。
12月3日日曜日
トレニックワールド in おごせ・ときがわ 50km & 30km
埼玉県越生町のニューサンピア埼玉おごせをスタート、フィニッシュの会場とするロング50km、ミドル30kmのレース。昨年は10月末の開催でしたが、今年は時期を移しての開催です。
身延山七面山修行走(36k/13k)
山梨県身延町。日蓮宗総本山として有名な身延山で開催される人気大会です。
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