12月1-2日に台北で開催された24時間走世界選手権 IAU 24 Hour World Championships で日本代表の仲田光穂 Miho Nakata が優勝し、金メダルを獲得しました。記録は270.362kmで、これまでの女子の世界記録である270.116kmを246m上回り世界記録を更新。仲田は今後の記録公認手続きを経て24時間走の世界記録保持者となります。男女総合でも仲田は男子の4選手に続く総合5位という快挙でした。(Photo by Internation Association of Ultrarunners)
これまでの女子の24時間走世界記録はカミラ・ヘロン Camille Herron (USA) が2019年のIAU24時間走世界選手権(フランス・アルビ)で記録したものでした。
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仲田光穂は2021年のJapan Trophy 24Hで24時間走に初挑戦して222kmを記録。翌年にはIAU 100km世界選手権(ドイツ・ベルナウ)を7時間19分で6位になっています。同年12月の東呉大学ウルトラ(台湾)で256.024kmの自己ベストタイムで優勝、今年5月の弘前24時間走で246.953kmで優勝していました。
246mという僅差で世界記録を更新した今回の仲田の270.362kmは、24時間を通して1キロを5分20秒で走り続けたことになります。
速報サイトによれば男子では世界記録(319.614km, 2022年)を持つアレクサンドル・ソロキン Aleksandr Sorokin (LTU)が300kmを超える記録で金メダルを獲得。日本代表では曽宮道 Toru Somiyaが男子22位、高橋伸幸 Nobuyuki Takahashiが男子30位、石川佳彦 Yoshihiko Ishikawaが男子49位。加藤千代子 Chiyoko Katoが女子29位、楠瀬祐子 Yuko Kusunoseが女子35位、兼松藍子 Aiko Kanematsuが女子47位でした。