アジア・パシフィックトレイルランニング選手権、第一回大会は韓国・蔚山で今年10月に開催と決定

国際トレイルランニング協会(ITRA)は2024年10月23-27日の日程で、韓国・蔚山(ウルサン)広域市の蔚州(ウルチュ)郡で、アジア・パシフィックトレイルランニング選手権(Asia Pacific Trail Running Championship、APTRC)を開催することを発表しました。APTRC選手権はこの大会が初めての開催となります。

APTRC選手権の開催地は5つの立候補地に絞られたのちに、韓国・蔚州郡に決定されました。今回のAPTRCにより、同地は蔚山エリアの美しさとトレイルランニングのスピリットを称える機会となります。

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大会の主催者となるのは10年以上にわたって国際的なトレイルランニングイベントを韓国で開催してきたJSCENOで、CEOのジェイ・チャン Jey Jangは、「APTRC選手権の初開催地として選ばれたことを大変嬉しく思います。世界クラスのイベントを創出し、参加者と観客に忘れられない体験を提供することに全力を尽くします」とコメントしています。

蔚州郡のイ・ソンゴル知事は、「第1回アジアパシフィック選手権を開催できることを大変嬉しく思います。アジア各国からの参加者が蔚州の美しい秋の景色を楽しんでいただけることを願っています。UTNP(Ulju Trail Nine Peaks)を韓国を代表する最高の山岳観光地に発展させたいと考えており、選手、関係者、観客がこの大イベントを無事に楽しめるよう全力を尽くします」とコメントを寄せました。

ITRAのジャネット・ウン会長は、「大会主催者にJSCENOを迎え、韓国政府文化体育観光部の支援を得て、APTRCを実現できることを大変喜んでいます。このイベントはアジア太平洋地域のトレイルランニングにとって重要なマイルストーンです。我々は主催者と協力し、アジア太平洋地域の競技レベルを最大限に引き上げるとともに、トレイルランニングに新たな世代を迎えるきっかけとなるような、記憶に残る成功した選手権にしていきます」と述べています。

APTRCでは、アジアのトップトレイルランナーが個人および国別カテゴリーで競い合います。競技距離は約40kmと約80kmで、U23カテゴリーでは20kmの距離が設定されています。このイベントには25カ国以上から400人のエリートアスリートの参加が見込まれています。さらに同地で開催される「Ulju Trail Festa」の一部となっており、このイベントでは10kmから124kmの距離のオープンレース「Ultra Trail Nine Peaks」も開催されます。子どもやペットも参加できるこのイベントにはあわせて3000人以上が参加する予定です。

ITRAのプレスリリースの中では2026年に予定される第2回APTRC選手権についても、今回の立候補地の一つである中国・浙江省寧波市が有力な選択肢となっていることが言及されています。

今後、4月初旬にAPTRCの公式ウェブサイトが公開され、その中で詳細な競技形式や選手の資格基準、アスリート支援に関する情報が発表される見込みです。

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