国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。
(写真はDeep Japan Ultra 100のスタート。Photo ©Shinsuke Hotchi)
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先週末開催のイベント
6月21日金曜日 – 24日月曜日
Chartreuse Terminorum (300k)
フランスのイゼール県にあるグランド・シャルトルーズ国有林で開催。アメリカのバークレーマラソンズにインスパイアされて「フランス版バークレー」として開催されているイベントは60kmの周回コースを5周して300km、累積は25,000mというレースになります。イベントのFacebookページによれば、今回は女性ランナーとして初めてセブリーヌ・ファンデルミューレン Séverine Vandermeulen (BEL) が最初の3周「ファンラン」の完走者となりました。本稿執筆時点では最後の5周目をフランソワ・デボー François Devaux (FRA)が走っている途中となっています。
6月21日金曜日 – 23日日曜日
Deep Japan Ultra 100 (160km, 80km)
新潟県魚沼市、長岡市、三条市、加茂市にまたがるコースで「160km」(171.5km 9110mD+)と「80km」(77.4km 3893mD+)の二つのレースが行われました。ハードなコースで知られるこの大会ですが、今年は天候に恵まれた中で開催されました。160kmの女子では澤田由紀子が終始リードして35時間27分で優勝。男子では中盤に入って独りでレースをリードした中谷亮太が2位に47分以上の差をつけて優勝。前々回、前回のこのレースではDNFとなっていましたが、今回は頂点に立つ快挙となりました。2位には佐口達也が続き、2年連続での準優勝です。序盤に中谷とレースをリードした井原知一が3位でした。80km女子は昨年に続いて齋藤美紀が優勝。80km男子は昨年のこのレースでケガのためDNFだったゲディミナス・グリニウス Gediminas GRINIUSが制しました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
160km・女子
- 澤田由紀子 Yukiko Sawada – 35:27:02
- 村井絢子 Ayako Murai – 38:28:40
- 仲田潔子 Kiyoko Nakata – 40:42:30
160km・男子
- 中谷亮太 Ryota Nakatani 27時間02分57秒
- 佐口達也 Tatsuya Saguchi 27時間50分23秒
- 井原知一 Tomokazu Ihara 28時間54分32秒
80km・女子
- 齋藤美紀 Miki SAITO 12時間14分38秒
- 伊藤礼子 Reiko ITO 13時間25分23秒
- 金嵐 Ran Kin (CHN) 15時間56分41秒
80km・男子
- ゲディミナス・グリニウス Gediminas GRINIUS (LTU) 8:55:57
- 山田琢也 Takuya Yamada 9:51:56
- ポール・ブリランテス Paul BRILLANTES (PHI) 10:51:02
Broken Arrow Skyrace (46k, 23k, 18k, 11k, VK, Iron Face)
アメリカ・カリフォルニア州のパリセーズタホーで開催される大会では金曜日に4.8kmで914mを登るVK、日曜日に21.75kmのコースで累積獲得高度1433mD+のSkyraceが行われ、いずれもマウンテンランニングW杯の開幕戦でした。リザルトはこちら。
金曜日のVKは岩場のテクニカルなセクションやはしごを登る箇所を経て雪が残る山頂でのフィニッシュというコース。女子はジョイス・ニエル Joyce Muthoni Njeru (KEN)が他の選手に2分差をつけて圧勝しました。2位にはアンナ・ギブソン Anna Gibsonが47分35秒、3位にはアリー・マクラフリン Allie McLaughlinが47分50秒でフィニッシュしました。男子はパトリック・キプンゲノ Patrick Kipngeno (KEN)が36分21秒で優勝しました。2位には翌週に同じ会場をスタートするウェスタン・ステイツを控えたウルトラランナー、ジム・ウォルムズレイ Jim Walmsleyが1分28秒差の37分49秒でフィニッシュ。3位はメイケル・ボードワン・ルソー Meikael Beaudoin-Rousseauで38分03秒でした。
VK 女子
- ジョイス・ニエル Joyce Muthoni Njeru (KEN) – 00:45:39
- アンナ・ギブソン Anna Gibson – 00:47:35
- アリー・マクラフリン Allie McLaughlin – 00:47:50
- ハリ・ハフェマン Hali Hafeman – 00:48:50
- ジェシカ・ブラゾー Jessica Brazeau – 00:48:59
- レイチェル・トマジック Rachel Tomajczyk – 00:50:09
VK 男子
- パトリック・キプンゲノ Patrick Kipngeno (KEN) – 00:36:21
- ジム・ウォルムズレイ Jim Walmsley – 00:37:49
- メイケル・ボードワン・ルソー Meikael Beaudoin-Rousseau – 00:38:03
- クリスチャン・アレン Christian Allen – 00:38:08
- イーライ・ヘミング Eli Hemming – 00:38:49
- レミ・ルルー Remi Leroux – 00:39:26
日曜日の23Kは昨年は雪が多く残ったことから周回コース2周のコースでしたが、今年は快晴の中でオリジナルのコースで開催されました。女子のレースはジョイス・ニエル Joyce Muthoni Njeru (KEN)が積極的にリードし、コース後半の16km過ぎでは2位以下に2分半の差をつけていました。続いていたのはタボー・ヘミング、ジェイド・ベルツバーグ、アリー・マクラフリンがそれぞれ互いにわずかな差でチェックポイントを通過します。最後の下りセクションでもジョイス・ニエルはリードを守り切って2:11でVKに続いての勝利を挙げました。2位にはジェイド・ベルツバーグ Jade Belzbergが浮上し、ニエルから1分40秒差の2:12でフィニッシュ。タボー・ヘミング Tabor Hemmingが2:13で3位となりました。
男子の23kmでも前々日にVKを制しているパトリック・キプンゲノ Patrick Kipngeno (KEN)が序盤からリード。単独で続いたイーライ・ヘミング Eli Hemmingとの差は16km過ぎで2分となっていました。その後の下りも難なく駆け抜けたキプンゲノは1:45でフィニッシュ。ヘミングは下りを攻めて差を1分23秒まで縮めて2位になりました。3位はフィレモン・キリアゴ Philemon Ombogo Kiriago (KEN)で1:50でした。
マウンテンランニングW杯は男女ともにケニアのアスリートが二つのレースを制するという結果で開幕。次のレースは7月7日のGrossglockner Mountain Run(オーストリア)となります。
23K 女子
- ジョイス・ニエル Joyce Muthoni Njeru (KEN) – 2:11:52
- ジェイド・ベルツバーグ Jade Belzberg – 2:12:29
- タボー・ヘミング Tabor Hemming – 2:13:31
- アリー・マクラフリン Allie McLaughlin – 2:14:53
- ダニエラ・モレノ Daniella Moreno – 2:17:04
- レイチェル・トマジック Rachel Tomajczyk – 2:21:11
23K 男子
- パトリック・キプンゲノ Patrick Kipngeno (KEN) – 1:45:37
- イーライ・ヘミング Eli Hemming – 1:47:00
- フィレモン・オンボゴ・キリアゴ Philemon Ombogo Kiriago (KEN) – 1:50:23
- テイラー・スタック Taylor Stack – 1:51:12
- メイケル・ボードワン・ルソー Meikael Beaudoin-Rousseau – 1:52:16
- ホーク・コール Hawk Call – 1:54:04
一方、土曜日には46kmのレースが行われ、女子は昨年のOCCチャンピオンのトニ・マッキャン Toni McCann (RSA)、男子は一昨年のこのレースで優勝のデビッド・シンクレア David Sinclairが再び制しました。
46K 女子
- トニ・マッキャン Toni McCann (RSA) – 4:52:34
- クレア ローズ Klaire Rhodes – 5:07:19
- アマンダ バシャム Amanda Basham – 5:16:05
- リンジー アリソン Lindsay Allison – 5:21:16
- サラ グール Sarah Guhl – 5:23:17
- エミリー マン Emilie Mann – 5:34:43
46K 男子
- デビッド・シンクレア David Sinclair – 4:01:08
- ジェフ モガベロ Jeff Mogavero – 4:11:39
- アダム ペターマン Adam Peterman – 4:12:31
- キャメロン スミス Cameron Smith – 4:21:58
- グアンフ メン Guangfu Meng – 4:27:34
- コール キャンベル Cole Campbell – 4:29:32
Riano Trail Run (3 stages – 100k, 48k)
スペインのレオン州リアーニョで開催される3日間にわたるステージレース。リザルトはこちら。
Ultra Trail Côte d’Azur Mercantour (Skyrace du Mercantour 30km, 125km, 75km, 50km, 30km, 10km, Vertical 5km)
フランス南東部のニース周辺の風光明媚なリゾートとして知られるフレンチリビエラと標高2,800mに達する山岳エリアを含むメルカントゥール国立公園を結ぶコースで開催される大会で28.5km 2,200mD+のレースがMerrell Skyrunner World Seriesのシリーズ戦でした。
フランスの美しい村、サン・マルタン・ド・ヴェズビー Saint Martin de Vesubie をスタートした女子のレースはアリアドナ・フェネス Ariadna FENES (AND) が終始素晴らしいパフォーマンスでレースをリードし、3時間13分でコース記録を更新して優勝しました。4分半近くの差で2位にはスペインのナイアラ・イリゴイエン Naiara IRIGOYEN、3位にイギリスのホリー・ウッテン Holly WOOTTENという結果でした。
男子では日本から2019年のワールドシリーズチャンピオンの上田瑠偉 Ruy Uedaが参戦し、序盤から積極的にリードします。しかし23km地点でアラン・サンタマリア Alain SANTAMARIA (ESP)が上田の背中を捉えて抜き去ると、その後は圧倒的なペースでコースを駆け下ります。サンタマリアは2時間38分でこちらもコース記録を更新。上田もペースを緩めることなく走り続け、1分8秒差の2位でフィニッシュし、久々の海外レースでの表彰台に立ちました。3位は2時間43分でロレンツォ・ベルトラミ Lorenzo BELTRAMI (ITA)が入りました。
リザルトはこちら。
Skyrace du Mercantour 30km 女子
- アリアドナ・フェネス Ariadna FENES (AND) – 03:13:40
- ナイアラ・イリゴイエン Naiara IRIGOYEN (ESP) – 03:18:06
- ホリー・ウッテン Holly WOOTTEN (GBR) – 03:23:51
- オリビア・マニョーネ Olivia MAGNONE (FRA) – 03:25:05
- ジュリア・ポル Giulia POL (ITA) – 03:25:16
- ノエミ・ヴァション Noemie VACHON (FRA) – 03:25:54
Skyrace du Mercantour 30km 男子
- アラン・サンタマリア Alain SANTAMARIA (ESP) – 02:38:19
- 上田瑠偉 Ruy UEDA (JPN) – 02:39:27
- ロレンツォ・ベルトラミ Lorenzo BELTRAMI (ITA) – 02:41:38
- ブレンダン・モーデン Brendan MORDEN (CAN) – 02:43:00
- ラウル・ラウス Raoul RAUS (BEL) – 02:43:22
- ジャン・マルガリット Jan MARGARIT (ESP) – 02:47:16
6月21日金曜日 – 22日土曜日
International U18 Mountain Running Cup
U18のジュニア世代のマウンテンランニングの国際大会が5.5km、200mD+のコースで行われました。国別団体では女子がスペインが金メダル、米国が銀メダル、スコットランドが銅メダル。男子は米国が金メダル、フランスが銀メダル、イタリアが銅メダルでした。リザルトは大会ウェブサイトに掲載されています。
6月22日土曜日 – 23日日曜日
飛騨位山トレイル(32km, 12km, 6km)
岐阜県高山市の位山交流広場(モンデウスパーク)で4年ぶりに開催されました。土曜日の6kmで累積喪失高度650mD-のダウンヒルでは飯森有希子が44:37、森田翔が35:49で女子、男子で優勝。12kmのショートは水野多恵(1:37)、福井重一郎(1:13)、24kmのロングは齋藤美由(3:03)、柴田幸生(2:24)がそれぞれ女子、男子のレースで優勝しました。リザルトは大会ウェブサイトに掲載されています。
Mauritius by UTMB (135km, 99km, 58km, 21km)
インド洋に位置する島嶼国、モーリシャスで開催される大会で、今シーズからUTMBワールドシリーズとして開催されました。小規模ながら欧州、アジア、アフリカなどから選手が集まる国際的な大会となりました。100マイルカテゴリーの135kmのレースは96人がスタートして女子選手は4人がフィニッシュしましたが、日本から参加の木村真由美 Mayumi Kimuraさんが女子3位、60代前半の年代別優勝でシリーズファイナルのUTMBへの出場権を獲得しました。リザルトはこちら。
Black River Peak 135k 女子
- シャン・シュエル SHANG Xueer(中国)26:41:58
- マリオン・バシュルリ Marion BACHELERIE (フランス)30:04:23
- キムラ マユミ Mayumi KIMURA (日本)33:23:50
Black River Peak 135k 男子
- エリアス・カディ Elias KADI(フランス)16:45:43
- グレゴワール・キュルメル Gregoire CURMER (フランス)18:10:04
- タヒリニリナ・ジャノ・アヴォトラニアイナ Tahirinirina Jeannot AVOTRANIAINA(マダガスカル)18:23:11
Chamarel 98k 女子
- エレナ・レオナール Eléna LÉONARD (フランス)16:36:10
- マノン・デジラン Manon DÉSIRAND(フランス)20:45:15
- レア・フィリッピ Léa FILIPPI (フランス)20:45:18
Chamarel 98k 男子
- シモン・デスヴォー・ド・マリニー Simon DESVAUX DE MARIGNY(モーリシャス)10:42:52
- アドマイア・ムゾパンブワ Admire MUZOPAMBWA(ジンバブエ)11:45:22
- ジャマダル・サイド・オイリ Djamadar SAID OILI(フランス)13:19:46
Bel Ombre 58.5k 女子
- ポーリーヌ・ウィネル Pauline WINER(フランス)06:33:38
- デイジー・マイバーグ Daisy MYBURGH(南アフリカ)06:55:00
- レティシア・オーブリー Laetitia AUBRY(フランス)07:18:40
Bel Ombre 58.5k 男子
- グアン・ヨウシェン GUAN Yousheng(中国)04:53:03
- アンドリアニリナ・リヴォソア・ホビララライナ Andrianirina RIVOSOA HOBILALAINA(マダガスカル)05:10:44
- アントワーヌ・コンパロ Antoine COMPAROT(フランス)05:15:10
6月22日土曜日
Minotaur Skyrace (33.5km, 10km)
カナダのロッキー山脈に位置する、アルバータ州バンフ国立公園で開催されたこの大会の33.5km 2,300mD+のレースがMerrell Skyrunner World Seriesの第8戦でした。16カ国から500人の選手が集まるレースとなりました。リザルトはこちら。
女子は、カナダ・カルガリー在住の消防士であるエマ・クック=クラーク Emma Cook-Clarke (CAN)がこの大会で二度目の優勝に加えて、昨年のマルセラ・バシノバの記録を10分上回る4時間52分03秒で大会新記録をなりました。この日はエリーズ・ポンセ Elise Poncet (FRA)と一緒にレースを走りましたが、最後の5kmで前に出て最後は4分以上の差をつけて優勝となりました。2位のポンセも大会記録を上回る好記録でのフィニッシュとなりました。3位はカリーナ・カルソリオ Karina Carsolio (MEX)となりました。
女子
- エマ・クック-クラーク Emma COOK-CLARKE (CAN) (4:52:03.6)
- エリーズ・ポンセ Elise PONCET (FRA) (4:56:24.5)
- カリーナ・カーソリオ Karina CARSOLIO (MEX) (5:10:27.0)
- ロビン・レッシュ Robyn LESH (USA) (5:12:05.0)
- ルビー・リンドクイスト Ruby LINDQUIST (USA) (5:17:00.2)
- アンリエット・アルボン Henriette ALBON (NOR) (5:18:35.8)
男子のレースは平昌、北京の冬季五輪でクロスカントリースキー米国代表のスコット・パターソン Scott Patterson (USA)と昨年の優勝者であるジャクソン・コール Jackson Cole (USA)の間の優勝争いとなりました。登りセクションでコールがリードしていましたが、最後の登りでパターソンが追いつき、そこからの最後の下りで一気にコールとの差を広げるという鮮やかな展開でした。パターソンはクロスカントリースキー競技からは今年すでに引退しており、今後はスカイランニングやトレイルランニングでの活躍が期待されます。2分差でコールがフィニッシュし、3位はジョニー・ルナ=リマ Johnny-Luna Lima (USA)でした。
男子
- スコット・パターソン Scott PATTERSON (USA) (4:08:26.1)
- ジャクソン・コール Jackson COLE (USA) (4:10:30.1)
- ジョン・ルナ-リマ John LUNA-LIMA (USA) (4:18:40.3)
- カール・オーグステン Karl AUGSTEN (CAN) (4:19:40.1)
- アダム・ルーミス Adam LOOMIS (USA) (4:21:28.4)
- モーガン・エリオット Morgan ELLIOTT (USA) (4:23:35.3)
San Juan Solstice 50m
にコロラド州レイクシティ。コロラド州南西部のサンフアン山地を走る50マイルのレースです。リザルトはこちらに掲載される見込みです。
Snowdon Skyrace (40km)
イギリス、ウェールズ北西部のスノードンで開催されるテクニカルな山岳レース。38kmのスカイレースはビクトリア・トンプソン Victoria Thompson (GBR)が6:30、アレックス・ヒル Alex Hill(GBR)が5:51で女子、男子のレースを制しました。リザルトはこちら。
West Highland Way 95m
イギリス、スコットランドのグラスゴーとフォートウィリアムを結ぶ95マイル(約153km)のコースで開催。アリソン・マギル Alison McGill (GBR) が19:33、ジャーラス・マッケンナ Jarlath McKenna (GBR) が14:17で女子男子それぞれの優勝者となっています。リザルトはこちら。
6月23日日曜日
(中止)三原・白竜湖トレイルランレース(22k)
広島県三原市。三原市大和町の里山を走るコースで開催される大会ですが、大会当日に大雨警報が発令されたことからレーススタート後の11時過ぎに大会の中止を決定し、コース上の選手は安全に誘導されることとなりました。
日本百名山・両神山麓トレイルラン(20.2km/10.7km/5.4km)
埼玉県小鹿野町。両神国民休養地を拠点に日本百名山の両神山の麓を走る周回コースで開催されました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
信夫山パークランニングレース(10k, 5k, 3k)
福島市の信夫山公園で開催される10kmなどのレース。雨の中での開催となりました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
今週末開催のイベント
6月26日水曜日 – 30日日曜日
Lavaredo Ultra Trail by UTMB (120k, 80k, 50k, 20k, 10k)
イタリアのユネスコ世界遺産に登録されているドロミテ山脈の中でも特に美しい景観を誇るコルティナ・ダンペッツォで開催される大会です。2026年の冬季五輪の開催地としても注目されるこの地では5つのレースが開催されます。UTMBワールドシリーズのイベントであり、100Mカテゴリーの「Lavaredo 120K」(距離120km、標高差5,800m)には女子ではロザンナ・バッカウアー Rosanna Buchauer (GER)、ジウディッタ・トゥリーニ Giuditta Turini (ITA) 、男子ではトム・エバンス Tom Evans (GBR) 、アンドレアス・ライテラー Andreas Reiterer (ITA)、ティボー・ガリビエ Thibaut Garrivier (FRA)、ハンス・ナンバーガー Hannes Namberger (GER)、ジェルマン・グランジェ Germain Grangier (FRA) がエントリーしており、欧州選手のハイレベルなレースとなります。
6月27日木曜日 – 30日日曜日
Marathon du Mont-Blanc (42k, 90k, 23k)
フランス・シャモニーで毎年6月最終週に開催されるトレイルランニングのビックイベントです。90km、42km、23km、10km、KM Vertical、Young Race Marathon、Mini Cross、Duo étoiléなどのレースにのべ10,000人のランナーが参加します。最も注目されるのはGolden Trail World Seriesの第4戦となる42kmのモンブランマラソンです。当サイトではこの42kmのレースを現地でレポートするほか、今年のレースの有力選手を紹介するプレビュー記事をお届けする予定です。
6月28日金曜日 – 30日日曜日
Brisbane Trail Ultra(100m, 110k, 60k, 30k, 20k, 10k)
オーストラリアのクイーンズランド州ブリスベン近郊のダギュラー D’Aguliar国立公園で開催されます。100マイル(累積獲得高度 7,540mD+)のほか、110km、60km、30km、20km、10kmのレースが開催されます。今年の大会はスパルタン・トレイル Spartan Trail のシリーズ戦、さらにオーストラリアのGolden Trail National Seriesのファイナルの開催地ともなっています。南半球の現地は穏やかな冬の季節で、亜熱帯の原生林の中を通るコースで開催されます。
Olympus Marathon (44km, 71km, VK)
ギリシャ・リトコロンを拠点に開催。ギリシャ神話の「神々の山」として有名なオリンポス山を舞台とする山岳ランニングイベントです。44kmのコースの累積標高差は約3,200mD+で今年で20回目の開催となります。
6月28日金曜日 – 29日土曜日
Kaiserkrone Skyrace (25km, 56km, 20km, 16km)
オーストリアのチロル地方、シェファウ・アム・ヴィルデン・カイザー Scheffau am Wilden Kaiser で開催される「Kaiserkrone Trail」というトレイルランニングイベントの中で、距離25.2km、累積標高差2,760mの「Kaiserkrone Skyrace」が行われ、これはMerrell Skyrunner World Seriesのシリーズ戦となります。ヴィルダー・カイザー山塊の壮大な景観を背景に、技術的にも体力的にも挑戦的なコースとなっています。
6月29日土曜日 – 30日日曜日
Western States Endurance Run (100m)
1974年に始まる100マイルのランニングレースの元祖であり、アメリカにおけるウルトラランニングの頂点としてリスペクトを集めるイベントは、今年も6月29日から30日にかけてカリフォルニア州オリンピックバレーからオーバーンまでの100.2マイル(約161キロメートル)のコースで行われます。コースはニセナン族やワショー族などの先住民の伝統的な土地や、エミグラントパスやグラニットチーフ・ウィルダネスの壮大な高地、カリフォルニアゴールドラッシュの歴史的な渓谷エリア、アメリカンリバーの冷たい急流の渡渉を経て、オーバーンのフィニッシュゲートを目指します。当サイトでも追って今年の大会を紹介するプレビュー記事をお届けします。
中央アルプススカイラインジャパン (90k, 38k, 20k, 10k, 4k)
長野県の駒ヶ根市、宮田村で開催される本格的な山岳トレイルランニング大会です。中央アルプスの自然と厳しい地形をコースとするレースのうち、37.5kmの「SKYLINE 38k」はGolden Trail National Seriesのジャパンシリーズ開幕戦です。さらに第5回となる今回は新たに86.7kmの「CASJ 90k」がレースのラインナップに加わります。
Swiss Irontrail (102km, 53km, 49km, 20km)
スイス最大の自然公園であるパルク・エラ Parc Ela自然公園で開催される大会。
6月29日土曜日
スカイライントレイル菅平(30km, 15km)
長野県上田市の菅平で開催される大会で、昨年秋に開催された大会からはロング30kmの根子岳山頂まで登るコースとなりました。
6月30日日曜日
サロマ湖100kmウルトラマラソン(100k / 50k)
北海道北見市、湧別町、佐呂間町にまたがるコースで開催される日本最大級のウルトラマラソンイベントには約4000人のランナーが参加します。サロマ湖の雄大な自然を眺める100kmのレースは今年12月7日にインドで開催されるIAU100km世界選手権の日本代表選考レースとなっています。さらにこの大会で100kmの世界新記録を更新したランナーにはHOKAから賞金などのサポートが提供されると発表されています。
前週末の主大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。