DC Weekly 2024年7月22日 Eiger、Dolomyths、Speedgoat、High Lonesome 100、Comapedrosa、Nid d’Aigle、霧島えびの高原

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

(写真・Eiger Ultra Trail by UTMB © UTMB)

Sponsored link


【お知らせ】犬猫通信 by DogsorCaravanは当サイト・DogsorCaravanのファンクラブ通信。メールアドレスを登録していただければニュースレター形式で週に数回くらい当サイト編集人・岩佐が書く記事が届きます。過去の記事もSubstackのウェブサイトやアプリで読むことができます。
【お知らせ】ポッドキャスト「Run the World, by DogsorCaravan」はAnchor.fmで公開し、Apple PodcastやSpotifyなどの各種プラットフォームで配信しています。ポッドキャストへのメッセージ、感想、リクエストをお待ちしています。エピソードやウェブサイトの中でご紹介します。投稿フォームはこちら。DogsorCaravanのライブ配信イベントの予定はGoogleカレンダーで公開しています。登録すると見逃しを防げます。

先週末開催のイベント

7月17日水曜日 – 21日日曜日

Eiger Ultra Trail by UTMB (E250, E101, E51, E35, E16)

スイスのグリンデルワルトで開催される山岳トレイルランニングイベントでUTMBワールドシリーズのイベント。100Kカテゴリーで101km 6700mD+の「E101」の女子のレースはハンナ・オールグッド(オソウスキー) Hannah ALLGOOD (OSOWSKI) (USA) とエヴァマリア・スペルガー Eva Maria SPERGER (GER) がリードを奪い合う展開となりました。前半はオールグッドをスペルガーが僅差で追う展開でしたが、中盤からはスペルガーがリードし、一時は15分差程度までリードを広げます。しかし残り10kmを過ぎたところから差が縮まり、残り5kmを過ぎてからスペルガーが失速、オールグッドが逆転して先頭に立ちます。結果、ハンナ・オールグッドが13:09で優勝、スペルガーが13:36で2位に。二人から1時間以上の差で3位はサンドラ・セビリャーノ Sandra SEVILLANO GUERRA (ESP) で14:45でした。E101男子は昨年のこの大会のE51で3位のアンドレアス・ライテラー Andreas REITERER (ITA) が11:05で優勝、ラモン・マネッチ Ramon MANETSCH (SUI) が11:17で2位、アレイシュ・トダ Aleix TODA (SUI) が11:52で3位でした。3人はスタートから60km近く、集団でレースをリードしましたが、後半は次第に差が開き、ライテラーが勝利しました。ライテラーは2022年のCCCで3位ののちチェンマイでのWMTRC世界選手権ロングで3位。2位のマネッチは一昨年のこの大会のE51で3位、昨年のインスブルックでのWMTRC世界選手権ロングで8位でした。

50Kカテゴリーで51km 3,100mD+の「E51」の女子はゴールデントレイルワールドシリーズ(GTWS)の昨年の年間チャンピオンでUTMBワールドシリーズ初参戦のソフィア・ラウクリ Sophia LAUKLI (USA) とスカイランナーワールドシリーズの活躍で知られるホリー・ペイジ Holly PAGE (GBR) の間の先頭争いが続きました。先行するラウクリの姿をペイジが見失うことはなく、ラスト7kmのチェックポイントは並んで通過しますが、最後はラウクリがスパートでペイジを引き離して5:51で優勝。2位にペイジが4分半の差で続きました。3位はキム・シュライバー Kim SCHREIBER (GER) で6:01でした。ラウクリは来年のOCCの出場権を獲得しました。

E51の男子は26歳のジェシュラン・スモール Jeshurun SMALL (USA) が序盤からリードして4:59で勝利しました。昨年のOCCでは5位、今シーズンはTransvulcania 73kで4位でした。2位には昨年のこのレースで5位のポール・マトウ Paul MATHOU (FRA) が5:07で続き、3位はシンドレ・ブラーズ Sindre BURAAS (NOR) で5:12でした。日本から参戦した奥宮俊祐 Shunsuke OKUNOMIYA (JPN) は6:04で14位でフィニッシュしています。

このほか、二人のペアで参加する250km 18,000mD+の「E250」の女子はイラリア・マジストリ Ilaria MAGISTRI (ITA) とマルタ・ヴィガノ Marta VIGANO (ITA) のペアが66:43、男子は昨年のこのレースで優勝しているニコラ・レーマン Nicolas LEHMANN (SUI) がミカエル・ブリー Mickael BREE (FRA) とのペアで47:23で再び優勝しました。男子ペアの2位にはUTMBのPTLで優勝経験を持つジュール=アンリ・ガビウー Jules-Henri GABIOUD (SUI), カンディド・ガビウー Candide GABIOUD (SUI) の兄弟コンビが続きました。

E250女子

  1. Milangeles (イラリア・マジストリ Ilaria MAGISTRI, マルタ・ヴィガノ Marta VIGANO) – 66:43:15
  2. WAM (マーイケ・オルティブス Maaike ORTIBUS, アン・アンドリース Ann ANDRIES) – 69:27:57
  3. Steischlaghore no2 (エレーヌ・オギ Helene OGI, ブリジット・ダクセルホッファー Brigitte DAXELHOFFER) – 73:32:04

E250男子

  1. TEAM GENEVE TRAIL (ニコラ・レーマン Nicolas LEHMANN, ミカエル・ブリー Mickael BREE) – 47:23:40
  2. AlpsXperience (ジュール=アンリ・ガビウー Jules-Henri GABIOUD, カンディド・ガビウー Candide GABIOUD) – 49:04:01
  3. Roque Nublo Trail Team (ホンタン・サンタナ・エンリケス Jontan SANTANA HENRIQUEZ, ハビエル・ブランコ・フィンク Javier BLANCO FINK) – 58:25:12

E101女子

  1. ハンナ オソウスキー Hannah OSOWSKI (USA) – 13:09:37
  2. エヴァ マリア スペルガー Eva Maria SPERGER (GER) – 13:36:31
  3. サンドラ セビリャーノ グエラ Sandra SEVILLANO GUERRA (ESP) – 14:45:52
  4. ダニエラ マックナー Daniela MACKNER (CHE) – 15:09:09
  5. シモーネ シュワルツ Simone SCHWARZ (DEU) – 15:12:35
  6. ブリュネール フラヴィ Bruyneel FLAVIE (FRA) – 15:27:39
これも読む
DC Weekly 2024年1月11日 クリスマストレイルラン、Japan Trophy 200

E101男子

  1. アンドレアス ライテラー Andreas REITERER (ITA) – 11:05:32
  2. ラモン マネッチ Ramon MANETSCH (CHE) – 11:17:32
  3. アレイシュ トダ Aleix TODA (CHE) – 11:52:52
  4. ラファエル スプレンガー Raphael SPRENGER (CHE) – 12:06:31
  5. アンセルミ マッテオ Anselmi MATTEO (ITA) – 12:15:37
  6. アンディ シモンズ Andy SYMONDS (GBR) – 12:41:05

E51女子

  1. ソフィア ラウクリ Sophia LAUKLI (USA) – 05:51:39
  2. ホリー ペイジ Holly PAGE (GBR) – 05:56:49
  3. キム シュライバー Kim SCHREIBER (DEU) – 06:01:25
  4. ミレイア ポンス Mireia PONS (ESP) – 06:07:38
  5. クリスティナ チェルナ Kristýna ČERNÁ (CZE) – 06:19:46
  6. レベッカ ワトニー Rebecca WATNEY (ZAF) – 06:30:56

E51男子

  1. ジェシュラン スモール Jeshurun SMALL (USA) – 04:59:43
  2. ポール マトウ Paul MATHOU (FRA) – 05:07:54
  3. シンドレ ブラーズ Sindre BURAAS (NOR) – 05:12:54
  4. アンドレアス リーダー Andreas RIEDER (AUT) – 05:15:41
  5. クリストフ ラウターバッハ Christoph LAUTERBACH (DEU) – 05:16:08
  6. イヴ エルーリー Yves HELOURY (FRA) – 05:34:32

14 奥宮俊祐 Shunsuke OKUNOMIYA (JPN) – 06:04:34

リザルトはこちら

7月19日金曜日 – 21日日曜日

DoloMyths Run (12km, 22km, 42km)

イタリアのカナツェイ Canazei を拠点にドロミテ山脈で開催される大会。22kmのスカイレースは、ピッツ・ボエ Piz Boè(3,152m)を通る標高差1750mD+の険しい山岳要素の強いコースで行われ、昨年までゴールデントレイルワールドシリーズの一戦でした。今シーズンはナショナルシリーズのレースとなっています。女子はスロベニアのマウンテンランニングのアスリートとして長く活躍しているルチヤ・クルコチ Lucija KRKOČ (SLO) が制し、2分余りの差でマレン・オサ Malen OSA ANSA (ESP) が2位でした。マレン・オサは5月のZegama-Aizkorriで2位となって注目されています。男子は昨年のこのレースで9位のマッティア・ベルトンチーニ Mattia BERTONCINI (ITA) が勝利を勝ち取りました。

Skyrace 22km 女子

  1. ルチヤ クルコチ Lucija KRKOČ (SLO) – 2:34:09
  2. マレン オサ アンサ Malen OSA ANSA (ESP) – 2:36:23
  3. エリサ デスコ Elisa DESCO (ITA) – 2:36:53

Skyrace 22km 男子

  1. マッティア ベルトンチーニ Mattia BERTONCINI (ITA) – 2:09:27
  2. ジャンルカ ギアーノ Gianluca GHIANO (ITA) – 2:09:44
  3. ティツィアーノ モイア Tiziano MOIA (ITA) – 2:10:08

リザルトはこちら

Golden Ring Ultra-Trail (100km, 80km, 50km, 30km, 20km, 10km, 5km)

ロシアの歴史的都市群の一つである古都スーズダリで開催されるトレイルランニング大会。100kmはユーシナ・アントニナ Юшина Антонинаが9:34で女子優勝、ベレスネフ・アレクセイ Береснев Алексейが8:48で男子優勝という結果でした。リザルトはこちら

これも読む
DC Weekly 2024年9月30日 奥津泉山スカイレース、Gorbeia Suzien、Bear 100、Spartathlon、Whistler by UTMB、比良びわ湖ビュートレイルラン

Vermont 100 (100m, 100k)

アメリカ・バーモント州ウェストウィンザーのシルバーヒルメドウで開催。昨年は大会が中止だったため2年ぶりの開催です。100マイルの女子はサラ・ゲイジ Sarah Gage が17:19で優勝し、男子優勝のスペンサー・インバック Spencer Imbachの17:24も上回る総合優勝となりました。リザルトはこちら

Ouray 100

アメリカ・コロラド州ユーレイで開催される100マイルと50マイルののトレイルランニング大会。ライブトラッキングはこちら

7月19日金曜日 – 20日土曜日

Speedgoat by UTMB (50k, 28k, 21k, 10k)

アメリカ・ユタ州のスノーバードスキーリゾートで開催。されるトレイルランニングの大会で、こちらもUTMBワールドシリーズのイベントです。50Kカテゴリーの「50K」(50km, 3,450mD+)は女子のレースでジャズミン・ローザー Jazmine Lowther (CAN) が6:15で優勝。最近では一昨年の Canyons by UTMB 100Kで優勝、昨年のTransgrancanariaで2位となっています。2位にはマリ・ノイエス Mali Noyes (USA) が7分差の6:22で続き、3位はコディ・クレヴン Kodi Kleven (USA) で6:24でした。

50K男子のレースはデイビッド・シンクレア David Sinclair (USA) が4:57で制しました。2022年のこのレースで優勝した経験をもち、コースをよく知るシンクレアは後半にかけてリードを広げて2度目の勝利をつかみました。2位にはクロスカントリースキーのアスリートとして活躍するサミュエル・ヘンドリー Samuel Hendry (CAN) が5:24で続きました。3位はこちらもクロスカントリースキーで五輪米国代表の経験を持つスコット・パターソン Scott Patterson (USA) が5:32で続きました。このレースで優勝した経験を持ち、その後にウェスタンステイツで優勝、チェンマイでのWMTRC世界選手権ロングで金メダルのアダム・ピーターマン Adam Peterman (USA) は序盤を先頭集団で走り、最後は6位でフィニッシュしています。

50K女子

  1. ジャズミン ローザー Jazmine Lowther (CAN) – 06:15:05
  2. マリ ノイエス Mali Noyes (USA) – 06:22:31
  3. コディ クレヴン Kodi Kleven (USA) – 06:24:12
  4. エムケイ サリバン Emkay Sullivan (USA) – 06:35:09
  5. リンジー アリソン Lindsay Allison (USA) – 06:41:39
  6. ルビー リンドクイスト Ruby Lindquist (USA) – 06:41:53

50K男子

  1. デイビッド シンクレア David Sinclair (USA) – 04:57:35
  2. サミュエル ヘンドリー Samuel Hendry (CAN) – 05:24:57
  3. スコット パターソン Scott Patterson (USA) – 05:32:26
  4. デイビッド ヘッジズ David Hedges (USA) – 05:38:35
  5. グラント バーネット Grant Barnette (USA) – 05:45:56
  6. アダム ピーターマン Adam Peterman (USA) – 05:46:57

28K女子

  1. ロビン レッシュ Robyn Lesh (USA) – 03:34:28
  2. サラ カーター Sarah Carter (USA) – 03:35:59
  3. ジェイシー トムセン Jaycie Thomsen (USA) – 03:54:27
  4. ジャッキー ヘンドリクソン Jackie Hendrickson (USA) – 04:00:58
  5. アビー ヤーン Abby Jahn (USA) – 04:04:39
  6. ポーシャ メンラブ Portia Menlove (USA) – 04:09:45

28K男子

  1. ホーク コール Hawk Call (USA) – 03:13:08
  2. コール ベッサー Cole Besser (USA) – 03:19:56
  3. ブレイズ ミラー Blaise Miller (USA) – 03:22:54
  4. ジョシュア オブラッド Joshua Oblad (USA) – 03:23:22
  5. トーマス ブラウアー Thomas Brauer (USA) – 03:27:18
  6. スペンサー ファーガソン-ドライデン Spencer Ferguson-Dryden (USA) – 03:29:15
これも読む
DC Weekly 2023年7月26日 霧島えびの高原、大雪山、Ouray 100、Schlegeis 3000 、Speedgoat、La Montee du Nid d’Aigle

リザルトはこちら

High Lonesome 100

コロラド州のソウォッチ Sawatch 山脈で開催される100マイル(約160km)のトレイルランニングイベントです。女子、男子ともに終盤まで優勝争いが続くレースとなりました。女子のレースでは大会新記録の22:19でマッケンドリー・ヒッコリー McKendree Hickoryが優勝、総合6位でのフィニッシュという快挙となりました。男子では最後の20マイルでリードを広げたクリストファー・ハメス Christopher Hammes が歴代2位となる20:16で優勝しています。

女子リザルト

  1. マッケンドリー・ヒッコリー McKendree Hickory – 22:19:22
  2. ローラ・ハンセン Laura Hansen – 23:06:47
  3. サラ・オスタシェフスキー Sarah Ostaszewski – 24:56:47
  4. ケイシー・リクタイグ Kaci Lickteig – 25:30:53
  5. メリッサ・オスタシェフスキー Melissa Ostaszewski – 27:27:02
  6. エイミー・ヒューム Amy Hume – 27:29:00

男子リザルト

  1. クリストファー・ハメス Christopher Hammes – 20:16:25
  2. アレックス・ニコルス Alex Nichols – 21:06:08
  3. イーラン・リーバー Elan Lieber – 21:45:39
  4. ジェフ・ブラウニング Jeff Browning – 21:49:03
  5. ケビン・スチュワート Kevin Stewart – 22:04:38
  6. ニコ・デ・ブリース Nico de Vries – 23:41:48

リザルトはこちら

Cascade Crest 100

アメリカ・ワシントン州のカスケード山脈で開催される100マイルのトレイルランニングのイベント。女子はただ一人、カテリーナ・ラーン Katherina Laan (USA) が23:34でサブ24でフィニッシュして優勝。男子はジェシー・ラング Jesse Lang (USA) が19:08でこの大会で5回目の優勝を果たしました。

女子総合順位

  1. カテリーナ ラーン Katherina Laan (USA) – 23:34:43
  2. ローラ ウェストメイヤー Laura Westmeyer (USA) – 25:14:35
  3. サラ マイヤー Sara Myre (USA) – 25:45:53
  4. メーガン ズダンセヴィック Megan Zdancewic (USA) – 26:28:00
  5. エミリー ワンレス Emily Wanless (USA) – 26:36:23
  6. アリス メイ Alice May (USA) – 26:45:12

男子総合順位

  1. ジェシー ラング Jesse Lang (USA) – 19:08:05
  2. ジェイティー レーマン Jt Lehman (USA) – 19:33:39
  3. ジェフリー スターン Jeffrey Stern (USA) – 20:37:43
  4. ライリー ロバートソン Riley Robertson (USA) – 20:58:10
  5. リチャード クック Richard Cook (USA) – 21:06:30
  6. アンドリュー ヒギンズ Andrew Higgins (USA) – 22:04:51

リザルトはこちら

7月20日土曜日 – 28日日曜日

Montreux Trail Festival (390km, 169km, 110km, 70km, 32km, 15km, 8km)

スイスのヴォー州のアルプスとリヴィエラ地方で開催されるトレイルランニングイベント。この大会のレースの一つであるスイスを最大8日間のシングルステージで横断する390km、25,000mD+の「Crossing Switzerland」はすでに20日土曜日夜にスタートしています。ライブトラッキングはこちらから見ることができます。

7月20日土曜日 – 21日日曜日

OMM LITE Hakuba/Otari

長野県の白馬村と小谷村で開催。ナビゲーションスキルを競うアドベンチャーレースで、ランニング/ハイキング向けの「LITE」部門がゲイニング形式のレースとして開催されました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

Mountain Festival Comapedrosa(36km, 24km, 19km 8km Vertical)

ピレネー山脈の中に位置する国、アンドラのアリンサルを拠点に開催されるイベント。36kmのトレイルマラソンと24kmのスカイレースがXTERRAヨーロピアン・トレイルラン・チャンピオンシップのレースでした。

トレイルマラソン 36km 女子

  1. ロゼル・エスパニョール Roser Español – 6時間42分43秒
  2. ジョージア・グロブラー Georgia Grobler
  3. クラウディア・グティエレス Claudia Gutiérrez
これも読む
DC Weekly 2022年4月11日 奥三河、ダイトレ、白馬八方尾根、Istria、Patagonia Run

トレイルマラソン 36km 男子

  1. マルティ・ラザロ Martí Lazaro – 4時間45分43秒
  2. マルク・ピンサック Marc Pinsach
  3. マルク・オレ Marc Olle

コマペドローサスカイレース 24km 女子

  1. ラウラ・オルゲ Laura Orgue – 4時間14分46秒
  2. イラティ・アスカルゴタ Irati Azkargota
  3. アナ・ペイドロ Ana Peydró

コマペドローサスカイレース 24km 男子

  1. ファビアン・ベネロ Fabián Venero – 3時間8分9秒
  2. ジョルディ・アリス Jordi Alís
  3. マルク・ロタ Marc Rota

リザルト速報はこちら

Tahoe Rim Trail Enurance Runs (100m, 56m ,50km)

アメリカのネバダ州カーソンシティで開催。Facebookページによれば100マイルではマリア・ガイ Maria Guy が24:06:47、グラント・ホレイティング Grant Holating が18:31:12で女子、男子のチャンピオンとなった模様です。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

7月20日土曜日

La Montee du Nid d’Aigle (19.5km)

フランスのモンブラン山麓のサン・ジェルヴェ・レ・バンでWMRAのValsir Mountain Running World Cupの第5戦が開催されました。1986年から続くトレイルランニングのクラシックレースです。距離約20kmのコースの累積獲得高度は1,850mD+、喪失高度が650mD-というコースで行われました。

女子のレースはフィラリエス・キサング Philaries Jeruto KISANG (KEN) の背後をスカウト・アドキン Scout ADKIN (GBR)が追い、グロリア・チェベット Gloria CHEBET (KEN) が次第に二人との差を縮めるという展開で始まりました。13.5kmのチェックポイントではアドキンが先頭に立ち、その後、リードを広げていき、2:08で優勝、2位以下に4分差をつけての勝利でした。2位にはチェベット、3位にキサンが続きました。前週のW杯第4戦、ポルトガルのMontemuroと同じ3人が同じ順位で表彰台に並びましたが、前週は3人の差がわずか20秒であったのに比べるとやや差が開いた形になりました。

男子は最終的にトップ5に入った選手たちが序盤には先頭集団を形成していました。13.5km地点では リチャード・アトゥヤ Richard Omaya ATUYA (KEN) が単独リードで後続に30秒の差をつけており、最後までリードを守り切って1:46で優勝。2位にジョスファット・キプロティチ Josphat KIPROTICH (KEN) が45秒差で続きました。3位はマイケル・サオリ Michael Selelo SAOLI (KEN) で1:48でした。

女子総合順位

  1. スカウト アドキン Scout ADKIN (GBR) – 2:08:09
  2. グロリア チェベット Gloria CHEBET (KEN) – 2:12:09
  3. フィラリエス ジェルト キサング Philaries Jeruto KISANG (KEN) – 2:14:03
  4. アクセル ガシェ-モラレ Axelle GACHET-MOLLARET (FRA) – 2:14:34
  5. ジュリー ルロン Julie LELONG (FRA) – 2:15:32
  6. デルフィーヌ クロデル Delphine CLAUDEL (FRA) – 2:19:00

男子総合順位

  1. リチャード オマヤ アトゥヤ Richard Omaya ATUYA (KEN) – 1:46:55
  2. ジョスファット キプロティチ Josphat KIPROTICH (KEN) – 1:47:40
  3. マイケル セレロ サオリ Michael Selelo SAOLI (KEN) – 1:48:48
  4. シルヴァン カシャール Sylvain CACHARD (FRA) – 1:49:52
  5. フィレモン オムボゴ キリアゴ Philemon Ombogo KIRIAGO (KEN) – 1:52:09
  6. アルリック プティ Alric PETIT (FRA) – 1:56:49

リザルトはこちら

7月21日日曜日

霧島・えびの高原 エクストリームトレイル(63k/30k)

宮崎県えびの市、鹿児島県霧島市、湧水町にまたがるコースで開催。ショート(約33km、累積標高約1,700mD+、制限時間8時間)が2025年のWMTRC世界選手権の日本代表選考レースの一つでした。女子では髙村貴子が3:08で他の選手に10分差をつけて優勝。2位には終盤の登りセクションで先行していた田中吉美をとらえた楠田涼葉が3:18でフィニッシュ。田中吉美が3:19で3位でした。男子は今回と同じく世界選手権の代表選考レースだった2022年のこのレースで3位だった笠木肇が2:45で今年のレースを制しました。2位で追っていたのは横内佑太朗でしたが、中盤以降に甲斐大貴が差を縮め始め、最後のエイドを出てから2番手になります。フィニッシュは甲斐が2:53で準優勝、横内はわずか8秒差で3位でした。

ショート女子

  1. 高村 貴子 3時間08分12秒
  2. 楠田 涼葉 3時間18分40秒
  3. 田中 吉美 3時間19分01秒
  4. 荒井 珠美 3時間32分42秒
  5. 山内 菜摘 3時間36分38秒
  6. 塩山 祐子 5時間15分54秒
  7. 黒木 千愛 5時間16分27秒
  8. 安達 裕子 5時間13分06秒
  9. 東 晏璃 4時間26分54秒
  10. 齊藤 瑞生 4時間41分44秒
これも読む
DC Weekly 2024年5月27日 Zegama-Aizkorri、弘前24時間走、いながわ里山、Tokyo Grand Trail、OSJ奥久慈、たかやしろ、経ヶ岳、秋吉台、MUT by UTMB

ショート男子

  1. 笠木 肇 2時間45分25秒
  2. 甲斐 大貴 2時間53分13秒
  3. 横内 佑太朗 2時間53分21秒
  4. 須賀 暁 2時間53分37秒
  5. 宮川 朋史 2時間55分02秒
  6. 森本 幸司 2時間55分45秒
  7. 今西 駿介 3時間00分05秒
  8. 飯干 守道 3時間04分53秒
  9. 新牛込 崇史 3時間05分08秒
  10. 辻 卓史 3時間09分55秒

ロング(約63km、累積標高約3,059mD+)では伊東ありかが他の選手に2時間近く差をつけて、8:24で完走しての圧勝で、このレースで四連覇を成し遂げました。伊東は男女総合で4番目にフィニッシュしています。2位は高倉遥で10:21、3位は中島裕子で10:22でした。男子は序盤は渡邊智也がリードしますが、コース後半に入ると36kmのCPで荒木諭志がトップ、2分半の差で瀬戸口寛、さらに11分置いて友口貴裕でした。しかし54kmのCPでは荒木がトップ、40分近く開いて友口、瀬戸口が続きました。フィニッシュまでの白鳥山を経由する12kmでさらに順位は入れ替わり、友口貴裕が7:49で優勝、荒木諭志が7:58で2位、瀬戸口寛が8:14で3位となりました。

ロング女子

  1. 伊東 ありか 8時間24分46秒
  2. 高倉 遥 10時間21分34秒
  3. 中島 裕子 10時間22分23秒
  4. 鶴岡 章子 10時間29分05秒
  5. 橋口 さおり 10時間31分30秒
  6. 齋藤 恵 10時間37分45秒

ロング男子

  1. 友口 貴裕 7時間49分26秒
  2. 荒木 諭志 7時間58分31秒
  3. 瀬戸口 寛 8時間14分52秒
  4. 小田 繁行 8時間32分50秒
  5. 渡邊 智也 8時間40分39秒
  6. 中野 耕嗣 8時間46分44秒

ライブトラッキングはこちら

今週末開催のイベント

7月20日土曜日 – 28日日曜日

Montreux Trail Festival (390km, 169km, 110km, 70km, 32km, 15km, 8km)

スイスのヴォー州のアルプスとリヴィエラ地方で開催されるトレイルランニングイベント。390km、25,000mD+の「Crossing Switzerland」は前週末の20日土曜日夜にスタートしています。100マイルなどのレースは26日金曜日から28日日曜日の日程で開催されます。

7月22日月曜日 – 24日水曜日

Badwater 135

アメリカ・カリフォルニア州デスバレーのBadwater Basin(標高マイナス86m)をスタートし、ホイットニー山の麓となるWhitney Portal(標高2550m)でフィニッシュする135マイル(217km)のウルトラマラソンで、コース上の気温が50℃を超える灼熱の中を走ることで知られるイベントです。週明けの22日月曜日にスタートします。

7月25日木曜日 – 28日日曜日

Grossglockner Ultra Trail (110k, 84k, 57k, 35k)

オーストリアの最高峰グロースグロックナー山(3,798m)をめぐるトレイルで開催される山岳要素の強いトレイルランニングイベントです。110kmのコースの累積獲得高度は6,500mD+となります。

7月25日木曜日 – 27日土曜日

La 6000D (69km, 43km, 30km, 11km)

フランスのサヴォワ地方にあるラ・プラーニュスキーリゾート周辺で開催される大会で、1990年に始まり、今年で34回目を迎えます。それぞれの距離のトレイルランニングの他にもボブスレーのコースを駆け上るレースなども開催されます。

7月26日金曜日 – 28日日曜日

Lakeland 50 & 100

イギリス・イングランドのレイクディストリクト国立公園で開催される大会で「レイクランド100」は距離169km、累積標高約6,300mD+のコースで、コニストンをスタートおよびフィニッシュ地点とする時計回りのコースとなっています。ナビゲーションと厳しい自然環境に対応する能力が求められるレースとなります。100マイルの後半部を走る50マイルのレースも合わせて行われます。

7月26日金曜日 – 27日土曜日

Davos X-Trails (68k, 43k, 23k, 10k)

スイスのダボスで毎年7月に開催される人気のトレイルランニング大会で、1986年から続く歴史あるSwiss Alpine Runから名称を改めた大会です。

7月26日金曜日

富士登山競走(21k/15k)

山梨県の富士吉田市役所をスタートし、吉田口登山道を経て富士山頂でフィニッシュする山頂コースは距離21kmで累積獲得高度が3000mという、スケールの大きさと、今回で77回目の開催という長い歴史を持つ、日本の山岳ランニングのクラシックイベントです。注目の選手としては山頂コースでは六連覇を目指す吉住友里、スキーマウンテニアリングで冬季五輪を目指す上田絢加、昨年のチャンピオンである近江竜之介、2022年に富士山一筆書きで9時間55分の最速タイムを記録してこのレースでは初めての山頂を目指す上田瑠偉といった選手がエントリーしています。

7月27日土曜日 – 28日日曜日

Giir di Mont (32km, 18km)

イタリアのロンバルディア州レッコ県にある村、プレマナ Premana で開催される大会で、今回で30回大会となります。32kmの累積獲得高度は2,400mD+で、コースが繋ぐ山小屋では例年熱狂的な応援が選手を迎えることで知られています。WMRAのValsir Mountain Running World Cupのレースです。

Burning River Endurance Run (100m, 50m, 42km)

アメリカのオハイオ州北東部で開催される100マイルなどのウルトラランニングイベントです。コースはカヤホガバレー国立公園やサミットメトロパークなどを通り、シングルトラックのトレイルやカヤホガ川沿いのダブルトラック、舗装路など変化に富んだセクションで構成されています。

Kadamaian Ultra (110k, 60k, 35k)

マレーシア・サバ州コタベルード近郊のカダマイアンで開催される大会で、カダマイアン地域の渓谷や丘陵を通る110kmの累積高度は3,245mD+となります。今シーズンの大会はAsia Trail Master のシリーズ戦となっています。

7月27日土曜日

Trans D’Havet (80km, 42km, 24km)

イタリアのヴェネト州ヴィチェンツァ県で開催される大会でピッコレ・ドロミーティ山脈を縦走する ¥80kmの累積獲得高度は5,500mD+です。

Tushar Mountain Runs (100k, 70k, 42k, 21k)

アメリカ、ユタ州ビーバー近郊のタシャー山脈で開催。標高3000mを超えるイーグルポイントリゾートをスタート、フィニッシュ地点とし、タシャー山脈の最高峰デラノピーク(標高3,709m)を目指すという高山エリアのレースです。

White River 50

ワシントン州のグリーンウォーターで開催され、レーニア山(タホマ、標高4,392m)の山麓となるトレイルを駆け抜ける50マイルと50kmのレースです。

7月28日日曜日

KAKITSU (30km、10.4km)

兵庫県たつの市の菖蒲谷森林公園を拠点に開催され、播磨の国の山城跡を巡る起伏に富んだコースが魅力の大会です。

前週末の主大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

この記事が気に入ったらDogsorCaravanをBuy Me a Coffeeで直接サポートできます!

Buy Me a Coffee

Sponsored link