DC Weekly 2024年10月15日 ハセツネCUP、Lake Biwa 100、烏帽子スカイラン、KOUMI 100、マウンテンランニングW杯最終戦、Kodiak、TransJeju

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

(写真は烏帽子スカイラン・バーティカル優勝の乾碩。Photo © JSA)

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トレイルランニング関連ニュース

ルース・チェプンゲティッチが女子マラソンの世界新記録、2:09:56 を記録、女子選手初の2時間10分切り

ルース・チェプンゲティッチ Ruth Chepngetich(KEN)が10月13日に行われたシカゴマラソンで2:09:56を記録して世界新記録となりました。

先週末開催のイベント

10月11日金曜日 – 12日土曜日

Kodiak Ultramarathons by UTMB (100M, 100K, 50K, 21K, 10K)

米国カリフォルニア州レイクビッグベアで開催されました。来年10月の大会がUTMBワールドシリーズのアメリカの「メジャー」となります。

100マイルではクリスティナ・チャン Kristina Changサム・ウッド Sam Woodが女子、男子のそれぞれのレースを制しています。

Kodiak Ultramarathons by UTMBのスタート。Photo © UTMB

Kodiak Ultramarathons by UTMBのスタート。Photo © UTMB

100マイル女子トップ6

  1. クリスティナ・チャン Kristina Chang (USA) – 21:15:24
  2. コーラル・ブイテンハイス Coral Buitenhuis (CAN) – 21:29:51
  3. ケイト・ブッチャー Kate Butcher (CAN) – 22:14:23
  4. カーリー・グラフ Carly Graf (USA) – 22:23:50
  5. ケイティ・クレーン Katie Crane (USA) – 23:38:55
  6. アンナ・アルブレヒト Anna Albrecht (USA) – 24:14:45

100マイル男子トップ6

  1. サム・ウッド Sam Wood (USA) – 18:24:08
  2. マイク・ラベリー Mike Lavery (USA) – 18:27:19
  3. コーディス・ホール Cordis Hall (USA) – 18:31:33
  4. マシュー・ズーパン Matthew Zupan (USA) – 18:54:06
  5. ジョン・バレラ Jhon Barrera (COL) – 19:31:41
  6. オースティン・チリコ Austin Chirico (USA) – 21:00:02

100k女子は昨年のCanyons by UTMB 100Kで準優勝、今年のウェスタンステイツ9位のプリシラ・フォージー Priscilla Forgie (CAN) に対してミシェル・バンク Michelle Bunckeが24分差をつけて優勝。男女総合でもバンクは5位に入り、女子2位のフォージーが6位、女子3位のアリソンが7位、女子4位のエスペンハーンは総合10位と女性選手の活躍が印象的です。男子はニック・ハート Nick Hirdt が8:25で優勝しました。

100km女子トップ6

  1. ミシェル・バンク Michelle Buncke (USA) – 09:21:08
  2. プリシラ・フォージー Priscilla Forgie (CAN) – 09:45:02
  3. リンジー・アリソン Lindsay Allison (USA) – 09:50:46
  4. スヴェンヤ・エスペンハーン Svenja Espenhahn (CAN) – 10:04:04
  5. アニー・ミルヴァング Annie Myrvang (USA) – 10:18:46
  6. ジュヌヴィエーヴ・アスラン=デメール Geneviève Asselin-Demers (CAN) – 10:35:17

100km男子トップ6

  1. ニック・ハート Nick Hirdt (USA) – 08:25:39
  2. ゴードン・ジアニニー Gordon Gianniny (USA) – 08:38:44
  3. ヘクター・ロドリゲス Hector Rodriguez (MEX) – 08:41:31
  4. マリオ・メンドーサ・ジュニア Mario Mendoza Jr (USA) – 09:20:56
  5. ホルヘ・トーレス・インダ Jorge Torres Inda (USA) – 09:58:54
  6. マイケル・ポスタスキ Michael Postaski (USA) – 10:03:10

50kでは昨年のCCCの3位、昨年のこの大会の21k優勝のヘレン・ミノ・フォークナー Helen Mino Faukner が優勝。男子はライアン・ベッカー Ryan Beckerが勝者となりました。

50km女子トップ6

  1. ヘレン・ミノ・フォークナー Helen Mino Faukner (USA) – 04:13:09
  2. クレア・ローズ Klaire Rhodes (USA) – 04:18:44
  3. クリスティン・ジョンソン Kristin Johnson (USA) – 04:28:12
  4. ジャッキー・ヘンドリクソン Jackie Hendrickson (USA) – 04:35:43
  5. アリソン・マクファーソン Alison Mcpherson (CAN) – 04:40:41
  6. キャサリン・リンチ Katharine Lynch (USA) – 05:09:44

50km男子トップ6

  1. ライアン・ベッカー Ryan Becker (USA) – 03:30:56
  2. ジョーダン・クレイ Jordan Clay (GBR) – 03:35:22
  3. ディラン・ハンバーガー Dylan Humberger (USA) – 03:50:42
  4. オスカー・ポンテリ Oscar Ponteri (USA) – 03:56:46
  5. アンドリュー・ワイズ Andrew Wise (USA) – 03:58:01
  6. カレル・サッベ Karel Sabbe (BEL) – 04:07:02

全体のリザルトはこちら

10月11日金曜日 – 13日日曜日

LAKE BIWA 100

滋賀県南部の山岳エリアを鈴鹿山脈、湖南アルプス、比叡山系、比良山系とたどる100マイルのトレイルランニングイベントは4回目の開催ながら、関西における秋の代表的なトレイルランニング大会として注目を集めています。

女子のレースはこれまでの3回でいずれも優勝している向井成美 Narumi Mukai が今回も序盤からレースをリードしますが、夜になって到着した70.6kmのチェックポイントでリタイアを選ぶことになりました。向井に代わってレースをリードしたのは糸原舞 Mai ITOHARA谷口三佳 Mika TANIGUCHIでした。70.6kmには向井の到着から37分差でほぼ一緒に到着した二人ですが、100kmを超える頃には谷口が単独でリードするようになります。この大会では2021年に4位、昨年は3位の谷口が31:21でフィニッシュして今年は女子優勝を勝ち取りました。約一時間差で昨年4位の糸原が2位でフィニッシュ。3番手はステファニー・オーストン Stephanie AUSTON (AUS)が続いていましたが、終盤に入って順位を落とし、後藤涼子 Ryoko GOTO が34:51でトップ3に入りました。

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男子のレースは一昨年のLake Biwa 100で4位の谷川照樹 Teruki TANIKAWA が前半から先頭を走り、一昨年と昨年に連覇している中谷亮太 Ryota NAKATANIが追うという展開が続きました。谷川は夜になった中盤以降も後続との差を少しづつ広げつつリードを守ります。一方70.6km地点では2番手には杉本諭 Satoshi SUGIMOTOが上がり、7分差で中谷は3番手に。夜の間は3人のそれぞれの間は大きく変わることがありませんでしたが、朝が近づくと中谷が杉本との差を縮め、夜が明けると2番手に復帰していました。しかし朝になってからはトップの谷川のペースが上がり、最後の還来神社(140.9km)からで中谷との差を広げて25:56でフィニッシュ、この大会で初優勝となりました。46分差で中谷が2位、さらに一時間おいて3位で杉本が完走しました。

リザルト速報はこちら

女子

  1. 谷口 三佳 Mika TANIGUCHI 31:21:46
  2. 糸原 舞 Mai ITOHARA 32:19:47
  3. 後藤 涼子 Ryoko GOTO 34:51:09
  4. 武市 香里 Kaori TAKEICHI 36:10:08
  5. ステファニー・オーストン Stephanie AUSTON (AUS) 36:28:48
  6. 片桐 久美 Kumi KATAGIRI 38:14:40
  7. 河原 愛美 Aimi KAWAHARA 38:19:38
  8. 楞川 佳奈 Kana KADOKAWA 38:37:05
  9. 岡下 波 Nami OKASHITA 39:21:08
  10. 下井 麻紀子 Makiko SHIMOI 39:53:19

男子

  1. 谷川 照樹 Teruki TANIKAWA 25:56:07
  2. 中谷 亮太 Ryota NAKATANI 26:42:50
  3. 杉本 諭 Satoshi SUGIMOTO 27:44:23
  4. 櫻田 和志 Kazushi SAKURADA 28:48:28
  5. 岩垂 晋 Shin IWATARE 29:19:23
  6. 河畑 和宏 Kazuhiro KAWAHATA 29:27:43
  7. 吉田 英晃 Hideaki YOSHIDA 30:26:38
  8. 清田 広輝 Koki SEITA 30:42:12
  9. アントン・スヴェンソン Anton SVENSSON (SWE) 31:11:11
  10. 入江 克典 Yoshinori IRIE 31:13:05

Trans Jeju by UTMB (100k, 50k, 20k, 10k)

韓国の済州島、ユネスコ世界遺産に登録されている漢拏山(ハルラサン)国立公園のコースでUTMBワールドシリーズのイベントが開催されました。

距離107km、標高差4,252mの「100K」はチェン・リン Lin CHEN (CHN) が13:38で女子優勝。昨年のこの100Kでの準優勝に続いて今年は頂点に立ちました。この間にも、Doi Inthanon by UTMB 100マイル、Hong Kong 100 100kで優勝し、今年夏はUTMBで4位となっています。日本勢では100Kで福島舞 Mai Fukushima が15:45で女子8位でした。100K男子はジョウ・カオ Kao ZHOU (CHN) が2位に30分差をつけて10:47で優勝。中国国内のレースで最近好成績を挙げています。日本から参加の水谷冠太 Kanta Mizutaniが男子4位、野本浩礼 Hironori Nomotoが男子8位でした。

Trans Jeju by UTMBより。Photo © UTMB

Trans Jeju by UTMBより。Photo © UTMB

Trans Jeju by UTMBより。Photo © UTMB

Trans Jeju by UTMBより。Photo © UTMB

Trans Jeju by UTMBより。Photo © UTMB

Trans Jeju by UTMBより。Photo © UTMB

100km女子トップ6

  1. リン・チェン Lin CHEN (CHN) – 13:38:19
  2. フア・ロン・フー Hua Rong FU (CHN) – 13:57:11
  3. フェン・ジャオ Fen ZHAO (CHN) – 14:36:05
  4. ジンヒ・キム Jinhee KIM (KOR) – 14:49:53
  5. ジヨン・パク Jiyoung PARK (KOR) – 15:04:55
  6. ヨンヒ・ソ Yeon Hee SO (KOR) – 15:37:38

100km男子トップ6

  1. カオ・ジョウ Kao ZHOU (CHN) – 10:47:29
  2. フー・ジャオ Hu ZHAO (CHN) – 11:17:14
  3. ミンチョル・コ Minchul KO (KOR) – 11:20:24
  4. 水谷 冠太 Kanta MIZUTANI (JPN) – 12:03:23
  5. イェン・チン・チャン Yen Ching CHIANG (TWN) – 12:35:41
  6. フンヨン・チェ Hunyoung CHOI (KOR) – 12:38:29

50km女子トップ6

  1. チャオチャオ・ウー Chaochao WU (CHN) – 05:55:01
  2. ルイファン・ジョウ Ruifang ZHOU (CHN) – 06:25:30
  3. ユアン・ジン Yuan JIN (CHN) – 06:50:07
  4. ミナ・テラダ Mina TERADA (JPN) – 07:01:26
  5. バオディ・ワン Baodi WANG (CHN) – 07:06:00
  6. ソヨン・パク So Young PARK (KOR) – 07:22:13

50km男子トップ6

  1. シェン・ジャン Sheng ZHANG (CHN) – 05:06:47
  2. ビャオ・ユー Biao YU (CHN) – 05:13:38
  3. チャン・ワン Qiang WANG (CHN) – 05:24:43
  4. ウェストン・ヒル Weston HILL (NZL) – 05:28:59
  5. ゲディミナス・グリニウス Gediminas GRINIUS (LTU) – 05:36:49
  6. キュホ・イ Kyuho LEE (KOR) – 05:49:32
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20km女子トップ6

  1. キヘ・シン Kihae SHIN (KOR) – 01:45:50
  2. エラ・クネバド Ella QXNEVAD (NOR) – 01:46:30
  3. ユンミ・イ Yunmi LEE (KOR) – 01:52:43
  4. キヒョン・アン Kihyeon AN (KOR) – 01:53:05
  5. カタリナ・ゴメス Catarina GOMES (PRT) – 01:57:28
  6. エステル・ブリンク Ester BRINK (ZAF) – 01:58:21

20km男子トップ6

  1. ジソブ・キム Jisub KIM (KOR) – 01:25:03
  2. マグヌス・フヨグスタッド Magnus FJOGSTAD (NOR) – 01:30:00
  3. ウォンジン・イ Wonjin LEE (KOR) – 01:34:09
  4. デヒョン・キム 대현 김 (KOR) – 01:36:54
  5. ジョンムン・パク Jong Moon PARK (KOR) – 01:40:27
  6. ヨンウォン・ソル Yongwon SEOL (KOR) – 01:40:40

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Gran Trail Peñalara (104k, 61k, 11k)

スペイン、マドリード近郊のシエラ・デ・グアダラマ国立公園の山岳エリアで開催されました。土曜日に104kのレースは悪天候のために前日にコースの変更が発表されました。コースは約90kmとなりましたが、雨と濃い霧は選手を苦しめました。男子レースをリードしていたハビ・ゴンザレス Javi González は終盤にコースをロストしてしまいます。代わって最初にフィニッシャーとなるべくフィニッシュラインにやってきたのはアグスティン・ルハン Agustín Luján ですが、ゴンザレスへの敬意を示したいとしてフィニッシュゲートを超えることなく、ゴンザレスを待ちました。優勝はゴンザレスとなり、3秒後にルハンが続いてフィニッシュして2位となりました。女子のレースはサラ・ロレンツォが序盤から単独リードで圧倒的な勝利を収め、昨年のこの大会の60Kに続く優勝を手にしました。

104K 男子

  1. ハビ・ゴンザレス Javi González 10h 19:03
  2. アグスティン・ルハン Agustín Luján 10h 19:06
  3. ヘスス・ベルメホ Jesus Bermejo 10h 19:15

104K 女子

  1. サラ・ロレンツォ Sara Lorenzo
  2. クリスティーナ・フェメニア Cristina Femenía
  3. レイレ・マルティネス Leire Martínez

日曜日の60kmのレースは天候に恵まれました。男子のレースはクラウディオ・ディアス・カスタン Claudio Díaz Castán が5:08、女子のレースはこの大会で3度の優勝経験を持つジェマ・アレナス Gemma Arenas が6:27で優勝しました。

60K 男子

  1. クラウディオ・ディアス・カスタン Claudio Díaz Castán – 5:08:00
  2. アルベロ・アグンデス Albero Agúndez – 5:38:03
  3. パブロ・ビジャロボス Pablo Villalobos – 5:44:25

60K 女子

  1. ジェマ・アレナス Gemma Arenas – 6:27:15
  2. バルバラ・ルイス Bárbara Ruiz – 6:41:15
  3. アリックス・ファルケ Alix Farque – 7:13:09

10月12日土曜日 – 14日月曜日

OSJ Koumi 100

長野県小海町の松原湖高原スケートセンターをメイン会場に35km・1,020mD+の周回コースで100マイルのレースが行われました。女子では前回優勝の冨澤いずみがリードしましたが、4周目をスタートしたのちにリタイアします。後に続いていた鎌倉明子が29:22で完走して今年のチャンピオンとなりました。2022年、2023年の2位に続いて、今回ついに頂点に立ちました。前回3位の高橋瑞恵が29:46で2位に入りました。3位は加藤揚子で30:31でした。

男子のレースは28歳の酒井亮児が3周目の途中からは単独リードで後続との差を74分まで広げて22:11で優勝。昨年の3位を上回ったほか、歴代3位の好タイムでの優勝でした。2位は松崎将博で23:25、3位は加藤大祐で23:34でした。前半に酒井と並んでレースをリードした、石川佳彦は4位でフィニッシュしています。

女子

  1. 鎌倉 明子 Akiko KAMAKURA 29:22:32
  2. 高橋 瑞恵 Mizue TAKAHASHI 29:46:15
  3. 加藤 揚子 Yoko KATO 30:31:44
  4. 和田 美穂 Miho WADA 31:06:58
  5. 飯田 由美子 Yumiko IIDA 32:09:54
  6. 松島 みどり Midori MATSUSHIMA 32:13:57
  7. 寿賀本 恵 Megumi SUGAMOTO 32:28:51
  8. 今野 理恵 Rie KONNO 34:17:27
  9. 青山 かおり Kaori AOYAMA 34:23:22
  10. 小林 瑠里子 Ruriko KOBAYASHI 34:29:43

男子

  1. 酒井 亮児 Ryoji SAKAI 22:11:20
  2. 松崎 将博 Masahiro MATSUZAKI 23:25:23
  3. 加藤 大祐 Daisuke KATO 23:34:54
  4. 石川 佳彦 Yoshihiko ISHIKAWA 23:41:58
  5. 岩本 武匡 Takemasa IWAMOTO 24:01:56
  6. 澤 道人 Michito SAWA 24:24:58
  7. 戸田 良樹 Yoshiki TODA 24:34:32
  8. 石上 裕康 Hiroyasu ISHIGAMI 25:22:08
  9. 千葉 丈士 Takeshi CHIBA 26:24:27
  10. 新舘 陽 Akira SHINDATE 26:36:41

リザルトはこちら

10月12日土曜日 – 13日日曜日

烏帽子スカイラン(バーティカル、スカイ)

長野県上田市と東御市が境を接する標高2,066mの烏帽子岳を舞台とするコースで二日間の大会が開催されました。土曜日は上田市の市民の森公園を会場に7.2km、1,200mD+のバーティカルレースが行われ、エリートレースはV GAMES JAPANのレースでした。女子は姉妹対決を大掛莉奈 Rina OGAKE が制し、1:16:07で優勝、大掛柚奈 Yuna OGAKE が2位、斎藤 真美 Mami SAITOが3位でした。男子のレースは乾碩 Suguru INUI がただ一人一時間切りとなる0:58:37でフィニッシュして優勝。2位に宮川朋史 Tomofumi MIYAGAWA 、3位に牛田美樹 Miki USHIDA が続きました。

烏帽子スカイラン・バーティカル優勝の乾碩。Photo © JSA

烏帽子スカイラン・バーティカル優勝の乾碩。Photo © JSA

烏帽子スカイラン・バーティカル優勝の大掛莉奈と乾碩。Photo © JSA

烏帽子スカイラン・バーティカル優勝の大掛莉奈と乾碩。Photo © JSA

翌日は東御市に会場を移してスカイレースが行われ、34kmのエリートレースはスカイランナージャパンシリーズの一戦でした。女子は秋山穂乃果 Honoka Akiyama が4:35で優勝。4分差で林楓 Kaede Hayashiが2位、前日に続いて斎藤真美 Mami SAITOが3位になりました。男子は市毛富士雄 Fujio ICHIGE が3:54で優勝。向井孝次 Koji MUKAI が2位、牛田美樹 Miki USHIDA がバーティカルに続いて3位でした。初日のバーティカル、二日目のスカイレースのいずれもスカイランニング中日本選手権ともなっていました。

烏帽子スカイラン・バーティカル優勝の市毛富士雄と秋山穂乃果。Photo © JSA

烏帽子スカイラン・バーティカル優勝の市毛富士雄と秋山穂乃果。Photo © JSA

バーティカル エリート 女子

  1. 大掛 莉奈 Rina OGAKE 1:16:07
  2. 大掛 柚奈 Yuna OGAKE 1:17:09
  3. 斎藤 真美 Mami SAITO 1:17:24
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バーティカル エリート 男子

  1. 乾 碩 Suguru INUI 0:58:37
  2. 宮川 朋史 Tomofumi MIYAGAWA 1:00:56
  3. 牛田 美樹 Miki USHIDA 1:02:20

スカイレース エリート 女子

  1. 秋山 穂乃果 Honoka AKIYAMA 4:35:27
  2. 林 楓 Kaede HAYASHI 4:39:38
  3. 斎藤 真美 Mami SAITO 4:48:50

スカイレース エリート 男子

  1. 市毛 富士雄 Fujio ICHIGE 3:54:53
  2. 向井 孝次 Koji MUKAI 3:58:36
  3. 牛田 美樹 Miki USHIDA 4:05:40

リザルトは大会ウェブサイトに掲載されています。

Kilometro Verticale Chiavenna-Lagunc (3.2km), Val Bregaglia Trail (23km)

イタリア北部、キアヴェンナで開催される山岳ランニングイベントで土曜日のバーティカルレース、日曜日の23kmのトレイルレースがそれぞれWMRAのValsir Mountain Running World Cupのレースであり、今シーズンのW杯を締めくくるイベントとなります。

初日のバーティカルレースは距離3.3kmで標高差1,000mを登る駆け上りのレースです。このラグンクでのレースは1986年にその歴史を遡ることができ、バーティカルキロメーターの発祥の地とされています。女子のレースはスカウト・アドキン Scout ADKIN (GBR) が37:57でトップでフィニッシュし、今シーズンのW杯で3勝目を挙げました。昨年のWMTRC世界選手権のアップヒルレースで銀メダルのフィラリエス・ジェルト・キサング Philaries Jeruto KISANG (KEN) が38:34で2位となり、パオラ・スタンパノーニ Paola STAMPANONI (SUI) が39:13で3位に入りました。スタンパノーニは今年9月のスカイランニング世界選手権のバーティカルの銀メダリストです。W杯のランキングで現在首位のジョイス・ムトニ・ンジェル Joyce Muthoni NJERU (KEN)は5位でした。

Kilometro Verticale Chiavenna-Lagunc、2024年マウンテンランニングW杯ファイナル 女子リザルト

  1. スカウト・アドキン Scout ADKIN (GBR) 37:57
  2. フィラリエス・ジェルト・キサング Philaries Jeruto KISANG (KEN) 38:34
  3. パオラ・スタンパノーニ Paola STAMPANONI (SUI) 39:13
  4. スサンナ・サープンキ Susanna SAAPUNKI (FIN) 39:44
  5. ジョイス・ムトニ・ンジェル Joyce Muthoni NJERU (KEN) 39:55
  6. ララ・ハミルトン Lara HAMILTON (AUS) 40:18
  7. サラ・ウィルホイト Sara WILLHOIT (GBR) 40:31
  8. ヴィヴィアン・ボンジ Vivien BONZI (ITA) 41:05
  9. クララ・ヴェレペック Klara VELEPEC (SVN) 41:25
  10. イラリア・ヴェロネーゼ Ilaria VERONESE (ITA) 41:53

バーティカル男子は開催国であるイタリアのアスリートが活躍。アンドレア・エリア Andrea ELIA (ITA) が31:08で優勝、アンリ・エイモノド Henri AYMONOD (ITA) が7秒差の31:15で続いて準優勝。W杯ランキング首位のパトリック・キプゲノ Patrick KIPNGENO (KEN) が31:50で3位でした。

Kilometro Verticale Chiavenna-Lagunc、2024年マウンテンランニングW杯ファイナル 男子リザルト

  1. アンドレア・エリア Andrea ELIA (ITA) 31:08
  2. アンリ・エイモノド Henri AYMONOD (ITA) 31:15
  3. パトリック・キプゲノ Patrick KIPNGENO (KEN) 31:50
  4. ティツィアーノ・モイア Tiziano MOIA (ITA) 31:59
  5. ポール・マチョカ Paul MACHOKA (KEN) 32:16
  6. リチャード・オマヤ・アトゥヤ Richard Omaya ATUYA (KEN) 32:28
  7. アルベルト・ヴェンダー Alberto VENDER (ITA) 32:31
  8. ホーコン・スカーショルト Håkon SKARSHOLT (NOR) 32:51
  9. クリスチャン・アレン Christian ALLEN (USA) 33:09
  10. クレメン・シュパンリング Klemen ŠPANRING (SVN) 33:09

二日目の日曜日は23kmで獲得高度が850mD+のVal Bregaglia Trailが行われ、こちらもW杯のレースでした。

女子のレースはジョイス・ムトニ・ンジェル Joyce Muthoni NJERU (KEN) が1:47で制し、フィラリエス・キサング・ジェルト Philaries Kisang JERUTO (KEN) が1分差の1:48で2位。ケニア勢に続いて前日のVKを制したスカウト・アドキン Scout ADKIN (GBR) がフィニッシュして3位となりました。年間シリーズランキングはスカウト・アドキンが1位と決まりました。

Val Bregaglia Trail、2024年マウンテンランニングW杯ファイナル 女子リザルト

  1. ジョイス・ムトニ・ンジェル Joyce Muthoni NJERU (KEN) 1:47:45
  2. フィラリエス・キサング・ジェルト Philaries Kisang JERUTO (KEN) 1:48:51
  3. スカウト・アドキン Scout ADKIN (GBR) 1:48:58
  4. ナオミ・ラング Naomi LANG (GBR) 1:50:07
  5. スサンナ・サープンキ Susanna SAAPUNKI (FIN) 1:52:08
  6. アリス・ガッジ Alice GAGGI (ITA) 1:53:00
  7. ベアトリス・ビアンキ Beatrice BIANCHI (ITA) 1:53:36
  8. マダリナ・イオアナ・アマリエイ Madalina Ioana AMARIEI (ROU) 1:54:19
  9. エリ・アンヌ・ドヴェルグスダル Eli Anne DVERGSDAL (ITA) 1:57:20
  10. サラ・ウィルホイト Sara WILLHOIT (GBR) 1:57:37
マウンテンランニングW杯最終戦、Val Bregaglia Trail の女子トップ3選手。Photo © WMRA / Marco Gulberti

マウンテンランニングW杯最終戦、Val Bregaglia Trail の女子トップ3選手。Photo © WMRA / Marco Gulberti

男子のレースはパトリック・キプゲノ Patrick KIPNGENO (KEN) が1:34で優勝し、合わせて今シーズンのW杯のチャンピオンと決まりました。2位争いは競り合いとなりましたが、ポール・マチョカ Paul MACHOKA (KEN) が最終盤で先頭に立ち、キプゲノから19秒で2位に。この日、レース中盤をリードしたテオドール・クライン Théodore KLEIN (FRA) が3位で続きました。

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Val Bregaglia Trail、2024年マウンテンランニングW杯ファイナル 男子リザルト

  1. パトリック・キプゲノ Patrick KIPNGENO (KEN) 1:34:03
  2. ポール・マチョカ Paul MACHOKA (KEN) 1:34:22
  3. テオドール・クライン Théodore KLEIN (FRA) 1:34:53
  4. ジョスファット・キプロティチ Josphat KIPROTICH (KEN) 1:35:24
  5. ロス・ゴラン Ross GOLLAN (GBR) 1:35:24
  6. マイケル・セレロ・サオリ Michael Selelo SAOLI (KEN) 1:35:26
  7. マイケル・ガラッシ Michael GALASSI (ITA) 1:35:47
  8. アンリ・エイモノド Henri AYMONOD (ITA) 1:36:09
  9. フィレモン・キリアゴ Philemon KIRIAGO (KEN) 1:37:33
  10. ルカ・メルリ Luca MERLI (ITA) 1:37:34
マウンテンランニングW杯最終戦、Val Bregaglia Trail を走るテオドール・クライン Théodore KLEIN (FRA)。Photo © WMRA / Marco Gulberti

マウンテンランニングW杯最終戦、Val Bregaglia Trail を走るテオドール・クライン Théodore KLEIN (FRA)。Photo © WMRA / Marco Gulberti

全体のリザルトはこちらから。

Indiana 100

米国インディアナ州アルビオンのChain O’Lakes State Parkを拠点とする大会で、100マイル、75マイル(120km)、50マイル(80km)のレースがラインナップされています。

100マイルはブレンダ・ジョンソン Brenda Johnsonエバン・ペリゴ Evan Perigo がそれぞれ21:02と15:54で女子、男子のレースで優勝しています。リザルトはこちら

Oil Creek 100

米国東部、ペンシルベニア州タイタスビルのOil Creek State Parkで開催される100マイルのトレイルランニング大会。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

Autumn 100

イギリスのテムズ川沿いのトレイルをコースとする累積標高差約1,500mD+の100マイルのトレイルランニングイベントで、女子はハンナ・リックマン Hannah Rickman が16:46、男子はブラディ・ポスキン Brady Poskin が15:20でそれぞれ優勝しています。ライブトラッキングはこちら

10月13日日曜日 – 14日月曜日

ハセツネカップ・日本山岳耐久レース(71k)

東京都あきる野市を拠点に奥多摩山域を巡る71.5kmのコースで32回目の大会が開催されました。女子のレースは昨年五連覇を達成した髙村貴子 Takako Takamura が今年は出場を見送って不在の一方、吉住友里 Yuri YOSHIZUMIがハセツネCUPに初めて挑戦しました。吉住は序盤から圧倒的なペースで女子のレースをリードして8:49:01で優勝。大会記録(8:41:49、髙村貴子、2022年)に続く歴代2位の好記録で、櫻井教美、髙村貴子に続いて9時間以内でフィニッシュした3人目の女性選手となりました。2位には昨年6位の岩井絵美 Emi IWAIが自己ベストとなる9:46:20で続きました。楠田涼葉 Suzuha KUSUDAは序盤に2番手を走りましたが、後半は岩井に先を譲ることとなり、10:06:44で3位のフィニッシュ。昨年の4位から順位を挙げました。4位は10:15で太田美紀子 Mikiko OTA。ハセツネでは2018年と並ぶ自己最高位でタイムも自己ベストとなりました。昨年10位の板橋黎華 Reika ITABASHIが5位、一昨年3位で昨年2位の相原千尋 Chihiro AIBARAが6位となりました。

女子

  1. 吉住 友里 Yuri YOSHIZUMI 8:49:01
  2. 岩井 絵美 Emi IWAI 9:46:20
  3. 楠田 涼葉 Suzuha KUSUDA 10:06:44
  4. 太田 美紀子 Mikiko OTA 10:15:46
  5. 板橋 黎華 Reika ITABASHI 10:49:28
  6. 相原 千尋 Chihiro AIBARA 10:57:33
  7. 鈴木 晴香 Haruka SUZUKI 11:00:03
  8. 川名 亜実 Ami KAWANA 11:10:44
  9. 藤本 麻里 Mari FUJIMOTO 11:18:10
  10. 助川 すみれ子 Sumireko SUKEGAWA 11:20:02
  11. 仲田 潔子 Kiyoko NAKADA 11:27:05
  12. 川地 里佳 Rika KAWACHI 12:10:17
  13. 大井 希良里 Kirari OI 12:17:20
  14. 吉田 広美 Hiromi YOSHIDA 12:21:38
  15. 井上 千賀子 Chikako INOUE 12:21:40
  16. 奈須野 美並 Minami NASUNO 12:32:43
  17. 浅原 里美 Satomi ASAHARA 12:41:40
  18. 大伴 祥子 Shoko OTOMO 12:58:45
  19. 菊池 尚美 Naomi KIKUCHI 13:00:47
  20. 大庭 知子 Tomoko OBA 13:07:46

男子のレースは第一関門から吉野大和 Yamato YOSHINOが先頭を走り、第二関門(月夜見第二駐車場)から第三関門(御岳)でリードをさらに広げる快走で優勝しました。一昨年に続く2度目の優勝で、7:20:51というタイムは史上第4位の好記録となりました。2位には後半に着実に順位を上げた田村健人 Kento TAMURAが7:37:41で続きました。一昨年、昨年に続く3度目の挑戦で順位、タイムとも自己ベストとなりました。終盤に田村に先行された小笠原光研 Koken OGASAWARAが7:47:49で3位になり、初挑戦で2位となった昨年に続いてトップ3に入りました。今年初挑戦の小田切将真 Shoma ODAGIRIが4位、2016年と2023年優勝の川崎雄哉 Yuya KAWASAKI が5位、前半に吉野を追って2番手を走った菊嶋啓 Kei KIKUSHIMAが6位でした。菊嶋はこのレースで7回目のトップ10での完走となりました。

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男子

  1. 吉野 大和 Yamato YOSHINO 7:20:51
  2. 田村 健人 Kento TAMURA 7:37:41
  3. 小笠原 光研 Koken OGASAWARA 7:47:49
  4. 小田切 将真 Shoma ODAGIRI 7:48:24
  5. 川崎 雄哉 Yuya KAWASAKI 7:48:24
  6. 菊嶋 啓 Kei KIKUSHIMA 7:50:36
  7. 須賀 暁 Akira SUGA 7:54:01
  8. 関 真二 Shinji SEKI 7:58:45
  9. 佐谷 尚紀 Naoki SATANI 8:05:59
  10. 池畑 拓哉 Takuya IKEHATA 8:06:54
  11. 三浦 裕一 Yuichi MIURA 8:20:19
  12. 大瀬 和文 Kazufumi OSE 8:22:09
  13. 堀 秀秋 Hideaki HORI 8:22:55
  14. 那須 勇太 Yuta NASU 8:27:21
  15. 小原 将寿 Masatoshi OHARA 8:30:20
  16. 喜多村 久 Hisashi KITAMURA 8:31:30
  17. 東 翼 Tsubasa HIGASHI 8:35:56
  18. 岩井 竜太 Ryuta IWAI 8:42:32
  19. 柴田 幸生 Yukio SHIBATA 8:47:50
  20. 小林 海仁 Kaito KOBAYASHI 8:53:32

リザルト速報はこちら

10月13日日曜日

NORTH ONTAKE ULTRA&FULL (100km、42km)

岐阜県下呂市飛騨小坂で開催される100kmと42kmのトレイルランニングイベントです。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

霧島登山マラソン(9k)

宮崎県西諸県郡高原町で開催される山岳マラソン大会。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

今週末開催のイベント

10月17日木曜日 – 20日日曜日

Ascona – Locarno Golden Trail Finals By Scenic Trail

今年のGolden Trail World Seriesは全8戦が開催されましたが、そのGrand Finalとなるレースがスイス南部のイタリア国境にも近いアスコナ Ascona およびロカルノ Locarno の二つの町を拠点に開催されます。Grand FinalにはGTWSの8戦終了時点のポイントランキングで男女それぞれの上位30人が招待されるほか、その他の選手も参加して今年のGTWSのシリーズチャンピオンを決めるレースが開催されます。レースは7kmのプロローグが木曜日に女子、金曜日に男子、23.5kmのメインレースが土曜日に男子、日曜日に女子と全部で四日間にわたって開催されます。コースのフォーマットは複数のループから構成されるフラワーフォーマットとなっており、観客は選手の姿を頻繁に目にすることができ、大会の盛り上がりを演出することも意識されています。

Les Templiers HOKA (80km, 99.5km, 62.5km, 47.2km, etc)

フランスのミヨーを拠点に中央山地をコースとして開催される大会は、これまでの「フェスティバル・デ・タンプリエ Festival des Templiers」から名称を改めて今回の第30回目を迎えます。フランス国内はもとより、世界から有力選手を集める著名なトレイルランニングイベントでは15種類以上の多様なレースに、のべ13,000人が参加します。中でも注目されるのは大会のフラッグシップとなる距離80km、標高差3,530mD+のグラン・トレイル・デ・タンプリエ Le Grand Trail des Templiers となります。このほか、99.5kmのエンデュランス・トレイル Endurance Trail、62.5kmのインテグラル Integral などに有力選手が集まります。

Grand Raid Reunion (Diagonale des Fous 175km, Trail de Bourbon 100km, Mascareignes 70km, Metis Trail 50km, Zembrocal Trail Relay)

南太平洋のフランスの海外県、レユニオン島で開催される世界的に有名なトレイルランニングイベントです。巨大な火山が作り出したコースは標高差が大きくテクニカルな難コースとして知られます。175kmで累積10,150mD+のコースで島を対角線上に縦断する「La Diagonale des Fous(愚か者の対角線)」には有力選手もエントリーしています。女子ではマノン・ボアール Manon BOHARD、マリリン・ナカシェ Maryline Nakache、男子ではマチュー・ブランシャール Mathieu BLANCHARDジェルマン・グランジェ Germain Grangierベン・ジーマン Ben DHIMANオーレリアン・デュナンーパラ Aurelien DUNAND-PALLAZ などが名を連ねています。

Ultra-Trail Ninghai by UTMB (105km, 60km, 25km, 12km)

中国の浙江省寧波市で開催されるUTMBワールドシリーズのレースです。開催地は明末の著名な旅行作家、徐霞客 Xú Xiákè の34年に及ぶ大旅行の出発地点として知られ、テクニカルな登りや渡渉などを含むコースです。今日の世界トップクラスのアスリートとして知られる中国のアスリートたちがこの大会での活躍をきっかけに飛躍していったことでも知られ、例年ハイレベルな競技の舞台ともなっています。

今年の距離106km、5,200mD+の「UTNH105」には女子ではシャン・フージャオ Fuzhao Xiang、チェン・リン Lin Chen、バルバラ・シカノバ Varvara Shikanova (AIN)、イ・アンナ Anna Li、チェン・ウェンロン Wenrong Zheng、男子ではシェン・ジアシェン Jiasheng Shen、メン・グアンフー Guangfu Meng、ユン・ヤンチャオ Yanqian Yun、ドー・ジ Ji Duo、イオネル・マノレ Ionel Cristian Manole (ROU)、チョウ・ジアジュ Jiaju Zhao、ルーク・グレンフェル-ショウ Luke Grenfell Shaw (GBR)、ユウ・ペイチャン Peiquan You、チン・グイドゥ Guidu Qin、デン・グオミン Guomin Dengといった選手がエントリーしており、ハイレベルなレースとなります。日本からも西村広和 Hirokazu Nishimura、中谷亮太 Ryota Nakatani がエントリーしています。

10月18日金曜日 – 20日日曜日

Ultimate Trails Of Penang (100m, 100k, 60k, 40k, 20k, 12k)

マレーシアのペナン島で開催される大会で、100マイル(約160km)から12kmまで6つのレースが開催されます。Asia Trail Masterの大会です。

10月19日土曜日 – 20日日曜日

志賀高原エクストリームトレイル(55k, 32k, 8k)

長野県下高井郡山ノ内町の志賀高原で開催。晩秋の志賀高原の美しい自然の中を走るこの大会の55kmのレースの中で2024年の全日本スカイランニング選手権大会(SKYULTRA)が開催されます。

北八ツ トレイルフェス in ながわ(28km、リレー)

長野県長和町のブランシュたかやまスキー場はトレイルランニングイベントの会場となってきました。今回は北八ヶ岳エリアで開催される、トレイルランニングとアウトドアパーティーを融合した新しいスタイルのイベントの会場としてトレイルランニングファンを迎えます。土曜日には2kmの周回コースでリレーの後「RUN&BEERパーティー」、日曜日に28kmのソロやキッズレースが予定されています。

Mt.Rokko Cannonballrun (100k, 50k)

兵庫県の六甲山系で年2回開催されるイベント。手作り感ある草レース形式が人気の大会は、第31回を迎えます。土曜日20時に112kmの「POWER」、56kmの「NIGHT SPEED」がスタートするのを皮切りに個性的なレースが行われます。

Lemkowyna ULTRA-TRAIL (150k, 100k, 70k, 48k, 30k)

ポーランド南東部のレムコ地方で150kmから10kmまで6つの距離のレースが行われます。「Join the Mudness!」のキャッチフレーズの通り、しばしば冷たいウェットなコンディションの中でフィニッシュを目指します。

Salomon Cappadocia Ultra-Trail (119k, 63k, 38k)

トルコのカッパドキア地方で開催。ユネスコ世界遺産に登録されているカッパドキアの独特な地形の中を走るトレイルランニング大会は119km、標高差+3,730mのウルトラトレイル、63.6km、標高差+2,030mのミディアムトレイル、38km、標高差+1,120mのショートトレイルが予定されています。

Seoul 100k (100k, 50k)

ソウルは韓国の首都であり大都市ですが、周囲には仁王山、北岳山、北漢山国立公園などの山岳地帯や、漢江や清渓川などの水辺も広がります。ソウル市が主催するこの大会はソウル周辺の自然と都市部や歴史的な城郭などをめぐるトレイルランニング大会で、距離100kmで標高差約4,680m+の「100K」のほか、「50K」「10K」のレースが行われます。

Backyard Ultra – World Team Championships 2024

周回コースを一時間毎にスタートしてランナーが最後の一人となるまで繰り返すという「バックヤードウルトラ」の創始者、ラザルス・レイクが主催するバックヤードウルトラの世界選手権は隔年開催です。その世界選手権が開催されない年に、各国の国内選手権を開催しつつ、それぞれの国別のリモート形式でのバックヤードの国別団体戦として、このイベントが開催されます。

10月19日土曜日

Eco Trail Funchal – Madeira Island (80k, 40k, 25k, 15k)

北大西洋のマデイラ島の壮大な自然を舞台に開催されるトレイルランニング大会です。島の首都、フンシャル市内からスタートし、山岳地帯を駆け抜けるコース設定となっています。エコトレイルシリーズの一環として環境に配慮した運営がなされており、マデイラ島の自然を体感しながら走ることができる大会です。

Vietnam Jungle Marathon (70k, 55k, 42k, 25k, 10k)

ベトナムのプールオン自然保護区で開催される大会。プールオン自然保護区はハノイから約140kmの南西に位置し、古代のジャングル、石灰岩の峰、滝、川、鮮やかな棚田、少数民族の村などの中を走ります。

10月20日日曜日

AKITA Trail Run Festival in 太平山(32k, 10k, 4k)

秋田市の太平山スキー場オーパス周辺で開催。32kmのロングコース、10kmのミドルコース、4kmのショートコースは、秋田の豊かな自然を活かしたトレイルランニング大会として、地域活性化と環境保全の両立を目指しています。

奥武蔵ウルトラマラソン(70km)

埼玉県毛呂山町の毛呂山総合公園をメイン会場に開催される中心に開催70kmのトレイルランニング大会です。

富士山原始林トレイルラン in 精進湖・本栖湖(20k/17k)

山梨県富士河口湖町の旧精進小学校を会場に福田六花さんのプロデュースで開催される大会。ロングコースの22kmとショートコースの13.8kmの二つのコースは富士山特有の青木ヶ原樹海や烏帽子山などをめぐり、木漏れ日あふれる神秘的な森を走るコース設定です。

前週末の主大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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