DC Weekly 2025年2月19日 9 Dragons Ultra, Jackpot Ultra, Tarawera

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先週末開催のイベント

2月8日土曜日 – 16日日曜日

Montane Arctic Spine Race (472km)

スウェーデンの北極圏内にあるクングスレーデン・トレイル Kunglesden Trail の472kmを走るというシングルステージのレース。15人の参加者の中で、リーフ・アブラハムセン Leif Abrahamsen (NOR) が8日8時間14分で完走し、2回目の開催で初の完走者となりました。

2月8日土曜日 – 14日金曜日

The Coastal Challenge (230km, 6 stages)

コスタリカの海沿いのトレイルで行われた6日間のステージレースで、合計240kmのコースで行われました。ピエール・メスレ Pierre Meslet (FRA) とケイティ・ヤング Katie Young (GBR) がそれぞれ28:38と32:39で男子、女子の優勝者となりました。リザルトはこちら

2月14日金曜日 – 16日日曜日

9 Dragons Ultra (50m, 50k, 50/50)

香港で開催される50マイルと50kmのステージレースで、それぞれの距離のみを走るレースも別カテゴリーとして行われました。

両方を走る「50/50」の男子は前年の50km優勝のジョン・レイ・オニファ John Ray “Stinglay” Onifa (PHI) と、前回の50/50で2位のに入ったオレクシー・メルニク Oleksii Melnyk (UKR) の間の激しい戦いとなりました。1日目の50マイルは僅か1分差でオニファがリード。2日目の50kmではメルニクが滝のチェックポイントまでリードを保ちましたが、大帽山(タイモーシャン)への登りでオニファが逆転。そのまま9分差でフィニッシュして優勝を決めました。3位には安定したペースで走り切ったツァン・チュンキット Chun Kit Tsang (HKG)が入りました。続く4位には日本から参戦の丸山将真 Shoma Maruyamaが続きました。

「50/50」の女子では枝元香菜子 Kanako Edamoto (JPN) が両日ともトップを独走して、今年のチャンピオンのタイトルを獲得しました。2位のチョン・マンイー Man Yee Cheung (HKG)と3位のコーネリア・オズワルド Cornelia Oswald (AUT)は50マイル、50kmとも2位の座を争って接戦となりました。チョン・マンニーが両方のレースで後半に強さを発揮して2打もとに34分差で2位となりました。

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50/50(両日完走)

男子

  1. ジョン・レイ・オニファ John Ray Onifa (PHL) – 16:56:59
  2. オレクシー・メルニク Oleksii Melnyk (UKR) – 17:05:48
  3. ツァン・チュンキット Chun Kit Tsang (HKG) – 17:56:05

4 丸山将真 Shoma Maruyama (JPN) – 18:53:31

女子

  1. 枝本加奈子 Kanako Edamoto (JPN) – 21:09:01
  2. チョン・マンイー Man Yee Cheung (HKG) – 21:43:46
  3. コーネリア・オズワルド Cornelia Oswald (AUT) – 22:17:21

1日目の50マイルのレースの男子は大瀬和文 Kazufumi Ose(JPN) が制しました。序盤はジェレミー・ヨンと共にレースをリードしましたがヨンがDNFとなりました。大瀬は単独リードを守って優勝。2位のユー・ウィンホーに1時間以上の差をつける圧勝で、2017年の50/50優勝以来のカムバックとなりました。パク・ライシャンとチャウ・チンラムの香港勢が優勝、準優勝となりました。序盤をリードしたセシル・フローレスは3位でフィニッシュしています。

50マイル

男子

  1. 大瀬和文 Kazufumi Ose (JPN) – 11:56:07
  2. ユー・ウィンホー Wing Ho Yu (HKG) – 13:01:26
  3. ツァン・ユーチュン Yiu Chung Tsang (HKG) – 13:17:27

女子

  1. パク・ライシャン Lai Shan Pak (HKG) – 14:26:36
  2. チャウ・チンラム Ching Lam Chau (HKG) – 14:49:37
  3. セシル・フローレス Cecile Flores (PHL) – 17:53:53

50km

男子

  1. ン・ワイヘイ Wai Hei Ng (HKG) – 6:20:04
  2. マシュー・ゲイ Matthew Gay (GBR) – 6:55:29
  3. コセ・ロダルテ Kose Rodarte (MEX) – 7:03:03
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女子

  1. オロール・ダシエ Aurore Dacier (FRA) – 6:58:56(総合3位)
  2. ニコール・ラウ Nicole Lau (HKG) – 8:14:50
  3. トリシャ・レイエス Trisha Reyes (PHL) – 8:37:02

全体のリザルトはこちら

Jackpot Ultra(48h, 24h, 12h, 6h, 100mile, 50mile)

米国のネバダ州ヘンダーソンで行われる1.1761616マイル(約1.89km)の舗装路の周回コースを使うウルトラマラソンのイベントの中で、100マイルのUSATF全米選手権が行われました。男子ではコディ・ポスキン Cody Poskinが13:46、女子ではジアン・スプリンガー Jian Springerが15:29でそれぞれ男子、女子のチャンピオンとなりました。

このレースではラジポール・パンヌ Rajpaul Pannu が最初に100マイルをマークし、全米チャンピオンとアナウンスされましtが、その後その成績はリザルトから削除されました。主催者によれば、フィニッシュ後に着用シューズのチェックを行ったところ、パンヌの着用していたシューズのソールの厚みが規定の40mmを超えていたことがUSATFの規則に反することからこの措置が取られたことが発表されました。着用していたのはHOKAのSkyward Xでこれはかかと48mm、前足部が43mmというスペックになっています。

リザルトはこちら

2月15日土曜日 – 16日日曜日

Tarawera Ultra-Trail by UTMB (162k, 102k-Golden Ticket, 50k, 21k)

ニュージーランドのロトルアでUTMBワールドシリーズが開催されました。DogsorCaravanではそれぞれのレースの結果をいち早く速報しています。

2025年Tarawera Ultra-Trail by UTMBリザルト・100kmでクロフトとジョーンズが勝利、甲斐大貴がゴールデンチケット獲得、100マイルで宮﨑喜美乃が優勝

2025.02.16

Fourmidable (50K, 35K, half marathon, 13k)

アメリカ・カリフォルニア州オーバーンで開催される大会の50Kでは、ジョシュ・パーク Josh Park が3:43で男子優勝、ケイシー・キャンベル Casey Campbell が4:36で女子優勝を勝ち取りました。リザルトはこちら

今週末開催のイベント

2月19日水曜日 – 23日日曜日

The North Face Transgrancanaria (128k, 84k, 45k, 24k, 12k, VK)

スペインのグランカナリア島で開催される大会で、Classic 126km、Advanced 82km、Marathon 47kmなどのレースが行われます。「グランカナリア・ワールドトレイルメジャーズ Gran Canaria World Trail Majors」のレースとなっており、Classicがロングシリーズ、Marathonがショートシリーズのポイントランキングの対象となります。当サイトではプレビュー記事を掲載しています。

2025年 The North Face Transgrancanaria プレビュー・欧州のシーズン開幕戦、過去最多の5300人が参加

2025.02.17

2月21日金曜日 – 23日日曜日

臺北超級馬拉松(台北ウルトラマラソン)(48h, 24h, 12h, 6h, 100km)

台北市の新山公園で開催されるロードのウルトラマラソン大会で、663メートルの周回コースで48時間走、24時間走、12時間走、6時間走が行われます。

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2月22日土曜日 – 23日日曜日

Borneo Ultra Trail Marathon (100マイル、100k, 50k, 30k)

マレーシアのサバ州コタキナバル北部のキウル渓谷で開催されるイベントで、自然のジャングルと地域の文化的な景観を組み合わせたコースで、100マイル、106km、55km、32km、9kmのレースが行われます。Asia Trail Masterのシリーズ戦となります。

2月22日土曜日

善通寺五岳山 空海トレイル(45k, 30k, 15k, 6.5k)

弘法大師空海ゆかりの地である善通寺市の西側に連なる五岳山(香色山・筆ノ山・我拝師山・中山・火上山)で開催される大会で、5つの山を通る15kmに周回コースで、15km、30km、45kmのレースが行われるほか、6.5kmのハーフも行われます。

Sai Kung 50 – race 4 HK50 series (54k, 22k, 13k)

香港の西部で豊かな自然で知られる西貢(サイクン)地区で開催されます。Action Asia Eventsによる香港の50kmのトレイルレースのシリーズ戦の最終戦です。累積標高差2965mD+の54.5kmのほか、35km、22km、13kmのレースが行われます。

Sean O’Brien 100k/50m/50k/Marathon/30k

米国カリフォルニア州マリブのマリブクリーク州立公園で開催される100km、50マイル、50km、マラソン、30kmの距離のレースからなる大会です。サンタモニカの山々と海の景色を楽しみながら走るコースが魅力です。

2月23日日曜日

DA MONDE TRAIL Presents Way to Go!! (8km)

愛知県民の森の約8.3kmの周回コース(累積標高約580mD+)で開催されるイベントで、1周の8.3km、2周の16.6km、3周の24.9kmのカテゴリーが設けられ、あらゆるレベルのランナーが参加できる大会となっています。

GGR-solo- (24h, 7.1km loop)

夏のチーム参加のトレイルリレーの大会「GREEN-GO-ROUND」のスピンオフイベントとして広島県呉市倉橋町のホシアカリ山びこで開催される大会。ソロで1周1.53km、標高差106mD+のコースを24時間で何周できるかに挑戦します。

球磨川リバイバルトレイルショート(30km)

熊本県球磨村で開催。球磨川流域で発生した令和2年7月豪雨災害からの復興支援と、球磨川周辺の自然の素晴らしさを全国に伝えるという目的で始まった100km、100マイルの大会とショートの大会が秋に開催されていますが、今回はショートが2月に開催されます。コースは30km(累積標高約1,700mD+)となります。

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