DC Weekly 2023年10月11日 LAKE BIWA 100, OSJ Koumi 100, ハセツネCUP, Transjeju by UTMB, 峨山道、Louzan、菅平

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

(写真 Transjeju by UTMBのスタート Photo © UTMB)

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先週末開催のイベント

10月6日金曜日 – 8日日曜日

LAKE BIWA 100

三重県菰野町の湯の山温泉をスタートし、鈴鹿山脈、湖南アルプス、比叡山系、比良山系を経て滋賀県大津市の比良レークハウスへ至る169km、10,500mD+のコースで3回目の大会が開催されました。男子では昨年優勝の中谷亮太が25時間19分で連覇。序盤からレースを独りでリードした中谷が後半に入ってリードを広げていく展開で、大会新記録での優勝となりました。2位に板垣渚が27時間29分、3位に西方勇人が28時間9分で続きました。女子のレースは30時間55分で向井成美が三連覇を達成。2位はシー・ウェンフェイ Wenfei Xie (CHN) で32時間37分、3位は谷口三佳で33時間32分でした。リザルトはこちら

100 Miles Sud de France (170km, 95km, 55km)

ピレネー山脈のフランス側、ペルピニャンの郊外の海沿いの街から山へと向かうコースで開催されました。170kmのレースではアントニー・ピピトン Anthony PIPITONE が24時間27分で男子優勝、セリーヌ・ロウキエ Céline ROUQUIÉ が36時間30分で女子優勝という結果でした。リザルトはこちら

Gran Trail Penalara (104k, 61k, 11k)

スペイン・マドリード近郊の名山、ペニャララ山(2428m)のピークを踏む山岳トレイルレース。104kmはアントニオ・ダビラ Antonio Dávila が12時間33分、マリア・ビオスカ Maria Del Carmen BIOSCA BALLESTEROS が16時間24分で男子、女子でそれぞれ優勝。61kmはパブロ・ビジャ Pablo Villa が5時間5分、サラ・ロレンソ Sara Lorenzo が6時間36分でそれぞれ優勝しました。リザルトはこちら

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Olla de Núria (21.5km)

スペイン・カタルーニャのヌリアで行われる21.5km 1940mD+のレースはスペイン・ポルトガルのGolden Trail National Seriesのファイナルでした。男子はロバート・プケモイ Robert Pkemoi (KEN)が2時間12分、女子はヌリア・ジル Núria Gil が2時間46分で勝利を収めました。リザルトはこちら

10月6日金曜日 – 7日土曜日

Šmarna Gora (10km)

スロベニアで1979年から続く山岳ランニングイベントでマウンテンランニングW杯のシルバーレーベルの大会でした。距離10km、累積710mD+と350mD-のコースを制したのは男子がイサッコ・コスタ Issaco Costa (ITA) で43分12秒、女子はスサンナ・サープンキ Susanna Saapunki (FIN) で49分41秒でした。リザルトはこちら

10月7日土曜日 – 9日月曜日

OSJ Koumi 100

八ヶ岳の東麓、松原湖高原スケートセンターを会場に、35kmの周回コースを5周する175kmのレースでした。女子のレースは冨澤いずみが28:32で優勝。この大会では歴代4位となる好タイム、今年の総合8位となる好成績でした。2位は鎌倉明子で30:35、3位は高橋瑞恵で33:02でした。男子選手では澤道人が25:30で優勝。澤はこの大会では3度トップ10入りしていますが今回は頂点に立ちました。28分差の25:58で東条叙宏が2位、26:12で酒井亮児が3位でした。リザルトはこちら

10月7日土曜日 – 8日日曜日

Arkansas Traveler (100m)

アメリカ・アーカンソー州で開催の100マイルで今年で32回目という歴史ある大会。男子はブレンダン・コンネル Brendan Connellが15:48で優勝、女子はニコール・ラフトン Nicole Laughtonが16:53で優勝でした。リザルトはこちら

TransJeju by UTMB (100k, 50k, 20k, 10k)

韓国の最南端に位置する火山の島、済州島(チェジュ島)で開催される大会は今年からUTMBワールドシリーズに加わりました。100kの男子は2019年のOCC3位、昨年のNice by UTMBの50K優勝のルオ・タオ Tao LUO (CHN) が9:18で優勝。久々の100kmで勝利を勝ち取りました。2位にはチン・ガイドゥ Guidu QIN (CHN) が9:22、3位はドー・ジ Ji DUO (CHN) が9:40、そして4位には今年春のウルトラトレイルマウントフジで優勝したチョウ・ジアジュ Jiaju ZHAO (CHN)と上位は中国勢が独占する結果でした。日本のアスリートは5位に9:57で西村広和、10位に11:02で万場大、11位に竹村直太、14位に野本浩礼、18位に高橋和之が続きました。女子ではチェン・ウェンロン Wenrong ZHENG (CHN)とチェン・リン Lin CHEN (CHN)が二人で揃ってコースを進み、12:22でフィニッシュ。チェン・ウェンロンが4秒早くフィニッシュして優勝、チェン・リンが2位となりました。二人に8分差で枝元香菜子 Kanako EDAMOTOがフィニッシュし、12:40で3位となりました。日本勢は伊東ありかが13:17で4位、中園真理亜が14:23で8位、影山絢子が15:17で18位でした。

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50K男子はイ・シンジン Xingjing LI (CHN) が4:27で優勝、近江竜之介 Ryunosuke OMIが約10分差の4:36で2位に。3位はメン・ガンフ Guangfu MENG (CHN) で4:48。5位に甲斐大貴 Hiroki KAIが4:54で続きました。女子はマウントフジ優勝のシャン・フージャオ Fuzhao XIANGが総合7位となる5:06で優勝。イ・アンナ Anna LIが5:33、ワン・シン Xin Wangが6:06と中国勢がトップ3を独占。嶋津令子が7:05で9位でした。リザルトはこちら

© UTMB

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10月7日土曜日

峨山道トレイルラン(77k, 30k)

石川県で開催される古道「峨山道(がさんどう)」をベースとしたコース。「クラシカル77km」の男子は水口駿介が8:34で優勝、高島宏希が9:02で2位、加藤和成が9:04で3位に。女子では井筒智子が9:53で優勝、三島陽子が10:20で2位、楞川佳奈が10:38で3位でした。「ミドル30km」は橋貴正が2:32で男子優勝、田中範幸が2:57で2位、西澤聡が2:59で3位で続きました。ミドル30km女子は東風良子が3:38で優勝し、寺野さくらが3:49で2位に。2位に12秒差の3位は福島一二三で3:49でした。リザルトはこちら

Louzan Skyrace (Skyrace 25km, 15.7km, 7km vertical)

ポルトガルのロウザン山地でスカイランナー・ワールドシリーズの最終戦が行われました。25kmのレースを日本の小田切将真 Shoma OTAGIRIが制しました。小田切はワールドシリーズのレースでは初優勝です。女子はイクラム・リャルサラ Ikram Rharsalla (ESP) が優勝しています。当サイトでは別の記事でこのレースをレポートしています。スカイランナー・ワールドシリーズは10月28日にイタリア・リモーネでシーズンのチャンピオンを決めるSkyMastersが開催されます。

Cuyamaca 100k

アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ郊外で開催。三つのループコースからなる100kmのレース。ニック・ステンジャー Nick Stengerが10:30で男子優勝、ジェイド・ベルツバーグ Jade Belzbergが11:38で女子優勝でした。リザルトはこちら

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今年のハセツネ30kはトレイル比率が高くなった新コースに

Flagstaff Sky Peaks Mountain Runs (50m, 50k, 26k, 10k)

アメリカ・アリゾナ州のアリゾナ・スノーボール・リゾートで開催。50マイルはマシュー・ワリナー Matthew Warrinerが9:03、ホリー・ホビアス Holly Hoviousが11:51で男女それぞれで優勝しました。リザルトはこちら

10月8日日曜日 – 9日月曜日

ハセツネカップ・日本山岳耐久レース(71k)

東京の奥多摩、あきる野で開催されるクラシック・レース。今年のハセツネCUPは髙村貴子 Takako Takamuraが8時間53分で女子のレースで五連覇を達成。男子は川崎雄哉 Yuya Kawasakiが7時間20分で2016年に続いて2度目の勝利を手にしました。当サイトではリザルトのレポート記事を公開しています。

10月8日日曜日

スカイライントレイル菅平(65km, 42km, 21km)

長野県菅平高原。秋に季節を移して開催されました。ロング42kmは山口幸博が5:34、佐塚裕美子が6:17で男女それぞれで優勝。ミドル21kmは山岸正季が2:10で男子優勝、続く総合2位の小川咲絵が2:16で女子優勝でした。初めて根子岳山頂を通るコースとして開催されたエキスパート65kmは荒木諒が8:15で男子優勝、梁煥平が10:25で女子優勝という結果でした。リザルトはこちら

トレイルランカムイシリ(25k, 10k)

北海道石狩郡、当別町道民の森を会場に開催。25kmは高橋彰(2:08)、小谷奈穂(2:30)、10kmは外山貴浩(1:23)、横岩恵利子(1:53)がそれぞれ男子女子のレースを制しました。リザルトは大会ウェブサイトから。

霧島登山マラソン(9k)

宮崎県高原町。標高1,574mの高千穂峰の山頂まで往復の9.0km / 1,200mD+のレースで、今回が21回目の開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

Lantau 2 Peaks (23km, 15km)

香港の中でも豊かな自然が残るランタオ島で開催。島の二つのピークをつなぐ23kmのレースは台風の接近のため15kmに短縮して開催されました。男子はブラド・イクセル Vlad Ixel (AUS) が1:15、女子はザイン・ウィリアムズ Zein Williams (GBR) が1:38で優勝。リザルトは大会ウェブサイトから。

今週末開催のイベント

10月13日金曜日 – 15日日曜日

Sky Gran Canaria (50k, 35k, 21k, 6k)

スペイン・カナリア諸島グラン・カナリア島で開催されるトレイルランニングのイベント。この大会はWMRAのマウンテンランニングW杯 Valsir Mountain Running World Cupの今シーズン最終戦となっており、金曜日に6kmのUphill、土曜日に35kmのLongの各レースが行われます。大会Facebookページでは天候の影響か、コースの一部変更が予告されています。

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Kodiak Ultramarathons by UTMB (100M, 100K, 50K, 21K, 10K)

アメリカ・ロサンゼルス近郊の標高2,000mのサン・ベルナルド山脈で開催される大会で、今回は10回目の開催で初めてUTMBワールドシリーズの大会として開催されます。100マイル、100kmなど5つのレースが開催されます。

10月14日土曜日 – 15日日曜日

OZEIWAKURA SKY VALLEY(3km, 5km, 9km, 15km, 30km)

群馬県片品村のホワイトワールド尾瀬岩鞍で開催。「尾瀬岩鞍バーティカルキロメーター」がリニューアルされて昨年から始まった大会です。ジャイアントウォールを含む5km 1000mD+のエキスパートコースや3km 700mD+のチャレンジコースのほか、30km、17km、9kmのレースが開催されます。

Indiana 100

アメリカ・インディアナ州アルビオンのChain O’ Lakes State Parkで開催される100マイル。公園内の20マイルの周回コースで行われます。

Salomon Cappadocia Ultra-Trail (119k, 63k, 38k)

トルコでも最も有名な観光地、世界遺産のカッパドキアを走る大会です。

10月14日土曜日

Autumn 100

イギリス・ロンドンから西に行ったテムズ川に面したGoringとStreatleyの二つの村を拠点にした100マイルのレース。累積獲得高度は1,500mD+となっています。

10月15日日曜日

AKITA TRAIL RUN FESTIVAL(24k, 10k, 4k)

秋田市の大平山スキー場を会場に開催されるロング24km、ミドル10km、ショート4km、親子ペア4kmのレースが開催されます。

富士山原始林トレイルラン in 精進湖・本栖湖(25k/17k)

山梨県富士河口湖町の旧精進小学校を会場に開催。福田六花さんがプロデュースする大会で富士の樹海の中を走るコースとなっています。

八ヶ岳トラバース ロード&トレイルランニング (35k, 15k)

山梨県北杜市のサンメドウズ清里ハイランドパークを会場に開催される大会で、観音平、天女山を通るロング35kmと天女山を通るショート15kmが予定されています。

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