(写真 メレル・スカイランナーワールドシリーズ第三戦、Acantilados del Norte Skyrace 女子優勝のサラ・アロンソ。Photo © SWS)
毎週月曜日朝の恒例、配信番組Monday Morning Run(MMR)の最新回を公開しました。今週は、世界のトレイルランニング界を揺るがしたビッグニュースから、コミュニティの熱い試走報告まで、盛りだくさんの内容でお届けしています。
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【動画】Monday Morning Run #06:Mt. FUJI 100 エントリーリスト公開、過熱するASUMI 40Kと最新移籍ニュース
今週のトピック
- Mt. FUJI 100 分析:ついに公開されたリストから、今年は100マイル以上に「ASUMI 40K」が異常なまでの高密度な競技レベルになっている点に注目。上田瑠偉、小笠原光研といった国内トップ勢に、中国のウー・アーチン、フィリピンのジョン・レイ・オニファらが激突する構図は、まさにUTMBにおけるOCCのような「最も熱い激戦区」となる予感を感じさせます。
- 中国メディアの視点:中国のアスリートやメディアにとって、マウントフジでの活躍が本国でどのような価値(リワード)を持つのか、現地の事情を深掘りします。
- 最新移籍ニュース:Salomonによる東米アレクサンダーソン選手の獲得や、2024年富士王者のデン・ゴーミン選手のKolon Sport正式加入など、シーズンの勢力図を左右する動向を解説。
- ライブ配信の進化:米国の伝統の一戦「Chuckanut 50K」や、中国の「Gaoligong」で行われた高品質なライブ配信から見える、メディアと自治体の新たな関係について。
あなたの週末をシェアしませんか?「#DCResults」
DogsorCaravanでは、リスナーの皆さんが週末にどのトレイルを走り、何を感じたかを共有するキャンペーン「#DCResults」を実施しています。
皆さんの投稿は、毎週の「Monday Morning Run」の冒頭で岩佐がピックアップしてご紹介します。毎週日曜夕方にDogsorCaravanのInstagramストーリーズに投稿される「質問スタンプ」から回答。
「大シガイチへの挑戦」や「イギリス・コーンウォールの鉱山トレイル」など、今週も素晴らしいエピソードが届いています。ぜひ、あなたの「走った記録」をお知らせください!
Instagram: https://www.instagram.com/dogsorcaravan/
▼ Monday Morning Run #06 の視聴はこちらから
先週末開催のイベント
今週末はUTMBワールドシリーズの連戦や、国内屈指のテクニカルレースなど、世界各地でエキサイティングなトレイルランニングの週末となります。各地のコース概要と見どころをまとめました。
3月20日(金)– 22日(日)開催
中止・Tenerife Bluetrail by UTMB(スペイン・カナリア諸島)
北大西洋のスペイン・カナリア諸島のテネリフェ島で開催されるUTMBワールドシリーズの大会で、今回はライブ配信も行われる予定でした。しかし、接近した暴風雨を受けて警報が発令されたことから、大会開催の前日に今年の大会の中止が発表されました。
Chianti Ultra Trail by UTMB(イタリア)
トスカーナの美しいブドウ畑と丘陵地帯を抜けるこの大会の中でも120kのカテゴリーは、男女それぞれの上位2選手がWestern Statesの出場権が得られるGolden Ticket Raceに指定されていることから注目されていました。そして、上記のように中止されたTenerife Bluetrail by UTMBに出場予定だったエリート選手には、直前でChiantiへのエントリーが認められました。これにより、コートニー・ドウォルター (USA)やアンドレアス・ライテラー (ITA)が急遽参戦することとなりました。
その120kのカテゴリーのコースは距離120kmで累積標高5,200mD+でした。女子のレースは、序盤から予想外の展開を見せました。ノルウェーのマリ・ヴェッテルハス Mari Wetterhus (NOR) が序盤をリードしますが、51km地点を過ぎた頃には順当に実力ある選手たちがレースを主導し始めます。2023年CCCチャンピオンのインヴィル・カスペルセン Yngvild KASPERSEN (NOR) が首位に立ち、それをレイチェル・エントレキン Rachel ENTREKIN (USA) と、トレイルランニング界の絶対女王コートニー・ドウォルター Courtney DAUWALTER (USA) が数秒差で追うという、緊迫した三つ巴の展開がそれから70km以上にわたって続きます。105km地点の最終チェックポイントでも、カスペルセンのリードは続き、2位のエントレキンに約2分半、3位のダウウォルターにさらに1分ほどの差がありました。しかし、ここから絶対女王の本領が発揮されます。最後の15km、テクニカルな下りと細かなアップダウンが続くセクションでドウォルターが猛烈な追い上げを見せ、フィニッシュライン直前で逆転に成功し、11時間31分55秒で劇的な優勝を飾りました。カスペルセンは1分半差の2位、エントレキンが3位で表彰台に登りました。なお、ウェスタンスイツ100のゴールデンチケットは、優勝のドウォルター、3位のエントレキン、4位のジェマ・ヒリアー・モーゼス Gemma HILLIER MOSES (GBR) が辞退したことから、2位のカスペルセンと5位のローレン・ピュレッツ Lauren PURETZ (USA) が獲得しました。
120k男子は中盤で勝負が決する展開となりました。序盤は2024年UTMB王者のヴァンサン・ブイヤール Vincent BOUILLARD (FRA) や、地元イタリアの強豪、アンドレアス・ライテラー Andreas REITERER (ITA) を含む7人の先頭集団がレースを牽引していました。51km地点で集団は、ボイヤール、ライテラー、そして トマ・カルダン Thomas CARDIN (FRA) の3人に絞られます。しばらくは並走が続きましたが、87km地点までにカルダンが独走態勢を築き上げ、2位以下に6分以上の大差をつけました。カルダンはその後も落ち着いた走りでリードを広げ、9時間58分38秒という圧倒的なタイムで頂点に立ちました。激しかったのは2位争いで、ライテラーとブイヤールは、後半のすべてのチェックポイントをほぼ同時に通過するデッドヒートを展開。最後はライテラーがわずか36秒差でブイヤールを振り切り、準優勝に輝きました。ボイヤールは昨年に続き、2年連続の3位でのフィニッシュとなりました。ゴールデンチケットは2位のライテラーが辞退したことから、優勝したカルダンと3位のブイヤールが獲得。トマ・カルダンはショートからミドルディスタンスのトレイルレースで活躍してきたアスリートですが、この日は120kで強さを発揮したのみならず、ウェスタンステイツで100マイルに挑戦することも宣言することになりました。
Ultra Trail Chianti Castles (120KM) 男子
- トーマス・カルダン Thomas CARDIN (FRA) 09:58:38
- アンドレアス・ライテラー Andreas REITERER (ITA) 10:06:16
- ヴァンサン・ブイヤール Vincent BOUILLARD (FRA) 10:06:52
- トビアス・ガイザー Tobias GEISER (ITA) 10:21:35
- バティスト・コタンティエック Baptiste COATANTIEC (FRA) 10:49:17
- ジェフ・モガヴェロ Jeff MOGAVERO (USA) 10:55:24
Ultra Trail Chianti Castles (120KM) 女子
- コートニー・ドウォルター Courtney DAUWALTER (USA) 11:31:55
- インビル・カスペルセン Yngvild KASPERSEN (NOR) 11:33:34
- レイチェル・エントレキン Rachel ENTREKIN (USA) 11:38:13
- ジェマ・ヒリアー・モーゼス Gemma HILLIER MOSES (GBR) 12:04:30
- ローレン・ピュレッツ Lauren PURETZ (USA) 12:25:13
- マリ・ウェッテルハス Mari WETTERHUS (NOR) 12:56:32
Chianti Ultra Trail (75KM) 男子
- アンジェイ・ヴィテク Andrzej WITEK (POL) 05:39:16
- ギョーム・ティフェヌ Guillaume TIPHENE (FRA) 05:47:11
- アレッサンドロ・アフォラティ Alessandro AFFOLATI (ITA) 05:48:42
- ダビデ・シェラズ Davide CHERAZ (ITA) 05:51:54
- ラモン・マネッチュ Ramon MANETSCH (SUI) 05:52:26
- ジャン・ゼピッチ Zan ZEPIC (SLO) 05:56:01
Chianti Ultra Trail (75KM) 女子
- エリサ・クリスティンスドッティル Elísa KRISTINSDÓTTIR (ISL) 06:22:31
- ジュディス・ウィーダー Judith WYDER (SUI) 06:31:48
- ハンナ・デルクセン Hannah DERKSEN (NED) 06:46:11
- バルボラ・ザーヴォドニーク Barbora ZÁVODNÍK (CZE) 07:07:38
- アウローラ・ボージア Aurora BOSIA (ITA) 07:34:46
- カリーナ・ヘルムライヒ Carina HELMREICH (GER) 07:41:12
Ushuaia by UTMB(アルゼンチン)
UTMBワールドシリーズはこの週末に欧州での二つの大会に加えて、南米・アルゼンチンのパタゴニアで大会を開催しました。南米特有の荒々しくも美しい大自然を駆け抜ける大会の85kの男子ではペルーのレミヒオ・ワマン・キスペ Remigio HUAMAN QUISPE (PER)が2位以下に55分の差をつけて圧勝しました。なお、130Kと85Kのレースは土曜日の早朝にスタートしましたが、上位選手が完走後のその日の午後に天候が悪化したことから、レースは打ち切りとなりました。リザルトはこちら(live.utmb)。
ADVANCE 85K 男子(総合)
1. レミヒオ・ワマン・キスペ Remigio HUAMAN QUISPE (PER) 09:31:43
2. マルティン・エドゥアルド・シチェロ Martin Eduardo CICHERO (ARG) 10:26:25
3. カルロス・ダニエル・モラレス Carlos Daniel MORALES (ARG) 10:29:43
4. ホセ・マヌエル・カルカモ Jose Manuel CARCAMO (ARG) 10:51:14
5. セバスティアン・ディオン Sébastien DION (CAN) 10:53:21
6. ダビ・リカルド・モングイ・ベルガラ David Ricardo MONGUI VERGARA (COL) 10:53:26
ADVANCE 85K 女子(総合)
1. マイラ・エデネット・エスパルサ Mayra Edenet ESPARZA (ARG) 12:56:02
2. タチアナ・フェドセエワ Tatiana FEDOSEEVA (AIN) 13:01:23
3. ソル・バドレイ Sol BADORREY (ARG) 13:38:55
4. マリ・ピエール・ディオン Marie-Pier DION (CAN) 13:56:48
5. ロアナ・フォン・ゲーフェルニツ・リマ Loana VON GAEVERNITZ LIMA (BRA) 14:15:37
6. エリアナ・エステファニア・ディアス Eliana Estefania DIAZ (ARG) 14:24:55
EPIC 130K 男子(総合)*女子選手の出場なし
1. フランコ・イソルナ Franco ISORNA (ARG) 13:31:10
2. ディエゴ・タレス Diego TALES (BRA) 14:35:51
3. マティアス・ビオッティ Matias VIOTTI (ARG) 14:37:35
4. ディアン・フェリペ・アセロス・マンティージャ Dian Felipe ACEROS MANTILLA (COL) 14:54:03
5. パブロ・ハビエル・トロサ Pablo Javier TOLOSA (ARG) 15:15:47
6. ファクンド・カサス Facundo CASAS (ARG) 15:26:55
CHALLENGE 50K 男子(総合)
1. ホアキン・ナルバエス Joaquin NARVAEZ (ARG) 05:10:18
2. マクシモ・メルカデール Maximo MERCADER (ARG) 05:24:18
2. ブライアン・モンテス・ビエイラ Braian MONTES VIEIRA (ARG) 05:24:18
4. ダリオ・マクシミリアノ・グスマン Dario Maximiliano GUZMAN (ARG) 05:34:17
5. ルシオ・ラモン・オラシオ・ガルバン Lucio Ramon Horacio GALVAN (ARG) 06:04:16
6. パブロ・セバスティアン・サルガド Pablo Sebastian SALGADO (ARG) 06:16:53
CHALLENGE 50K 女子(総合)
1. アナベル・オビエド・セララヤン Anabel OVIEDO ZELARAYÁN (ARG) 06:04:23
2. マルセラ・カサデイ Marcela CASADEY (ARG) 06:12:15
3. マリアナ・フェルナンデス Mariana FERNANDEZ (ARG) 06:36:55
4. ダニエラ・マルティネス Daniela MARTINEZ (ARG) 06:59:31
5. メラニー・シュルター Melanie SCHILTER (PER) 07:13:32
6. ニコル・ロスタン Nicole ROSTAN (ARG) 07:21:56
The Big Alta (米国・カリフォルニア、100k, 50k, 28k)
カリフォルニア州マリン郡で開催されたトレイルランニングの祭典は今年で3回目の開催で、新たに100Kカテゴリーが新設されました。
金曜日の朝8時にスタートした50Kは、この時期としては異例の熱波(最高気温が約30℃、体感温度は33℃に達する予報)に見舞われ、日陰の少ないコースレイアウトも相まって過酷なサバイバルレースとなりました。
女子でレース序盤からレースを引っ張ったのはエリン・モイヤー Erin Moyerでした。しかし、過酷な暑さを見越して第2エイドステーションでしっかりとアイシングと水分補給に時間をかけたモイヤーに対し、後を追うクレア・ローズ Klaire Rhodesは素早くエイドを通過。その後の下りでローズがモイヤーに追いつき、さらに後方からはヘレン・ミノ・フォークナー Helen Mino Fauknerが猛追してくるという三つ巴の展開となりました。勝負の分かれ目となったのは、コース最大の難所であるビッグロック・リッジ(Big Rock Ridge)への登りでした。ローズは日陰の登り区間でスパートをかけたといい、そのまま逃げ切って4:12で勝利を手にしました。ローズは来月のマウントフジ100のKAI70kにエントリーしています。2位には4:15でヘレン・ミノー・フォークナー、3位はエリン・モイヤーが4:17で続きました。
男子のレースは序盤の下りからダン・グリーン Dan Greenが猛烈なペースで飛び出して始まりました。しかし、下馬評の高かったデビッド・ノリス David Norris とドリュー・ホルメン Drew Holmenが着実に追いかけ、最初のエイドへ向かう登りでグリーンをかわします。二人はそのまましばらくは並走を続けます。勝負が動いたのは、やはりビッグロック・リッジへの登りでした。頂上付近にある急登のセクションでノリスが一気にペースを上げ、ホルメンを引き離しました。そのままノリスは3:43でフィニッシュして優勝、2位に7分余りの差でドリュー・ホルメン Drew HOLMEN (USA) が3:50で続きました。そして3位には手術からのリハビリを経て昨年のクリスマスシーズンからランニングを再開したばかりだというライアン・モントゴメリー Ryan Montgomeryが入りました。モントゴメリーは復帰戦ながら後半に順位を上げる見事な展開でした。
全体のリザルトはこちら。
Big Alta 50K 男子
- デイビッド・ノリス David NORRIS (USA) 3:43:07
- ドリュー・ホルメン Drew HOLMEN (USA) 3:50:24
- ライアン・モントゴメリー Ryan MONTGOMERY (USA) 3:57:50
- ケビン・スチュワート Kevin STEWART (USA) 3:58:57
- ダン・グリーン Dan GREEN (USA) 4:05:37
- リチャード・ロックウッド Richard LOCKWOOD (USA) 4:17:21
Big Alta 50K 女子
- クレア・ローズ Klaire RHODES (USA) 4:12:41
- ヘレン・ミノー・フォークナー Helen Mino FAUKNER (USA) 4:15:31
- エリン・モイヤー Erin MOYER (USA) 4:17:24
- ジェナ・ジリオッティ Jenna GIGLIOTTI (USA) 4:27:17
- アディ・ブレーシー Addie BRACY (USA) 4:47:06
- ヘザー・ジャクソン Heather JACKSON (USA) 4:47:39
金曜日の50Kに続いて土曜日には初開催の100Kが行われました。女子のレースはトップ3選手がわずか5分半の間にフィニッシュするという激戦ぶりでした。レースを制したのは先日のTarawera by UTMB 50Kで優勝のロビン・レッシュ Robyn LESHでした。2位には地元ミルバレーのアナ・ラウデン Anna LOUDENが4分差で入りました。残り3マイルで順位を上げて準優勝を手にしました。3位はシルヴィー・アーベル Sylvie ABELでした。彼女は最大の難所であるタマルパイス山の登りでは先頭を走る快走ぶりでしたが、エイドでの補給を切り詰めたことが仇となり、後半は激しい脱水症状と戦いながらのフィニッシュとなりました。
100K男子のレースは序盤のペースを抑えて、後半に前方の選手を捉えていくという、クラシックなウルトラランニングのレース展開となりました。優勝したのはケレン・ブランバーグ Kellen BLUMBERGで、序盤は遅れをとったかに見えましたが、60km付近から一気にトップに立ち、終わってみれば2位に20分の大差をつける圧勝でした。2位に入ったロブ・モルク Rob MOLKE (USA)も後半に次々と選手をごぼう抜きするというレース展開でした。マシュー・ズーパン Matthew ZUPANはスキーパトロールとして雪山を歩き回って鍛えた強靭な脚力でこの日のトップ3に入りました。全体のリザルトはこちら。
Big Alta 100K 男子
- ケレン・ブランバーグ Kellen BLUMBERG (USA) 8:18:28
- ロブ・モルク Rob MOLKE (USA) 8:38:12
- マシュー・ズーパン Matthew ZUPAN (USA) 8:49:53
- ザック・ハウアー Zach HAUER (USA) 8:50:56
- ダレン・トーマス Darren THOMAS (USA) 9:14:17
- エイブリー・コリンズ Avery COLLINS (USA) 9:15:32
Big Alta 100K 女子
- ロビン・レッシュ Robyn LESH (USA) 9:45:34
- アナ・ラウデン Anna LOUDEN (USA) 9:49:32
- シルヴィー・アーベル Sylvie ABEL (USA) 9:51:01
- ジュヌヴィエーヴ・ナドー Genevieve NADEAU (CAN) 10:30:22
- エレナ・オーモン Elena ORMON (USA) 10:35:10
- ニコール・バーグストロム Nicole BERGSTROM (USA) 10:36:05
3月21日(土)– 22日(日)開催
Eco Trail Paris(フランス)
「都市と自然の共生」を掲げるパリで開催される都市型トレイルランニングレースとして人気を集めます。走力や経験に合わせて様々な距離のレースが酔いされています他、参加者が最も多い花形は80kmのレースです。男子はピエール・フォサール Pierre FOSSARD (FRA) が5:39、女子はアンナ・カールソン Anna CARLSSON (SWE)が6:46で今年のレースを制しました。リザルトはこちら。
Trail 80km 男子
1. ピエール・フォサール Pierre FOSSARD (FRA) 5:39:15
2. アンブロワーズ・ボンフィス Ambroise BONFILS (FRA) 5:55:52
3. ヤン・グッターマン Jan GUTERMANN (FRA) 5:58:37
4. アラン・ル・パラブ Alan LE PALABE (FRA) 6:00:41
5. ロマン・ルイ Romain LOUIS (FRA) 6:04:55
6. ティボー・フォンボンヌ Thibaud FONTEBONNE (FRA) 6:07:57
Trail 80km 女子
1. アンナ・カールソン Anna CARLSSON (SWE) 6:46:20
2. イザベル・デュプレ Isabelle DUPRE (FRA) 6:59:45
3. ノルウェン・ショーベル Nolwenn CHAUVEL (FRA) 7:01:44
4. カリーヌ・ロワイエ Carine LOYER (FRA) 7:03:02
5. シルヴァーヌ・キュッソ Sylvaine CUSSOT (FRA) 7:16:40
6. ヴァランティーヌ・ブルジョワ Valentine BOURGEOIS (FRA) 7:19:21
Northburn 100 Ultra Mountain Run(ニュージーランド)
ニュージーランド南島、セントラル・オタゴの過酷な高地を舞台にした山岳トレイルのタフな100マイルレースです。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
OSJ新城トレイル(11k, 32k, 64k)
愛知県新城市の県民の森を会場に開催される大会は、春シーズンの本格的な山岳トレイルコースで人気です。日曜日の11kmでは名定里音が1:16、大掛柚奈が1:28で男女それぞれで優勝しました。翌日の32kmは三浦裕一が3:57で男子優勝。女子は2位に37分の大差をつけて佐俣明香莉が4:40で優勝しました。32kmのコースを2周し、タイトな制限時間の中で行われるダブル64kは全員男性の51人がスタートして14人が完走、河内陽介が9:21で勝者となりました。リザルト速報はこちら。
11km 男子
1. 名定 里音 1:16:08
- 星野 大輔 1:18:08
- 星野 晴 1:20:42
- 吉川 健太 1:20:48
- 佐藤 あきら 1:21:36
- 刀根 久徳 1:22:51
11km 女子
1. 大掛 柚奈 1:28:23
- 杉野 綾乃 1:46:00
- 川村 里沙 1:48:19
- 白坂 奈津子 1:53:21
- 井澤 妙子 1:54:24
- 清藤 崚花 1:57:13
32km 男子
1. 三浦 裕一 3:57:14
- 酒井 亮児 4:03:09
- 小林 大輝 4:13:59
- 工藤 祐輔 4:16:33
- 副島 陸 4:16:43
- 星野 大輔 4:17:10
32km 女子
1. 佐俣 明香莉 4:40:26
- 冨澤 いずみ 5:17:11
- 山内 菜摘 5:14:33
- 前田 佳代乃 5:52:48
- 葛井 美保 6:07:50
- 木内 和恵 6:14:43
64km 男子
1. 河内陽介 9:21:20
2. 東翼 9:26:54
3. 森田祐生 9:34:33
4. 牧野高大 9:37:54
5. 伊藤健太 9:46:55
6. 長谷川直紀 9:53:11
腾冲⾼黎贡超级⼭径赛(ガオリゴン)
中国雲南省で開催されている大会で、2018年には「by UTMB」のレース第1号として開催されました。その後の休止を経てUTMBワールドシリーズには入らなかったものの2024年に大会は復活しています。今年の大会の模様を中国メディアの情報をもとに紹介します。
100マイルカテゴリーの「MGU」は距離167.9km、累積標高8536mD+のコースで開催されました。男子はチャン・ウェイチャン Zhang Weiqiang 張偉強が圧倒的な走りで昨年に続いて連覇しました。昨年のタイムを上回り、21時間48分08秒での優勝でした。女子は序盤はチョウ・フェフェン Zhao Fufen 趙福芬がリードしていましたが、チー・リンジェ Chi Lingjie 遅令傑がCP9でトップに立ち、そのまま後続との差を広げて優勝。コースレコードを2時間以上も縮める24時間40分24秒での勝利でした。
120kmのRCE(距離121.6km、累積標高5942mD+)は男子はグー・ロンチャオ Gu Rongchao 顧榮朝が終始リードして優勝。女子はチェン・ウェンロン Zheng Wenrong 鄭文栄が大会記録を上回る15時間8分13秒で昨年に続く連覇を達成しました。
55kmの「THT」は距離53.6kmで累積標高2126mD+のコースで行われました。男子は陸上競技から転向して初めてトレイルを走るというヤン・チュンロン Yang Chunlong 楊春龍が4時間20分42秒で優勝。前夜には39℃の熱がありながらも翌朝にはレースに参戦して、勝利を収めました。女子はチャン・ティン Zhang Ting 張廷が5時間9分58秒で制しました。
3月21日(土)開催
おんじゅくオーシャントレイル(千葉県)
房総・御宿の海岸線と背後の低山を繋ぐ、春の訪れを感じさせる爽快なコースです。砂浜ランニングという独特のセクションがあり、脚力が試されます。16kmの男子では小島達喜が1:13で男子優勝、町田彩羽が1:27で女子優勝となりました。リザルトはこちら。
16km 男子(総合)
- 小島 達喜 1:13:54
- 松尾 浩晃 1:13:55
- 渡邊 寛希 1:16:18
- 小松 健一 1:18:36
- 吉川 雄大 1:19:51
- 花澤 通孝 1:20:04
16km 女子(総合)
- 町田 彩羽 1:27:58
- 小幡 真紀 1:31:27
- 高見 菜津季 1:36:51
- 佐藤 亜紀 1:41:56
- 松本 愛未 1:44:51
- 岩月 佳奈子 1:46:47
5km 男子(総合)
- 若菜 優雅 0:22:10
- 野原 崚平 0:23:15
- 木川 綾人 0:23:20
- 大内 龍裕 0:24:22
- 郡 恵樹 0:24:34
- 古山 浩一 0:25:20
5km 女子(総合)
- 岡田 直香 0:29:30
- 渡邊 光織 0:32:08
- 野口 さとみ 0:32:58
- 菅谷 咲音 0:33:13
- 野口 紗菜 0:33:15
- 岡部 理帆 0:36:10
Chuckanut 50k(アメリカ・ワシントン州)
アメリカ・ワシントン州ベリンハムで開催されるこの大会は春のクラシックレースとしてアメリカのパシフィックノースイーストでは人気の大会で今回で32回目の開催。ベリンハム氏のサポートにより、今年は大会の模様がライブ配信されました。
男子のレースを制したのは、地元ベリンハムを拠点とする ウィル・マレー Will MURRAY (USA)でした。昨年、一昨年と2年連続で8位に甘んじてきたマレーでしたが、3度目の正直で見事に頂点に立ちました。この日は序盤のフラットなトレイルセクションでアダム・ソーランド Adam SOLAND (USA) が飛び出し、マレーを約1分リードして先頭を走ります。しかし、コース最大の難所である登りを経て尾根上のトレイルに入ると、マレーがその実力を発揮し、ソーランドを追い越して先頭に立ちます。その後、マレーは終盤のフラットなセクションでも力強い走りを見せ、3時間33分34秒で優勝しました。2位にはノア・デュソー Noah DUSSEAU (USA) が3:41、3位にはディラン・フルウェリング Dylan FLEWELLING (USA) が続きました。
女子のレースは驚きの逆転劇となりました。序盤をリードしたのはハーフマラソンで1時間11分の記録を持つローザ・モリエロ Rosa MORIELLO (USA) でした。彼女は2位以下に3分以上の差をつけて登りセクションへ進みます。しかし、その後の後半のテクニカルなトレイル区間で追い上げたのが、カナダ・ノースバンクーバーから参戦した アンドレア・リー Andrea LEE (CAN) でした。リーはそのまま独走態勢となり4:19で優勝。昨年の出産を経ての見事な走りでこのレースでの初優勝を飾りました。2位には、昨年の優勝者であるジェイド・ベルツバーグ Jade BELZBERG (CAN) が入り、3位には地元の実力者の サラ・パクソン Sarah PAXSON (USA) が食い込み、表彰台に上りました。リザルトはこちら。
50K 男子
- ウィル・マレー Will MURRAY (USA) 3:33:54.7
- ノア・デュソー Noah DUSSEAU (USA) 3:41:42.8
- ディラン・フルウェリング Dylan FLEWELLING (USA) 3:42:41.3
- ライアン・サリバン Ryan SULLIVAN (USA) 3:43:49.1
- エリック・ハメル Eric HAMEL (USA) 3:45:12.3
- ショーン・スティーブンス・ホエール Shaun STEPHENS-WHALE (USA) 3:49:41.2
50K 女子
- アンドレア・リー Andrea LEE (CAN) 4:19:55.2
- ジェイド・ベルズバーグ Jade BELZBERG (CAN) 4:22:37.4
- サラ・パクソン Sarah PAXSON (USA) 4:24:37.8
- ジェニー・クイルティ Jenny QUILTY (USA) 4:24:55.1
- アンナ=カタリーナ・ヴィルヘルム Anna-Catharina WILHELM (USA) 4:32:21.0
- レア・マリガン Lea MULLIGAN (USA) 4:32:41.9
3月22日(日)開催
“豊揚杯” 温嶺黄金海岸跑山賽(Wenling Golden Coast Trail Race)
中国浙江省台州市で行われたこの大会は海沿いの風光明媚ながら激しいアップダウンのあるトレイルで開催され、42km、80km、25kmの3つの部門で開催されました。
この大会のユニークなポイントとして、総合成績を競うだけでなく、コース内で最も景色が美しくかつ難易度が高いとされる4.2km(累積標高352m)の区間タイムのみを競う「精華路段挑戦賽(エッセンス区間チャレンジ)」が設けられていることが挙げられます。この区間チャレンジの男女上位3名には、なんと大会パートナーの銭江(Qianjiang)ブランドのオートバイが贈呈されるという豪華な副賞も用意されていました。
42kmの男子はルオ・タオ Luo Tao 駱滔が選手が最初の下りで足首を捻挫するアクシデントに見舞われながらも、後続の激しい追撃を振り切り、3時間38分51秒で優勝を果たしました。2位は チョウ・フー Zhao Hu 趙虎でした。女子レースではヤン・ヤン Yang Yan 楊艶が序盤からリードを奪い、見事大会連覇を成し遂げました。続く2位には日本の吉住友里 Yuri Yoshizumi が入りました。中盤から順位を上げて楊艶選手を猛追し、4時間31分10秒で見事2位に入賞しました。ちなみに今年のHK100 – Halfの56kmではヤン・ヤンが2位となったのに続いて4位に吉住が入っていました。
さらに、この42km部門の男女上位4名は、上記の「エッセンス区間チャレンジ」においても昨年のコースレコードを大幅に塗り替える驚異的なスピードを見せました。
80km部門の男子ではトップ3人が終始競り合い、全員が7時間40分を切るという非常にハイレベルな戦いとなりました。中盤の長い登りでリードを奪ったヤン・ジァンジァン Yang Jianjian 楊健健選手が7時間29分11秒で逃げ切り優勝し、ティアン・ペン Tian Peng 田鵬が2位、ワン・ルーチン 王汝琴(Wang Ruqinが3位に続きました。女子は中国では花姐(フアジェ)のニックネームを持つベトナムの強豪、ハウ・ハ・ティ Hau Ha Thi (VNM)がスタート直後から圧倒的な実力を見せ、後続を引き離して8時間53分35秒で優勝しました。2位にはイ・イン Li Ying 李穎が入りました。
今週末開催のイベント
3月27日金曜日 – 3月29日日曜日
Buffalo Stampede(100k, 42k, 20k, 10k)
オーストラリア・ビクトリア州の「トレイルランニングの首都」ブライトを舞台に開催される、国際的なスカイランニングシリーズの一戦です。ブライトの街からマウントバッファロー最高地点「ザ・ホーン」を目指す100kmを筆頭に、42kmのスカイマラソン、20km、10kmと幅広いカテゴリーが用意されており、3,000人以上のランナーが集まるオーストラリア最大規模のトレイルフェスティバルです。2026年大会はオーストラリアのロングコーストレイルナショナル選手権も兼ねています。
Dalat Ultra Trail(100k, 70k, 50k, 21k, 15k, 5k)
ベトナム中部高原の歴史ある街ダラットを起点に、ランビアン峰を超えるアジア・トレイルマスター(ATM)シリーズの一戦です。松林、高原の丘、湖、滝など変化に富んだ景観の中を駆け抜けるコースは、最大累積獲得標高2,079mと最大勾配17%の挑戦的なプロフィールを持っています。ベトナム中南部で開催される主要国際大会として定着しており、100kから5kまで幅広いランナーが参加できます。
Trail du Ventoux(75k, 64k, 46k, 29k, 15k)
フランス南部プロヴァンス地方のモン・ヴァントゥーを舞台に開催されるトレイルレースです。2026年大会はフランス・トレイルランニング選手権の開催コースとして選ばれており、土曜日のオープン種目に加えて、日曜日に代表格の選手権部門が設けられる特別な年となっています。会場はボードワン村で、格調あるヴァントゥーの山岳地形を縦横に走るコースが魅力です。
Antelope Island Buffalo Run(100m, 50m, 50k, 25k)
グレートソルトレイクに浮かぶアンテロープ島を舞台に、毎春開催されるユタ州の人気トレイルレースです。広大な塩湖を見下ろすシングルトラック、砂漠の草原、そして野生のバイソンの群れとともに走るユニークな体験が魅力で、100マイルから25kまで4つの距離が用意されています。マウンテンウェスト地域を中心に遠方からも多くのランナーが集まる人気大会です。
Georgia Death Race(74m)
アメリカ・ジョージア州のブレアズビル近郊、ヴォーゲル州立公園をスタートし、アミカロラフォールズ州立公園にゴールする74マイル(約119km)のポイント・トゥ・ポイントレースです。制限時間24時間という過酷な条件のもと、アパラチア山脈の深い森と急峻な起伏を踏破します。2026年は第14回大会を迎えます。
Lantau 70(70km)
香港・ランタウ島の全島をぐるっと一周するランタウトレイル70kmを舞台にしたレースです。獲得標高3,500mにのぼる起伏のあるコースは、山岳シングルトラック、急登・急下降に加えて、平坦な海岸沿いの舗装路も組み合わさった多彩な地形が特徴です。ゴン・ピン、タイ・オ、シュイ・ハウの3か所のフルサポートチェックポイントのみで戦うセミ・セルフサフィシェントのレースで、ソロおよびリレーの両部門が設けられます。
Umstead 100
アメリカ・ノースカロライナ州ローリー近郊のウムステッド州立公園を舞台に開催される100マイル(約160km)のエンデュランスランニングレースです。12マイルのループコースを8周する比較的走りやすいトレイルで、今年は第31回大会を迎えます。制限時間は30時間で、50マイルの部も用意されています。
3月28日土曜日 – 3月29日日曜日
三浦半島縦断トレイルラン大会(41km, 16km)
神奈川県三浦市を舞台に、三浦半島の自然地形をそのまま生かしたコースで行われる大会です。木の根や岩、倒木がコースを彩るアップダウンの激しい本格的なトレイルで、山頂では富士山をはじめとした360度の絶景も楽しめます。Aコース(41km)は制限時間10時間、Bコース(16km)は4時間です。
六甲縦走キャノンボールラン(112km, 56km)
神戸市の有志が主催する草レースで、六甲山の全縦走路(須磨浦公園〜宝塚)を舞台に開催されます。春と秋の年2回開催で、今大会は第34回です。公認大会とは異なる自由な雰囲気の中で、六甲全山縦走にチャレンジするランナーたちで賑わう人気イベントです。
神宮外苑ウルトラマラソン(12h, 24h)
東京・明治神宮外苑の周回コースを舞台に、制限時間12時間または24時間で走り続ける時間走形式のウルトラマラソン大会です。都心のフラットなコースで公式記録が得られる大会として人気です。
ATGTRAIL(45k, 25k)
神奈川県厚木市を起点に、丹沢山系の山野を駆け抜ける大会です。スタートは厚木青少年広場、ゴールは厚木中央公園に設定され、45kのロングと25kのショートの2部門で競われます。前週の3月28日(土)には関連イベント「Almost April」も開催予定です。
ハセツネ30K
東京・あきる野市を舞台に開催される「日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)」の姉妹大会です。今年は第18回を迎え、約30kmのコースを7時間15分の制限時間内に完走するレースとして行われます。奥多摩の山岳地形をコンパクトに体験できる大会として人気を集めています。
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