[UTMB] シューズの検討

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UTMBの準備に関するメモシリーズ。これまでのメモはこんな感じ。

今回はシューズについて。シューズは様々な選択肢があり、履き心地は主観的な評価になりがちで、デザインなどの好みも大きく分かれるので、あくまで当方の好みということで。

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昨年の経験からいってレース中には大きな天候の変化もあり得る。UTMBのトレイルは固い(よく踏まれている)といわれ、それは正しいが、コース中のピーク付近では岩がゴロゴロしたガレ場もあったし、前日が雨だったこともあって避けようのない一面のどろんこを進むしかない場面もあった。

当方も100マイルのレースは未体験ゾーンであり、後半は足がどのようになっているかは想像するしかない。

ひとまず、今のところはあまり軽量すぎず、相応のクッションとトラクション(走行面に対する引っかかり)があること、前足部とくにつま先の保護が相応にあること。濡れることを前提に水抜けが悪くないこと。こうした条件で今手に入るもので考えると、Inov-8 / Roclite 295(295グラム)かMontrail / Badrock(325グラム)、The North Face / Single-Track(326グラム)を候補に考えている。いずれも最近活発に新製品が出ている、300gを切る軽量、フラットソール(前足部とかかとのソールの厚さの差<ドロップ>が10mm以内)ではないオーソドックスなシューズで、未経験の長いコースを走りきるうえではコンサバティブな選択を考えた次第。

Inov-8 / Roclite 295(295グラム)は軽量なミニマリストシューズを展開するInov-8の製品ラインの中では比較的重い部類だが、プロテクションと軽さのバランスがよくとれていると思う。ソールはよく曲がり柔らかなあたりがミニマリストシューズから派生した製品であることを感じさせる。接地点をある程度選ぶので無理な足運びを避けることでケガが避けられるミニマリストシューズの利点をある程度享受しつつも、プロテクションもそれなりにあるのが魅力。ただつま先のトゥボックスが広く、足指の動きがいいもののシビアな下りでは足捌きの妨げになるのではないかとの不安も。

Montrail / Badrock(325グラム)はRogue Racerが加わって軽量なシューズが充実するmontrailの製品ラインの中ではプロテクション重視の思いシューズという印象を受けるが実際はそれほど重いわけではない。ドロップは10mm(21mm/11mmで)。ソールはややごつい印象。今期から登場したFluidpostというプロネーションコントロールのための衝撃吸収素材がソールのかかと内側に仕込まれている。まだあまり試していないが良くも悪くも普通にクッションの効いたランニングシューズと同じ感覚で履けるのではないか。Roclite295ほどでないがトゥボックスも広い。スタートではRoclite295を履き、ドロップバッグを置けるCourmayeurで足のコンディションをみて履き替えることを考えている。

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The North Face / Single-Track(326グラム)は昨年のReprise UTMBで履いて、特段の問題もなく最後まで完走できた。重さのわりにはソールは柔らかく、ちゃんとロックプレートが入っているのに足裏感覚があるというちょっと不思議なシューズ。ドロップは12mm(22mm-10mm)。シューズの水抜けもよい。昨年春から既に何足目かを履いているので特徴はよく理解できている。コンサバにいくならこれを使えばいいのだが、つい新しい何かを投入したい誘惑のせいで躊躇している。今シーズンあたりからのミニマリストシューズ、ベアフットシューズの流行の中では、重さがあるのに柔らかく足裏感覚があるというのはちょっと不思議な感覚ではあるが、ある意味ではいいとこ取りができているといえる。今年登場したDouble-Trackというのもありより軽量だが足を入れたことがないので、Single-Trackと比べてどうなのかわからない。

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その他、検討したシューズ。

La Sportiva / Electron(340グラム)。足にぴったりとしたフィット感と強力なトラクションの生む信頼感で当方の周辺でも人気急上昇のLa Sportivaは当方も好み。Electronは新開発のモルフォダイナミックソールがでこぼこの激しいトレイルでも安定した接地感があると効いて注目している。しかし、足入れをしてみると、LaSportivaのシューズに共通する履き始めの窮屈さ、トゥボックスの狭さが気になる。これもSportivaに共通だが水抜けもあまりよさそうには見えない。340グラムというのも相当な重量級でレースには少々向かないか。

 

La Sportiva / Raptor(325グラム)。昨年秋以降、トレーニングでよく使っている。安心感のあるプロテクション、Crossliteよりもスティッキーなラバーを使ったソール、比較的足入れが窮屈でないことなどが気に入っている。水抜けを試す場面にはあまり遭遇していないが、構造からみてあまり水抜けはよくなさそう。透湿性はあまりよくないと思う。反面、多少の雨や泥なら容易には侵入しない安心感はある。もう一足新品を買い直して投入するまでの気持ちにならなかった。でもいいシューズだ。

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La Sportiva / Crosslite(290グラム)、La Sportiva / Crosslite2.0(290グラム)、La Sportiva / Skylite2.0(270グラム)

みんな大好きCrossliteは当方も昨年のキタタンで初投入したときはあまりのフィットのきつさに泣いたが、その後は慣れ、シャモニーにも持っていき、秋の信越五岳では履いて完走した。強力なグリップの効くスパイク上のソールパターンや軽量でありながらつま先のプロテクションがちょうどよいことが魅力で、濡れていない走れるトレイルレースでは最強だといえる(濡れた岩などではかえって滑りやすい気がする)。ただ、本来はあまり長い距離に向いたシューズではないのだろうと思う。Crosslite2.0はアッパーなどが変更された新バージョンだが、水抜けがよくないというレビューを目にしている。足入れはしていないが2.0は旧バージョンより足入れの窮屈さは軽減されていると聞いた。Skylite2.0はソールがより薄く、スパイクが低くなっているスピードモデル。

Montrail / Rogue Racer(250グラム)。ドロップは9mm(18mm-9mm)。今年登場したmontrailの軽量レーシングモデルで当方も3月のWTC50kに始まり、春から夏のトレイルレースはいずれもこれで走った。数字以上に足を入れた感じは軽く、メッシュ状のアッパーの通気性も最高によい。クッションもかなりあって、ロックプレートもちゃんと入っているので軽いのにソールは固く、突き上げも少ない気がする。ソールの一番固いアウトソールは薄く、突起も低いが意外とすり減るのは遅くて長持ちする。と、いいことづくめのようだが、つま先のプロテクションは最小限なので、集中力が下がってつま先を岩や木の根にぶつけると痛い思いをし、足指の爪を傷めることになる。またアッパーが薄いせいか、あまり耐久性はなく、当方のRogue Racerも前足部のソールが曲がるあたりのアッパーは薄破れ気味。でも、50kくらいまでで走れるレースなら最高の選択肢の一つだと思う。

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Inov-8 / X-Talon 212(212グラム)。Inov-8といえばこれをイメージする同社軽量モデルの代表作。当方も何度か履いていて、昨年秋の赤城山トレイルレースで履いた。非常にソールが軟弱なのと、スティッキーなスパイクがごつごつ出ているのが印象的。ランナーを選ぶシューズには違いないが、意外と普通に走れる。ロードでも柔らかいスパイクがクッションとなるのか意外と普通に走れる(ただロードを走るとスパイクは摩耗しやすい)。つま先のプロテクションも最小限ではあるがそれなりにある。実はUTMBでも使えるかも、と思ったが少々冒険することになりそうなので止めておく。

 

Inov-8 / Roclite 312 GTX(312グラム)。上述のRocliteと同じソールパターンながらよりクッションがあり、GoreTEXを用いているので防水性がある。もし、UTMBのコースの相当の部分が雪で覆われていたり、気温が非常に低いことが予想されるならGoreTEXを使ったシューズがいいかもしれない。なおGoreTEXを使ったローカットのランニングシューズは雨や泥の侵入を防ぐにはほとんど意味がない(くるぶしからどんどん入ってきて、一旦侵入すると水抜けしないので不快さが続く)。防寒や締まった雪の上を走る場合の防水というのがこうしたシューズが生きる場面のようだ(日本ではあまり使えるシーンはなさそう)。

 

 

Salomon / XT wing S-LAB 4(315グラム)。Salomonのエリートアスリート向けプロダクトS-LABのバージョン4だがまだ買えるショップは少ない。あまりSalomonのシューズにはなじみがないが、S-LABのコンセプトには憧れは感じる。S-LAB4はSoft Ground、Fell Crossというモデルもある模様。

Hoka ONE ONE / Mafete(320グラム)。昨年のハセツネでトップに食い込んだフランス人選手が履いていて注目を集めたHoka。その分厚くフラット、幅広のソールはトレイルランニングシューズとは思えない外観。当方は足入れをしてOSJ湘南クラブハウスで試走させてもらったが、決して重いシューズではなく、外観の異様さにかかわらず意外と普通に走れるシューズだ。触れ込み通り、厚く幅広なソールは下りの接地面をあまり選ばず安定して駆け下りることができるし、ロードでもつま先の上がったソールが重心の前への移動を妨げない。というわけで多くの人にとって魅力あるシューズだといえそう。しかし、ミニマリストの美点の裏返しで、安易な下りの接地をすることになれば、かえってケガを誘発する可能性もあるかもしれない(多くの場面で接地面を選ばないが100%どこでも安定するわけではないだろう)。また、当方が履いた際は足形があわないのか親指外側にマメができたので、本気でつかうなら対策が必要かもしれない。

 

 

 

ああ、シューズのことを書き始めるとつい長くなりますな。以上、当方の主観的な感想ですので、あくまでご参考に。また、ここにふれていないシューズは当方が知らないだけで、いいものもあるはず。

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