[DC] 今週末17日土曜日にオーストラリアで開催・The North Face 100 Australia #UTWT

今年から始まったUltra Trail World Tour(UTWT)のシリーズ戦も全10レースのうち既に5レースが終了。後半に入って6レース目となるThe North Face® 100 Australiaが今週末の5月17日土曜日に開催されます。

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Sponsors The North Face 100 UTWTのシリーズ戦となっている100kmの部はオーストラリアのシドニーからほど近く、世界自然遺産に指定されているブルー・マウンテンズ国立公園で開催。コースの大半は標高1000m以下ですが、スタート/フィニッシュ地点と57km地点のエイドステーションが位置するカトゥーンバ/Katoombaの町を除いては、コースの大半は深い自然の中に位置しています。

The North Face 100km 2014 Map Open Tracking

The North Face 100 Australiaのコースマップ。大会ウェブサイトより。

今回が8回目となる100kmのレースは5月17日(土)午前6時30分(日本時間同日午前5時30分)から約900人のランナーが6つのグループに分かれてのいわゆるウェーブスタートで開始。大会記録は男子がブレンダン・デイビス/Brendan Davisの9時間16分12秒(2013年)、女子がベス・カーデリ/Beth Cardelliの11時間1分8秒(2013年)。

昨年から始まった50kmのレースは787人が同日午前7時5分(日本時間同日午前6時5分)から4つのグループに分かれてスタートします。

以下はこのレースを楽しむためのリソースと注目選手のご紹介です。当サイトでも随時Twitterアカウント・@Dogsorcaravanにて100kmのレースの状況について日本語で紹介する予定です。

2014年The North Face 100 Australiaに関する主なリソース

有力選手紹介

【男子】

Brendan-Davies-UTMF2014

今年のUTMFで天子山地を下りてA9麓に5位で向かうブレンダン・デイビス/Brendan Davies。

  • ホルヘ・マラヴィラ/Jorge Maravilla(アメリカ):昨年はLake Sonoma 50で4位、今年1月のBandera 100kで優勝。3月のTransgrancanariaでは期待されたものの上位入りを逃しました。そろそろ大きな勝利をつかみそうなランナーです。
  • ブレンダン・デイビス/Brendan Davis(オーストラリア):昨年はUTMFを走った3週後のこのレースで2011年のキリアン/Kilian Jornetの大会記録を破って優勝。今年もUTMFで5位と活躍した彼の走りに注目したいところですが、6月にWestern Statesが控えていることを考えれば今回はあまり無理をしないというのが正攻法のはず。
  • スコット・ホーカー/Scott Hawker(ニュージーランド/オーストラリア):今年に入ってからVibram HK 100で5位、Taraweraでも5位と存在感をみせています。
  • アンドリュー・タッキー/Andrew Tuckey(オーストラリア):2012年、2013年のこのレースでともに3位。
  • ステュ・ギブソン/Stu Gibson(オーストラリア):2010年のこの大会で優勝。
  • ベン・ダフス/Ben Duffus(オーストラリア):昨年のこの大会で7位。先月のオーストラリアでの初めてのスカイランニングのレースとして話題となったBuffalo StampedeでDakota Jonesと競り合いました(レースはリタイア)。22歳。

【女子】
世界の有力選手が顔を揃えて男子以上にレース展開が注目されるのが女子です。

Fernanda Maciel in UTMF

今年のUTMFでA10本栖湖に向かうフェルナンダ・マシェール/Fernanda Maciel。

  • ヌリア・ピカス/Nuria Picas(スペイン):3週前のウルトラトレイル・マウント・フジ(UTMF)で優勝したばかり。先週のTransvulcaniaをリカバリーを優先して出場を見送っており、今回のTNF 100 Australiaも決して万全ではないはず。しかし、そんなヌリアがどこまでレースをリードするかは興味深いところ。
  • フェルナンダ・マシェール/Fernanda Maciel(ブラジル/スペイン):3週前のウルトラトレイル・マウント・フジ(UTMF)で2位となったフェルナンダ。ヌリアと同じくまだ疲労回復の途中のはず。
  • ジョー・ヨハンセン/Jo Johansen(ニュージーランド):まだトレイルもウルトラマラソンも始めて日が浅いなかで3月のTarawera Ultramarathonで優勝して話題になりました。比較的走りやすいトレイルという点ではTaraweraと似ているこのレースでも活躍が期待されます。
  • ジョエル・ヴォート/Joelle Vaught(アメリカ):2012年のLake Sonoma 50で優勝。
  • ヒラリー・ビスケイ/Hillary Biscay(アメリカ):アメリカでプロ・トライアスリートとして活躍。2週前に開催されたIronman Australiaで5位。
  • クレア・ウォルトン/Claire Walton(イギリス):3月のTaraweraでジョーについで2位だったほか、2012年にはアメリカの100マイルレース、Tahoe Rim Trailで優勝しています。
  • ベス・カーデリ/Beth Cardelli(オーストラリア):昨年のこのレースを大会記録で優勝した彼女ですが、先月のBuffalo Stampedeをケガのためリタイア。今回のレースでの活躍は難しいかも。
  • ジル・フォーラー/Gill Fowler(オーストラリア):昨年のUTMBで6位に入ったオーストラリアの有力ランナー。
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星野由香理 Yukari HOSHINO UTMF 2022 レース後インタビュー

The North Face 100 2014 – Are you ready? from The North Face Australia & NZ on Vimeo.

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