今週末の5月25日(日)はスペイン・バスクで42.195kmのトレイルランニング・レース、ゼガマ/Zegama-Aizkorriが開催されます。こちらは世界スカイランニング連盟/ISFの世界シリーズ戦/Skyrunning World Series(SWS)のSKYの部(50km未満)の第一戦。2週前に80kmのトランスバルカニア/Transvulcaniaで勝負を分けたばかりのルイス・アルベルト・ヘルナンド/Luis Alberto Hernando、キリアン/Kilian Jornetが参戦するなど、話題のレースとなりそうです。
Sponsored link
Zegama-Aizkorriは標高296mに位置するZegamaをスタートし、森林やテクニカルな山岳ルートを経てZegamaに戻ってきてフィニッシュする42.195km。コース上の標高の最高は1551mですが、コース上の山岳ルートは下のコース紹介の動画にもあるようにかなりのアップダウンを含む難コース。42kmという距離ながら累積獲得高度は5472mD+におよびます。レースのスタートは5月25日(日)午前9時(日本時間同日午後4時)です。
女子の注目は昨年このZegamaで優勝したエミリー・フォスバーグ/Emelie Forsberg(スウェーデン)でしょう。2週前でのTransvulcaniaでは序盤の混雑の中で転倒して腕を縫う傷を負ってリタイアしましたが、今回のレースでは結果を期待できそうな様子。さらに昨年3位のスティービー・クレマー/Stevie Kremer(アメリカ)、昨年スイスの伝統のレース・Sierra-Zinalで優勝のエリサ・デスコ/Elisa Desco(イタリア)、スペイン勢でTransVulcaniaで2位、3位となったMaite Mayora、Uxue Fraileが上位を競うでしょう。UTMFで優勝し、先週The North Face 100 Australiaで優勝したばかりのヌリア・ピカス/Núria Picasはエントリーしているもののリカバリーを優先して出場しないとのこと。
男子ではルイス・アルベルト・ヘルナンド/Luis Alberto Hernando、キリアン/Kilian Jornet(ともにスペイン)に注目でしょう。2週前のTransVulcaniaでルイスはついにキリアンに買ったばかり。昨年のZegamaではキリアンに次いで2位でした。ルイスが勢いに乗って再びキリアンに勝つかどうかに注目です。さらにスカイランニングの第一人者として、マルコ・デ・ガスペリ/Marco De Gasperi(イタリア)が参戦します。また、TransVulcaniaで6位のトム・オーウェンス/Tom Owens(イギリス)は40kmという距離には強みを発揮するランナー。フランスから参戦するミシェル・ランヌ/Michel Lanneも上位に食い込みそうです。
アメリカからは昨年夏のPikes Peak Marathonで宮原徹についで2位のアレックス・ニコルス/Alex Nichols、昨年のハセツネを走ったキャメロン・クレイトン/Cameron Claytonが走ります。
2014年Zegama-Aizkorriに関する主なリソース
- Zegama – Aizkorri 大会ウェブサイト
- 大会ウェブサイトにあるコースマップ
- iRunFarによる有力選手紹介。
- Ian Corless (Talk Ultra)による有力選手紹介。
- 仏・Trail Endurance誌による有力選手紹介。
- iRunFarによるレース当日のTwitterによる速報、速報ページ
- 大会のTwitterアカウント(@ZegamaAizkorri)、Facebookページ
First 21km of the Zegama SkyRace – YouTube
Zegama Km21 to the Finish – YouTube