原良和さんの優勝なるか?今週末、イタリア・トリノではロードのウルトラマラソンのビッグイベントであるIAU24時間走世界選手権大会/IAU 24H World and European Championshipsが開催されます。この大会に日本代表の一人として参加する原良和/Yoshikazu Haraさんは昨年12月に285kmで世界歴代2位を記録し、今回の世界選手権大会でも優勝候補の筆頭として注目されています。
IAU24時間走世界選手権のスタートは現地時間の本日11日午前10時(日本時間同日17時)にスタートします。
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IAU24時間走世界選手権とは
フルマラソンの距離を超える長距離走の国際競技団体である国際ウルトラランナーズ協会/International Association of Ultrarunnersは、24時間走、100km、50km、トレイルの世界選手権大会を開催しており、今回開催されるのはロードの周回コースを使って、24時間以内に走る距離を競うというレースとなります。
今年のIAU24時間走が開催されるのはイタリア北部、トリノのプリモ・ネビロ競技場。競技場のトラックと競技場の外周を組み合わせた一周2キロのコースで行われます。
注目選手は?
今年は41ヶ国から337人のランナーが参加する24時間走世界選手権では、やはり昨年12月に台湾で開催された東呉国際ウルトラマラソンで世界歴代2位となる285.366kmで優勝した原良和/Yoshikazu Haraさんが頭一つリードしています。原さんにとって初めてとなるIAU世界選手権大会での優勝に期待がかかります。当サイトが原さんにうかがったところでは「今回は個人の優勝と日本の団体優勝を狙っています」とのことでした。
ちなみに現在、24時間走の男子世界記録はギリシャの伝説のランナー、ヤニス・クーロス/Yiannis Kourosの303.506km(1997年)。ロードに限定してみると、同じくヤニス・クーロスの290.221km(1998年)となっています。
なお、前回優勝のJon Olsen(アメリカ)と工藤真美(日本)は今回参加を見送り。工藤さんは現在24時間走で255.303km(2011年東呉国際ウルトラマラソン)という世界記録を保持しています。
今回出場選手の自己ベストタイムの上位は次のようになっています。
(男子)
- 原良和/Yoshikazu Hara (JPN) 285.366km
- Lubomir Hrmo (SVK) 270.388km
- Takayashi Shigemi (JPN) 269.225km
- Ivan Cudin (ITA) 266.702km
- Barry Loveday (AUS) 265.00km
(女子)
- Katalin Nagy (USA) 243.720km
- Deb Nicholl (AUS) 239.564km
- Bernadette Benson (AUS) 238.261km
- Traci Falbo (USA) 237.660km
- Fiona Ross (GBR) 233.018km
日本代表チームは男子で原良和、重見高好、木曽哲男、楢木十士郎、藤田裕也、大島康寿の皆さん、女子で岡さゆり、白川清子、青谷瑞紀、藤原定子の皆さんで計10人の皆さんが世界選手権に挑戦します。
主なリンクなど
- 国際ウルトラランナーズ協会/International Association of Ultrarunners
- レース中の経過速報のウェブサイト
- レースに関する参加者向けガイドブック(PDF)
- 日本代表選手の大会に向けたコメント(JUA/日本ウルトラランナーズ協会のウェブサイト)