【編者より・新しいシリーズとして当サイトの取材のために出かけた旅行の際の出来事を日記形式で紹介する「取材日記」をお送りします。普段の記事よりもよりパーソナルな内容となると思います。】
トレイルランニングのオンラインメディア、DogsorCaravan.comの岩佐です。海外のトレイルランニングの魅力や最近の動向を紹介するのは当サイトの使命の一つ。すでに当サイトの記事でお伝えしているように、2月下旬に大会からお招きいただき、Ultra-Trail World Tourの第3戦となっているトランスグランカナリア Transgrancanariaの取材に行ってきました。
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トランスグランカナリアはUTMB同じく2003年にスタートした大会ですが、私がその存在を意識したのは、セバスチャン・シェニョーが2012年、2013年と連覇した様子を彼のビデオシリーズであるGet Ready Forでみた時からでしょうか。フィニッシュ地点の海の青さが印象に残ったのを覚えています。トランスグランカナリアが開催されるカナリア諸島にはラスパルマス島で5月に開催されるスカイランニングのビッグイベント、トランスバルカニア Transvulcaniaというのがあります。こちらのトランスグランカナリアの方は2月末か3月初めにグランカナリア島で開催されるのですが、2014年にUltra-Trail World Tourがスタートしてからはこちらも春のビッグイベントとして知名度が高まっています。
世界のトップ選手が集まり、それに伴いトレイルランニングのメディア関係者も集結するこの大会は、トレイルランニングのオンラインメディアとしては夏のUTMBとならんで重要な大会。取材したいとずっと考えていたのがついに実現したわけです。
今回の取材旅行の荷物はこちら。いつものことながら、DogsorCaravanにできる限りいい写真を少しでも多く載せるため、カメラ関係の機材にかなり偏った荷物です。最近は着るものについては洗剤を持参して旅先での洗濯することを前提に減らしています。さらに下着はウール素材のものだと数日くらいなら続けて着たままでも問題ないとわかり、さらに減らしています。今のところ、icebreaker、Smartwool、最近入手したOutboundのウール下着を愛用しています。
とはいえトレイルランニングの取材なので、温暖なカナリア諸島とはいえハードシェルとインサレーション(ダウンジャケット)は持参します(実際にはこれよりももう少し厚着を用意した方がよいような寒さを経験することになります)。今回は少し現地を走れたら、とランパン、ランシャツ、バックパックも用意しました。これを機内持ち込み荷物と手回り品の二つにまとめ、預け入れせず(チェックイン・ラゲッジなし、キャリーオンのみ)済むようにしています。機内持ち込み荷物は最近はローラーバッグのローラーが壊れやすく修理しにくいことと、移動の機動性が損なわれるのが気になって、大きめのバックパック(今回はMinaalのこれ)と現地での移動にも使うバックパックにしています。しかし、最近は重い荷物を背負うのが体に負担を感じるようになり、またローラーバッグにしようかと迷っているところです。
今回の目的地は、北大西洋のカナリア諸島のグランカナリア島です。この島の空港を目指すことになりますが、今回は予算と所要時間を考慮して、ターキッシュ・エアラインを乗り継いで行くことにしました。東京・成田を出発して、イスタンブール、マドリッドと二度乗り換える旅程で、飛行機に乗っている時間だけでも20時間を超えます。おそらく、最近復活した成田からマドリッドへの直行便を使えば、もう少し楽に行けるでしょう。
まずは夜10時に出発する成田からイスタンブールへ向かう便に。いつものように東京駅から成田への東京シャトルで第1ターミナルへ。
成田空港について少々トラブル。前夜にオンラインチェックインをしてみると最後のマドリッド・グランカナリア島についてはオンラインチェックインができず、最初の成田・イスタンブールもオンラインチェックインはできているのにチェックインカウンターに行くようにとの指示。結局成田のターキッシュエアラインの自動チェックイン機でもチェックインできず、カウンターに並ぶことに。2回乗り換えというややこしいのが対応できなかったのか、買った格安航空券が手間がかかる類いだったのか。ここがスムーズだといろいろ気分がいいので少々残念。
成田の第1ターミナルで夕食を取ろうとウロウロしているとA&Fカントリーのショップを発見。ウェアやバックパックはもちろん小物もいろいろ揃っているので、トレイルランニング旅行の前に忘れた物の買い足しもできそうです。
(続きます)