DC Weekly 2018年10月25日

スカイランナージャパンシリーズは先々週末のVKシリーズ最終戦に続いて、先週末はSky Classicシリーズ最終戦の志賀高原エクストリームトレイルが開催されました。当サイトでは現地から上位選手の情報やコースの様子をお伝えしました。

フランスではレユニオン島でGrand Raid Reunionが開催されたほか、フランスのトップ選手が集まるTempliersが行われました。今年はもっぱらフランス人の選手による上位のレースとなりました。

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(写真:先週末の志賀高原エクストリームトレイルより。 Photo by Koichi Iwasa, DogsorCaravan)

先週末のイベント

10月18日木曜日 – 21日日曜日:Reunion

  • Grand Raid Reunion (164km, 111km, 65km, 3区間のリレーによる184km): 南インド洋の島、レユニオンで行われるトレイルランニングレースは今回が26回目の開催。165km 9,700mD+のディアゴナル・デ・フゥ Diagonale des Fousは昨年優勝のベヌワ・ジロンデル Benoît Girondelと一昨年優勝のフランソワ・デンヌ François D’Haeneが23時間18分のタイで優勝。3位はマキシム・カザジャス Maxime Cazajousで24時間40分、2015年優勝のアントワーヌ・ギュイヨン Antoine Guillonは25時間7分で4位でした。女子はミンミ・コトカ Mimmi Kotka(スウェーデン)が序盤をリード。しかし優勝を勝ち取ったのはジョセリン・ポーリー Jocelyne Paulyで28時間54分。今年のUTMB®︎で3位になっていたアスリートです。29時間23分で2位タイに続いたのが今年のTDS®︎優勝のオードレー・タンギー Audrey Tanguyジュリエット・ブランシェ Juliette Blanchetでした。ミンミ・コトカは6位でフィニッシュしています。リザルトはこちら

10月19日金曜日 – 21日日曜日:Templiers

  • Festival des Templiers (78k, 101k, 62k, 37.5kなど): フランス南部の中央山塊のミヨー Millauで開催。76km 3,540mD+のグラントレイル・デ・トンプリエ Grand Trail des Templiersの男子はセバスチャン・スペーラー Sébastien Spehlerが6時間36分で二連覇。2位で続いたのは昨年も2位だったニコラ・マルタン Nicolas Martinで6時間38分。3位はアンリ・アンジオ Henri Ansio(フィンランド)で6時間58分。女子はスペインのアサラ・ガルシア Azara Garcíaが7時間38分で圧勝。2位にサラ・ビエイユ Sarah Vieuilleが8時間9分、3位にマリリン・ナカシェ Maryline Nakacheが8時間22分となりました。リザルトはこちら
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10月20日土曜日 – 21日日曜日:Cappadocia、TransJeju、Chaing Rai、UTN、六甲キャノンボールラン

  • Salomon Cappadocia Ultra-Trail (110k / 60k / 30k): トルコで開催されたUltra-Trail World Tourの第19戦。男子はアンドレア・マッキ Andrea Macchi(イタリア)が11時間12分で優勝。2位はマーカス・スコットニー Marcus Scotney(イギリス)で11時間31位分、3位はハリー・ジョーンズ Harry Jones(イギリス、タイ在住)で12時間18分。女子はマリヤ・ニコロワ Mariya Nikolova(ブルガリア)が13時間14分で優勝。カラノワ・アレクサンドラ Kalanova Alexandra(ロシア)が13時間24分で2位。今年のUTMB®︎チャンピオンのフランチェスカ・カネパ Francesca Canepa(イタリア)が3位(13時間42分)でした。リザルトはこちら
  • TransJeju (111k, 56k): 韓国・済州島(チェジュ島)で開催され、Ultra-Trail World TourのDiscoveryレースとなっています。です。111kのレースに出場したセバスチャン・シェニョー Sebastien Chaigneauは11時間33分で優勝。29分差の12時間2分で土井陵 Takashi Doiが準優勝となりました。セバスチャンと土井にはやや離されましたが、日本勢は3位に高橋和之 Kazuyuki Takahashi (13時間8分)、4位にいいのわたる Wataru Iino(14時間5分)、5位に八木(小林)慶太 Keita Yagi (14時間22分)、6位に田中啓介 Keisuke Tanaka(15時間53分)が続きました。女子は枝元香菜子 Kanako Edamotoが16時間42分で優勝。パク・ユンスク EunSook Parkが2位(16時間58分)、3位は鈴木栞奈 Kanna Suzukiで18時間52分。56kでは昨年優勝の長田豪史 Goshi Osadaが5時間59分で3位に。優勝したジュリアン・ベイカー Julien Baker(カナダ)から13分差でした。リザルトはこちら
  • Asia_Trail_MasterUltra-Trail Chiang Rai (122k, 66k): タイの最北部、チェンライAsia Trail Masterのシリーズ戦でした。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • UTN 100 (100k, 50k): タイ北部のラオスと国境を接するナーン県で開催。昨年に続いてAsia Trail Masterのシリーズ戦です。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • Mt.Rokko Cannonballrun (100k, 50k): 六甲全山縦走路を走る人気の大会ですが、ユニークな私設エイドなどで知られる人気のイベント。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
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10月20日土曜日:Otter African Trail Run, HK50, 志賀高原エクストリームトレイル

  • Otter African Trail Run (42k): 南アフリカのツィツィカマ国立公園の海岸沿いのコース。初年度となったGolden Trail Seriesは5戦を経て、このレースが最終戦となりました。男子はバルトロミエジ・プルゼドボジェスキ Bartłomiej Przedwojewski (ポーランド) が3時間40分で最終戦の勝利を勝ち取りました。Zegamaでは3位、Ring of Steallでは6位とこのポーランドのランナーは今シーズンの活躍が目立ちました。2位はマルク・ラウエンスタイン Marc Lauenstein (スイス)で3時間50分、オリオル・カルドナ Oriol Cardona (スペイン)が3時間51分で3位。キリアン・ジョネット Kilian Jornetは出場したもののケガのため途中でDNFでした。Golden Trail Seriesの年間チャンピオンはスティアン・アンゲルムント Stian Angermund-Vik (ノルウェー)に決まりました。アンゲルムントはここまでの5戦でいずれも2位、Otter Trail Runでは4位でした。女子はホーリー・ペイジ Holly Page (イギリス) が4時間37分で優勝。 ルース・クロフト Ruth Croft (ニュージーランド) が僅差で続いて4時間38分で2位。トニ・マッキャン Toni McCann(南アフリカ)が4時間41分で3位。年間チャンピオンはルース・クロフトが獲得しました。リザルトはこちら
  • MSIG HK50 Series – Hong Kong Island (24 km / 50 km): 香港の香港島で開催の50kmのレース。リザルトはこちら
  • Skyrunner-Japan-Series-logo-768x744 志賀高原エクストリームトレイル(54k, 32k, 8k): 長野県・志賀高原。山田琢也さんのプロデュースで開催。ミドル(32km 2000mD+)のレースがスカイランナー・ジャパンシリーズ Columbia Montrail Skyrunner Japan SeriesのSky Classicシリーズ全4戦の最終戦でした。女子は高村貴子 Takako Takamuraが優勝、男子は終盤まで競合いが続いた結果、牛田美樹 Miki Ushidaが勝利を勝ち取りました。二人は今年のSky Classicシリーズ年間チャンピオンに決まりました。ロング(54km)は小川壮太 Sota Ogawaが三回連続で優勝、町田知宏 Machida Tomohiroが2位に。この大会のリザルトは当サイトで詳しくお伝えしています
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10月21日日曜日: 富士山原始林、四尾連稜線、生駒

  • 富士山原始林トレイルラン in 精進湖・本栖湖(20k/17k): 山梨県富士河口湖町の旧精進小学校を会場に開催。20kmのロングは井上智弘が2:12:11、吉住友里が2:32:34で男女それぞれで優勝。吉住は男女総合6位。17kmのショートは市川竜太朗が1:06:55、矢島真代が1:25:38でそれぞれ優勝しています。リザルトはこちら
  • 市川三郷 四尾連稜線トレイルラン(35km/16km/8km): 山梨県市川三郷町。35kmのレースでは木村泰子が5時間3分、細山裕一が3時間35分でそれぞれ優勝しました。リザルトはこちら
  • 生駒チャレンジ登山大会:(32k, 23k, 12k): 大阪府交野市の私市水辺プラザを会場に開催。トレイルランの上級の部は私市から高安山までの生駒山脈を縦走する32kmのコースです。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

今週末のイベント

10月27日土曜日 – 28日日曜日:Javelina Jundred

  • Javelina Jundred (100m、100k): アメリカ・アリゾナ州。砂漠地帯の周回コースを5周する100マイル。毎年ハロウィン直前の週末に開催され、アメリカのシーズン最終盤の100マイルレースとなります。今年のUltra-Trail World Tourの第20戦でチャレンジャー・レーベルの大会です。

10月27日土曜日:Mogan Ultra、Eco Trail Funchal

  • Mogan Ultra 凯乐石莫干山越野赛 (70k, 30k, 8k): 中国・杭州市郊外のMogan Shan 莫干山で開催。Hong Kong 100のレースディレクターであるJanet NgとSteve Bremmerがレースディレクターとして初めて開催する大会です。
  • Eco Trail Funchal – Madeira Island (80k, 40k, 25k, 15k): マデイラ島フンシャルで開催。80kmの累積獲得高度は5,200mD+となるコースで開催されます。

10月28日日曜日: 宇都宮、龍馬脱藩、西米良、Mapawa

  • 宇都宮トレイルラン(17k、8k、4k): 栃木県宇都宮市。森林公園に設けられた17kmなどのトレイルランニングの大会で、星野由香理さんのプロデュース。
  • 龍馬脱藩トレイルレース(73k): 高知県須崎市、津野町。「奥四万十ウルトラトレイルレース」が大会名を改めて開催。
  • 西米良スカイトレイル(38k): 宮崎県の西米良村。熊本県との県境となる市房山まで駆け上がるコース。昨年までの西米良スカイランニング・クエストが名前を改めて開催されます。
  • Asia_Trail_MasterTrail 50 Mapawa (50k, 25k, 6k) : フィリピン・ミンダナオ島で開催。50km 2,400mD+のコースで開催されるAsia Trail Masterのシリーズ戦の一つです。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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